古布・和布・ちりめん細工と和の暮らし

縮緬細工をはじめ、和布、古布を使った小物作品の紹介。
着物、和の暮らし、鳥にまつわる生活雑感をつづる。

江戸風鈴づくり

2005-08-04 23:07:05 | 暮らし
うちわから風鈴と話が移ったところで、夏前に江戸風鈴づくりに参加したことを思い出しました。
場所は江戸川区にある篠原風鈴本舗。ガラス吹きと絵付けの体験です。説明を受けた時、興味深いお話がありました。今でこそ風鈴は夏の風物詩で涼しげな色・柄が多いですがそれは戦後のことで、本来は魔除けや願掛けの意味合いから風鈴の地色は赤かったそうです。図柄も宝船と松(宝船を待つ)や蕪と小判(博打で一儲け)、左団扇と寿(商売繁盛)など判じ物のような粋な絵柄。何が書いてあるのか頭をひねって、分かった時の楽しさ!
ところで風鈴の下側、ガラスの切り口はわざとギザギザのままです。ここをつるっと滑らかにしてしまうと、良い音が出ないそうです。また、絵付けは内側から描きます。しかも普通と逆の順番で…。難しい!の一言でした。
そうして出来上がったのが、我が家の鳥たち(ぷちこ、うずら、白うずら)を描いた1点です。おみやげにもう1つ、金魚の柄の風鈴を頂いて帰ってきました。
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