続強子の部屋

思いつくまま、気の向くまま、書いています。

まなびの杜

2017-01-17 21:55:16 | ひとりごと
夫の母校東北大学から出版されている本です。夫の書棚を整理して見つけました。
難しいことを優しく書いてくださって、私のような者でも興味を持って読めます。
まず、鈴木三男先生の、シモバシラと言う植物に霜柱ができる、とても面白いお話です。
そして平井敏雄先生のこけし人形に実は、虫が住みついていて、その木に栄養があれば
一二年で外に出てくる栄養分が少ないと、20年ぐらいこけしに住みついて、
出てくることがあるそうです。
わが家には大きな鳴子こけしがあります。思わず床の間を調べてしまいました。
虫の名はカミキリムシ、ヒラタキクイムシ、フルホンシバンムシ、だそうです。

次は箕浦幸冶先生の、貞観年津波のお話、仙台平野は過去三千年間に三度津波が
来ていたそうです。近いうちに仙台湾沖で巨大な津波が発生する可能性が懸念
されると書いていらっしゃいました。
その津波は相馬房総半島まで及んだそうです。2001年の6月の記事です。

柳澤英司先生は、仙台地方の活断層について書いていらっしゃいます。
1978年の宮城沖地震の被害についても、阪神淡路大震災についても
書いていらっしゃいます。市民の防災に対する意識の風化を懸念していらっしゃいます。
1999年の6月の記事です。

家具の転倒防止器具、ズレ止め、水、食糧は最低自分で確保しておかなければ
ならないと思いました。

シモバシラ、こけし人形、地震、津波、ずい分話が広がりました。そうなんです
このまなびの杜は、宇宙から、身体のことまで多岐にわたっています。
楽しい本です。大切にします。