kochikika ノート

旧「こちら某中堅企業企画室」。リーマン話、時事の話、パリーグ話など。ぼちぼちやってます。

地球温暖化への異論について思う話

2006-11-23 22:11:40 | 環境関連
フジサンケイビジネスアイの一面左には日替わりでいろんな人がコラムを載せています。
その中で先月くらいから作家の竹田恒泰氏が「エコマインドi」というタイトルで執筆しており、氏が皇室関係とともに専門とされている環境関係の話題を提供してくれています(著作は未読ですが)。

その11月15日付コラムでは、地球温暖化論への異論を述べられておりました。
内容としては、

・大気中のCO2濃度が上がれば植物の成長が早まり、収穫高も上がる(逆に寒冷化なら農地が減る)
・海面上昇について引き合いに出されるのが南太平洋のツバル共和国だが、オーストラリアは「温暖化と海面上昇に因果関係無し」との研究成果を発表した
・米国東海岸では海面が逆に降下しているとの報告もある
・もし海面上昇が本当なら、世界中そういう状況になるはず
・そもそも海に浮かんだ氷がいくら解けても海面は上がらない(コップに氷を入れて融けたら水位が上がるのか)
・温暖化が進めば湿度が上がり、湿った空気が回り込むことで、極地の氷は厚くなるため、逆に海面が低下するという説もある
・温暖化ばかりに目を奪われずに、問題の全体像をしっかりと把握すべき


もっとも竹田氏は翌週のコラムで「新たにCO2を排出しない火鉢を使おう」と提言されていることから、そのスタンスがまだいまひとつ掴めないのですが、少なくとも化石燃料を大量消費することには反対のようです。

ある研究家はこうした異論に対し「白か黒かはっきりしないグレーの問題については、悪い方向に考えて対策をうつのが正しい考えだ」としています。
推定無罪ならぬ、推定有罪とでもいいましょうか。

当方、温暖化CO2犯人与太説が正しければ給料激減の憂き目に遭うので(w、少なくともスーツを着ている間は現状のCO2削減推進の立場に立ちますが、スーツ脱いだ時点では、今のところは推定有罪の立場をとりつつ、議論の推移を見守るということになるでしょうか。

ただ、化石燃料脱却については、それの確保のために様々な摩擦が起こっていることをかんがみれば、推進せねばならないのではないかと考えます。

もっとも近年の様々なエコの動き、決して地球環境云々の話だけではないようにも思えます。
まさに「MOTTAINAI」精神というか、野放図に使うことを良しとせず、また少数の国で独占することを良しとせずといった、人間の良心にヒットするような話題だからという面も大きいのではないかと。

「MOTTAINAI」も度を越せば景気に影響も出ますが、今のままなら産油国やメジャーを太らせるだけで面白くない。ここはその良心の信ずるままに進み、ITの次に来て欲しい、エネルギーの革命を期待したいものであります。


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