昨日は、快晴やったのにね。
昨日、NHKの次の朝ドラの「ウエルかめ」の撮影初日で、
しかも徳島ロケから始まり、脇町は何度も寄せてもらいましたが、
海の方のまして日和佐は初めて行く土地でした。
結構、昔から長いこと舞台の公演で巡業に行き、
全国津々浦々回ったとおもいましたが、
日本もまだまだ広いですねえ。
なんちゅうたかて、快晴でしたからねえ~、
太陽と海!
ましてボクは海の男の役でっせ。
日焼けサロンで焼いた小麦色の肌が、映えてました!!
けど、ひとつ焼くの忘れてた場所がありました。
頭です。
撮影の前日まで髪の毛を延ばしてて、
近所の床屋さんできれいな漁師刈りにしてもらったら、
なんか頭の中の皮が青白い。
撮影当日は帽子を被ってましたから、わかりませんが・・・。
え~っと、本物さんをご紹介しましょ。
ボクの船やと大きな顔で乗ってる漁船「大勝丸」の
船長さんで、大橋船長です!
「小雁さん、ここのお芝居は、仕掛けを作りながら、出来たら針をつけて
それが出来たら餌をつけて、ほんで仕掛けの籠の中にオキアミを入れながら
セリフをお願いします。」
って、可愛い顔した監督さんが言いますねん。殺生でっせ。
そんなもん、魚釣りなんて竿に針がついてるだけの簡単なもんで
子供時分しかやったことないのに、初めて見るもんばっかりですわ。
ほんで、この大橋船長さんが、いとも簡単に見本を見せてくださいますねん。
しかたがないので、もそもそと不器用に仕掛けと格闘してると、
セリフは何をしゃべってるのかわからへんようになるし。
見かねた監督が、じゃあ、仕掛けは付け終わったということでお願いします。
はいはいと、こんどは針を竿に付けるのをまたのそのそやってると、
見かねた監督が、じゃあ、針も付けたということでお願いします。
よっぽどひどかったのやねえ、撮影不可能と感じた監督さんは、
動きをずいぶん軽減してくれはりましたと思ったら、
本番で海の沖の方にでたら、予想以上によう揺れますねん。
小さなオキアミを小さな針につけるのに、船は揺れて手元も体も揺れて、
危うくボクがオキアミの代わりに針につくとこでした。
漁師さんて、大変なお仕事やねえ~!