見えなくなるまでのカウントダウン2

一般人だと思ってたのに、視覚障害者でした。
 網膜色素変性症&錐体杆体(すいたいかんたい)ジストロフィーだってさ。

授かり

2011-09-05 13:17:01 | 視覚障害者の日常
今は、できちゃった婚を


『授かり婚』


というそうです。


なんか、良い言葉ですね☆


私自身が子どもが出来にくい身体なので


『できちゃった』


という表現に嫌悪感を感じていたので、


『授かり婚』


という言葉が早く定着してくれればと思います。


少し前までは


避妊に失敗しただけのこと


子どもをりゆに結婚ですか?


と否定的な感情すらあったのですが、


やはり、


妊娠すること、命を授かることは奇跡的で

とても神秘的なことだと思います。



おめでとうと言うべきことなんですよね。



年齢や経済的な理由で中絶する人も多いですが、


事情が事情ならば仕方のないことかもしれません。



けれど、身体の負担や心の傷は一生もの。



消えるものでもケアできるものでもないと思います。


中絶した過去を打ち明けてくれた友人が


『私は子どもを堕ろしてまで生きる資格はない』


と泣いていました。


堕胎せざるを得ない事情があったことも、納得いかないままの手術だったことも知っている分、


どう声をかけて良いかわかりませんでした。



『産んであげられなかった子の分まで幸せにならなきゃね』


とその子は最後に言っていましたが、


一生忘れてはいけないことを背負ってしまった彼女を見ていると言葉では表せない悲しい感情が込み上げできます。



妊娠するということは


『良いお母さんになってね』


という神様からのメッセージです。



悲しい思いをする女性が一人でも減りますように



と願うばかりです。