古布・和布・ちりめん細工と和の暮らし

縮緬細工をはじめ、和布、古布を使った小物作品の紹介。
着物、和の暮らし、鳥にまつわる生活雑感をつづる。

午前4時50分の神秘

2005-08-10 23:22:51 | 暮らし
今日から暑さを逃れてしばらく伊豆暮らし。ブログの発信もそちらから行います。 首都圏からさほどの距離でないにしても海風が通る山の上ではエアコンのお世話にならずとも寝付くことができます。そして窓を全開にして寝ると、決まって早朝に目が覚めます。このとき不思議なのが蝉の声。太陽が出る前、まだ朝とはいえない時に一斉にヒグラシの大合唱が聞こえてきます。普段朝寝坊の私にとってヒグラシは夕方鳴くセミの印象が強かっ . . . 本文を読む
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朝顔の花垣

2005-08-09 23:20:38 | 暮らし
近所に夏になると、涼やかな朝顔の花垣が作られるお宅がある。 花垣とは花木で作られる生垣で、卯の花垣のウツギやサザンカなどの樹木で、正確にはこの場合花垣とは言わないのだけれど、道路に面した窓辺を目隠しと日よけを兼ねて美しく飾る住人のセンスがとても好ましく、その人となりを思わずにはいられない。またこの花の色が写真ではうまく表現できないけれど、悲しくなるほど美しいブルーなのです…。 . . . 本文を読む
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縮緬細工 -小さいほおずき-

2005-08-08 18:29:13 | ちりめん細工
こちらは袋物にはなっていないホオズキです。 大きさは3cmくらい。実が中に入っているのや、実を剥いてしまっているのやら適当に作ります。こんな風に漆の器にてんこもりしても可愛いし、枝にぶらぶら下げても面白いです。このホオズキのいいところは、縮緬の柄や状態を選ばないところ。所々薄くなっているような、かなりボロっちい布でもOKです。 . . . 本文を読む
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つばめ巣立ち

2005-08-07 23:24:37 | 
つばめ君たちもずいぶん大きくなってきて、もう親と同じ色合いになってきました。 巣には2羽しか残っていません。一番大きな子は親について電線に止まって飛ぶ練習。巣立ちも近いな、と思っていましたら翌日には巣はもぬけの殻でした。いつまで待っても帰ってきません。両親と3羽の子供達、また来年待っているからね~! . . . 本文を読む
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縮緬細工 -大きいほおずき-

2005-08-06 23:39:31 | ちりめん細工
夏が終わらないうちに、ちりめん細工のホオズキを作りました。 ホオズキはナス科の植物で、別名輝血(かがち)。酸漿、鬼灯、鬼燈とも書きます。こちらは袋物になっていて、大体実物と同じくらいの大きさです。 . . . 本文を読む
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等々力渓谷

2005-08-05 22:14:28 | 暮らし
今日は、世田谷区にある都区内唯一の自然渓谷である等々力渓谷に行きました。 東急大井町線の等々力駅下車徒歩3分、ゴルフ橋の手前の階段を下りると、突然木々に覆われた渓谷が現れます。多摩川の支流である矢沢川沿いに約1Km。川の流れと緑陰の中を歩くと不思議に汗も引き、さわやかな気分になります。途中頭上を悪名高い(?)環状8号線が横切っているにもかかわらず、聞こえるのは鳥の声とせせらぎの音。地上からほんのわ . . . 本文を読む
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江戸風鈴づくり

2005-08-04 23:07:05 | 暮らし
うちわから風鈴と話が移ったところで、夏前に江戸風鈴づくりに参加したことを思い出しました。 場所は江戸川区にある篠原風鈴本舗。ガラス吹きと絵付けの体験です。説明を受けた時、興味深いお話がありました。今でこそ風鈴は夏の風物詩で涼しげな色・柄が多いですがそれは戦後のことで、本来は魔除けや願掛けの意味合いから風鈴の地色は赤かったそうです。図柄も宝船と松(宝船を待つ)や蕪と小判(博打で一儲け)、左団扇と寿( . . . 本文を読む
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うちわ柄の帯揚げ

2005-08-04 21:11:38 | 着物・帯
昨日に引き続き、うちわ繋がりで愛用の帯揚げを紹介します。 辛子がかった卵色に所々絽目が入った夏帯揚げは絞りのうちわ柄。また、見え難いですが織で色々な種類(江戸、南部、明珍など)の風鈴模様が細かく入っていて、とっても楽しいものです。 この色はどんな着物にも合わせやすくて、ついつい出番が多くなります。 . . . 本文を読む
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うちわと団扇(うちわ)置き

2005-08-03 22:04:10 | 暮らし
夏の生活に欠かせないのが、うちわや扇子。 えっ?エアコン、扇風機があればいらないですって?でも持ち運びが容易ですし、汗の部分だけ気持ち良く風を送るパーソナル扇風機として手放せません。うちわにも色々種類があって、京うちわ、房州うちわ、丸亀うちわが日本三大うちわとして有名です。写真はいずれもアンティークな品ですが、左は京うちわ。差し込み式の平柄が特徴で、柄に胡麻竹を用い、川辺に遊ぶ千鳥の絵が描いてあり . . . 本文を読む
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花火の夏帯

2005-08-02 22:29:22 | 着物・帯
今日は江ノ島の花火大会! 7~8月は毎日のようにどこかで花火大会をやっている。つくづく日本人は花火が好きなんだなぁと思います。どうしても花火の柄の夏帯が欲しくて、やっと見つけたのが絽の手描き染め名古屋帯。中野区江古田の丸英商事さんで購入しました。こちらは手描き帯の専門業者。季節ごとに新作帯のご案内を頂きます。しかも、気に入った柄がない場合比較的安い値段でオーダーも可能です。着物や帯を選ぶ時、季節感 . . . 本文を読む
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北鎌倉茶寮 幻董庵 その3

2005-08-02 16:43:43 | 暮らし
さて、2階に上がっていよいよお食事を頂きます。実はこのお店は20代の若夫婦が切り盛りされているのですが、お料理は板さんであるご主人の分野です。8月中はオープン記念特別コースとして通常5000円のコースが3500円で頂けます。 先付、お造り、椀変わり、八寸、煮物、強肴、酢の物、寿司、止椀、甘味、飲物と創作和食のフルコース。しかも若い感性を生かし、かなり手の込んだ家庭では真似の出来ない料理の数々。使わ . . . 本文を読む
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北鎌倉茶寮 幻董庵 その2

2005-08-02 15:38:44 | 暮らし
玄関を上がって、1階右手にはアンティークな着物まわりの品々が。豪華な5つ紋入りの振袖、涼やかな夏着物、帯、小物等が並べられています。 そう、ここはお食事を頂くだけでなく着物類を扱う骨董屋さんでもあるのです。着物や小物目的のお客さんも大歓迎。お値段も決して高くはなく、細工物作りのために昔の手刺繍半衿300円~、パールや木彫銀杏の帯留2000円など早速ゲット! 和風建築の佇まいを愛で、美味しいものを味 . . . 本文を読む
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北鎌倉茶寮 幻董庵 その1

2005-08-01 22:43:53 | 暮らし
平成17年8月1日、本日オープンの北鎌倉茶寮「幻董庵」さんの初客に縁あってなる事が出来ました。 北鎌倉駅から鎌倉街道を大船方面に向かい小坂郵便局の前の道を入った静かな住宅地の中にお店はあります。駅からゆっくり歩いても10分ほどでしょうか。素敵な門構えの中に戦前に建てられた純和風建築。そこには夏の強い日差しを忘れさせてくれる異空間が広がっています。(続く) ○幻董庵 〒247-0062 鎌倉市山之 . . . 本文を読む
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