古布・和布・ちりめん細工と和の暮らし

縮緬細工をはじめ、和布、古布を使った小物作品の紹介。
着物、和の暮らし、鳥にまつわる生活雑感をつづる。

振袖レンタル

2005-08-30 23:58:14 | 着物・帯
着物が大好きで、自分で着る以外にコレクションとして楽しんでいるものに振袖と子供の着物があります。 娘の3歳の七五三の時に3枚お祝い着を作り、7歳では私が着た四つ身の着物などを含めて7枚用意したので、20歳までに20枚振袖を作ろう♪という馬鹿げたことを考えて、実際その通り実行したのですが、毎年のようにお正月や雛祭りに着物を着せられていた娘はよほどイヤだったのでしょう、4年前の成人式を最後に振袖卒業宣 . . . 本文を読む
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縮緬細工 -ちゃんちゃんこを着た兎の香袋-

2005-08-27 10:58:51 | ちりめん細工
この5~6cmの小さなうさぎの香袋は今から15年ほど前、ちりめん細工の教室に通っていた時に作ったものです。 最近はもっとカワイイ系のぬいぐるみに近いものが多いのですが、明治、大正時代の本来のお細工物は必ずといっていいほど、袋物など役に立つ仕様になっています。この子もお座りしているような形ですが、お腹が袋になっていて中にお香を入れて、きゅっと紐を引いて下げられるようになっています。 . . . 本文を読む
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縮緬細工 -コスモスの花-

2005-08-26 12:14:58 | ちりめん細工
浜離宮恩賜庭園で黄花コスモスが見頃を迎えています。 ピンクや白のコスモスはもう少し経ってから、日照時間が短くならないと咲かないので、秋本番になってからの出番です。 30年ほど前に九州えびの高原で見た、見渡す限りのコスモス畑の情景が今でも忘れられません。ちりめん細工のコスモスは、ほんのわずかですが真ん中にちゃんと物が入る香袋になっていて、お部屋の中に秋の香りを運んでくれます。(井上重義監修 ちりめん . . . 本文を読む
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台風襲来

2005-08-25 18:26:03 | 暮らし
夏の終りの台風襲来。 山の上ではすっぽり雲に覆われ、一寸先も見えないくらい真っ白な世界になってしまうのですが、時折、雲がふーっと途切れると、遠くの海が白く光って波立っているのが見えます。台風の接近には何故かわくわくした感じが付きまといます。 今まで痛い目に会っていないからそんなことも言えるのでしょうが、子供の頃は台風が近づくと雨戸をしっかり閉めて、停電や断水に備えて懐中電灯や水、食料の用意をしたも . . . 本文を読む
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風立ちぬ&狐の嫁入り?

2005-08-23 23:23:30 | 古布作品
台風の接近で急に涼しくなりました。 夏から秋へ、頬をなぜる涼やかな風を感じるこの季節になると、決まって堀辰雄の「風立ちぬ、いざ生きめやも」の言葉を思い出します。もうすぐ私の誕生日。小さい秋が芽生え、蝉の声にかわって夕暮れには虫の集く声が聞こえる大好きなこの季節に生を得たことに感謝し、思いを新たに年を重ねていこうと思います。 …で、適当な画像が無いので、先日の豆本の裏側をご覧下さい。 . . . 本文を読む
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夏の終りの花火

2005-08-22 22:00:18 | 暮らし
今日は、この夏最後の花火大会。 伊東では夏の間、毎週のように開かれる花火大会ですが、8月10日の安針祭の13,000発が最大で、豪華客船「飛鳥」も湾内に停泊して花火見物に訪れます。 箸まつりの今日の花火は小規模ですが、小ぶりながらも美しい変わった花火が多くて、毎年楽しみにしています。夏に別れを告げる花火大会。。何故かもの悲しさが漂います。 それにしてもデジカメで夜景を撮るのは難しいですね。手ぶれと . . . 本文を読む
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蝙蝠(こうもり)柄の豆本

2005-08-21 23:26:40 | 古布作品
子供の頃、夕方になるとコウモリが飛んでいませんでしたか? そんな田舎じゃなくて、都市部でも40年位前なら、見られたと思いますが、うっかりしていると見過ごしてしまうほど、コウモリさんって意外と小さいのです。 今ならコウモリ=バットマンのイメージでしょうか。 古布や古伊万里に蝙蝠柄は割合多く登場します。そんな古布の一部、蝙蝠の部分を使って豆本を作りました。和本作りの得意な友人が作り方を教えてくれて、あ . . . 本文を読む
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鯉の柄アップ

2005-08-19 00:01:57 | 着物・帯
昨日の訪問着の柄アップ写真です。躍動感溢れる手描きの鯉が素晴らしい筆致で描かれています。昔の職人さんの技量の高さが窺われますね。 . . . 本文を読む
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絽の訪問着 -鯉-

2005-08-18 00:19:36 | 着物・帯
きのう金魚なら、今日はコイ。 金魚が庶民的な雰囲気なのと比べて、鯉はぐっと高級感がありますな~。何と云っても他の魚が不可能だった滝に登ってしまうほどの伝説の出世魚。写真は薄い水色の裾濃地に真鯉、緋鯉を豪華にちりばめた夏の盛装の一枚。 . . . 本文を読む
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金魚の夏帯

2005-08-17 13:39:15 | 着物・帯
きんぎょ~、えー金魚~。金魚の夏帯はいかが? 子供の頃の浴衣に金魚の柄がついていました。大人になっても、可愛らしい金魚の柄は何故かウキウキしませんか?写真の品はどちらもアンティーク。オレンジ色の方は単帯で両面織り出しの色違い。お好みで、表・裏どちらを締めてもOK。黒地は絽の名古屋帯。何と、未仕立てで寝かせてあった反物です。友人から譲って頂いた大切な品ですが、帯に仕立てなくても、このまま眺めているだ . . . 本文を読む
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マンボウの香合

2005-08-16 22:57:29 | 暮らし
手持ちの茶道具の中でもお気に入りのマンボウのお香合。 夏にお茶を点てたりしないので、出番がなかなかありません。青海波の大皿の真ん中に、ぽんと置いてみたら、あら不思議、スイスイ気持ちよさそうに泳ぎだしました。夏の昼下り、ウトウトとした目の錯覚の仕業かな? . . . 本文を読む
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簾 -すだれ-

2005-08-15 23:49:02 | 暮らし
夏の日差しをやわらかく遮る簾(すだれ)。 最近は安価な中国製のものが多く出回っていますね。昔は夏になると家中の建具や家具を夏仕様に替えて、萩の夏障子や籐の家具、お座敷簾を掛けたりしたものです。簾の材質は一般的な竹や葭(ヨシ)の他に萩、蒲(ガマ)、御形(ゴギョウ)などがあり、その材質や太さによって掛ける場所に合うものを選びました。太いものと細いものでは光の通し方が違いますし、竹、葭のように中空のもの . . . 本文を読む
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からすうりの花(続き)

2005-08-14 15:14:25 | 暮らし
夜9時過ぎに真っ暗闇の中、からすうりの群生場所へ行ってきました。 カメラのフラッシュでは自然の姿は上手に撮れませんでしたので、1つだけお花を持ち帰りました。満開の花は慎ましやかな良い香りがいたしました。 . . . 本文を読む
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烏瓜(からすうり)の花

2005-08-13 23:45:50 | 暮らし
伊豆の山では秋になると真っ赤な烏瓜の実がそこかしこに見られます。 烏瓜が大好きな友人に、烏瓜の花は見たことが無いと言われましたので、写真を撮りました。烏瓜の花は夜開き、朝にはしおれてしまう1日花で、白い星型の花弁の先がレース状に広がり、繊細な美しい花です。今夜は雷雨になってしまったので、夕方つぼみで1つとっておいた花の写真を載せました。自然の中ではもっと華麗に広がります。そのうちまた写真を撮ってき . . . 本文を読む
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蝉籠

2005-08-12 23:26:42 | 暮らし
蝉時雨の話が出たので、セミ関連で蝉籠を載せました。 茶道具の夏用の竹花入れの一種で、編んである形がセミそっくり。床柱にセミが止まっているような、なかなかユーモラスな形です。 . . . 本文を読む
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