LIFE IS GOOD! うろうろ人生旅日記

20代はいろんな国を歩き30代はサラリーマン。40で早期退職に手を挙げた。現在訪問69か国+1。只今バンコクで生活中。

フランス・シャモニーへ

1993年03月30日 | ヨーロッパ日記1993
3月30日 (火) ツエルマット 快晴-シャモニー 快晴 (LA CHAUMIERE)

7時前起床、学生さんの部屋から見えるマッターホルンは白く光り輝いていた。もう一日滞在したいという想いに後ろ髪を引かれつつ9時10分列車(27SF)に乗った。

VISP、MARTIGNYと列車を乗り換え一両だけの列車でスイス、フランス国境駅へ、気のいい親父と2人だけでフランス入りし、列車乗りかえてシャモニーに午後1時38分到着。インタ-ラーケンですごいと思い、ツェルマットでもっとすごいと感動し、シャモニはもうなんと言葉で表せばいいのか?ヨーロッパ最高峰モンブランこそ雲に頂を隠されているものの、針のようにとがった山々が天をつらぬいている姿にびっくりした。世の中にはこんなところがあるのか。

今日はどうしてもシングルに泊まりたかったのでインフォメーションで一番安いところ(157FF)を紹介してもらい20分かけて歩いていった。ここのホテルの親父は山岳ガイドらしい。2階の部屋からはアルプスが正面に見える。荷物を置いて駅に戻り明日のジュネーブ行きのチケットを買おうと思ったが、たまたま見た掲示板にパリ、リヨンまでの夜行列車のことを書いてありいきなり予定を変更してパリ(416FF)に行くことにした。

街ブらをして食料を買い込みホテルに6時過ぎ戻ってきた。おいしそうに見え買ってきたハムサラダがとても食べられる代物ではなくゴミ箱行きとなり悲しい。おいしそうな真っ赤なイチゴも日本のものほど甘くなく缶詰のフルーツもスイスで食べたものよりおいしくなかった。

少しだが山に雲がかかってきている。明日は晴れてくれと祈るだけだ。部屋の窓から山々を見ながら今回も持ってきた植村直己の本のモンブラン登山の部分を読むと痛いほどに彼の感じていることが痛いほどわかった。シャモニを飛ばそうかと思っていた昨夜、そうしなくて良かったとつくづく思う。

割と広いシングルルームで一人山を見ながらパンなんかをかじっていると、隣に彼女がいてくれればどんなに素晴らしかったか、などと考えてしまう。いつかまたシャモニを訪れてこの部屋にでも一緒に泊まる日がくれば今日のことを懐かしく語るのであろう。そんな日が早くくるといいのだが。


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