見えなくなるまでのカウントダウン2

一般人だと思ってたのに、視覚障害者でした。
 網膜色素変性症&錐体杆体(すいたいかんたい)ジストロフィーだってさ。

マスター

2010-04-24 00:38:13 | おしごとの話
ここ2日間ほど、
午前担当の方が体調を崩されたとのことで、


代打として、


  うさこ  午前デビュー!!



午前は男性スタッフがマッサージをしているので、
患者さんはうさこにビックリ。


「あんた 誰?」状態。



80%の確立で、
「いつもの人は?」と聞かれました。



   すみません。お休みなんです。
   私で我慢してくださいまし。。


中には、とっても残念そうにする患者さんもいて、
ほんっとに申し訳ない。。私なんかで・・・・



そんな感じの雰囲気で、午前デビューした私。 


今日のお昼休みの終わりがけのこと。
ぼーーーーっとしてたら、


ガチャ。


「こんにちわーー!○○ですーー!!」
と、男性の声。


振り向くと、そこには60後半らしき男性が。


白髪まじりの髪。
白い立派なヒゲ。
かっちりした体格。
腹から響く低い声。



    ん?・・・サンタクロース??
   


ほんと、そんな感じの見た目のオジサマが。



   おんや?  もしや・・この人。


やっぱり!
午前のマッサージさん!!


今週はお休みのはずじゃ・・・
ま、まさか! うさこの午後時間を奪いに・・・!!


渡さない! 絶対に渡さないわ! あたしの収入源!!


と、なんとも失礼なことを心の中で連発していた私。


そんなことを思ってる間、
サンタ・・いや、午前のマッサージさんは、
迷惑かけたことを先生やみんなに詫びていた。


その柔らかい話し方を聞いていたら
だんだんサンタではなく、軽井沢かどっかのコーヒー屋のマスターに見えてきた。



  よし、尊敬の念を込めて、


マスターと呼ぶことにしよう!


我ながら、ナイスネーミング☆


体調の具合と、来週から復帰できそうだと伝えたサンタ・・・いや、マスター・・・もとい、午前のマッサージさんは、


手みやげにどら焼きを置いて行ってくださった。
これがまた、絶品!

さすが、マスター☆


そして、私は帰ろうとするマスターを呼びとめた。


「すみません! ○○さん!」(ヘイ! マスター!)


個人的な挨拶がまだだったので、
軽い自己紹介と、今後のご指導のお願いをしてその場は終わったけど、



また会いたいです。マスター・・・
素敵な方でした・・・☆



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1 コメント

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おじょうずですね (rewcie(るーしー))
2010-04-24 20:35:03
文章がとてもお上手ですね。
つい引き込まれてしまいます。

素敵なマスターでよかったですね。
ご一緒にお仕事ができると楽しいでしょうね。
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