kochikika ノート

旧「こちら某中堅企業企画室」。リーマン話、時事の話、パリーグ話など。ぼちぼちやってます。

「環境立国ニッポンの危機」に思う話

2007-06-05 06:41:28 | 環境関連



「環境立国ニッポンの危機」(日経ビジネス)なんて仰々しいタイトルがついてるけど、どうなんだろ、業界外の一般リーマンからすると、例えば風力発電装置は欧州が圧倒的に強くて、燃料電池はカナダ企業が強くて、欧州ではディーゼル車が当たり前なんて話は意外に映るんでしょうかね。

弊社はBtoBでの省エネをメシの種のひとつにしてますけど、特に産業財系では外資が強いですよ。やっぱり、新エネルギーとか省エネルギーとかの基幹技術は発明or最初に実用化した国のメーカーが強いかなと。
その中で日本が曲がりなりにも「環境立国」と呼ばれるのはなぜかといえば、その基幹技術の運用・オペレーションの部分なんだと思うのですよね。

以下当方の主観が若干入ってますけど、エアコンや冷蔵庫みたいな消費財は買って取り付けたら終わりで、あとはその機械が省エネしてくれるんですよね。この分野(省エネ家電)、日本は強いのは強いんですけど、データで見る限り、民生部門のエネルギー消費量は産業部門に比して増加の一途ということになっています。

一方、産業財の場合は、長く使うものも多いし、エネルギー削減が法令の義務であったり、社命であったりする場合もあるから、省エネへの気合の入り方が違う。新しい省エネの機械を入れたら入れっぱなしってことはない。ちゃんと成果をウォッチする。適切な運転を心がける。ちゃんとオペレートするのですね。

両者の省エネの差はオペレートの差なんだろうなと思いますし、環境立国たるゆえんもココにあるのだろうなと。
「立国」の原資は、こうした運用の中から積み重ねられてきたノウハウにあるわけで、その部分が他国に遅れをとるようであれば危機だと思うのですが、そこまではいってないんじゃないのかなと思うのと同時に、若干煽りが入った記事なのかなとも思ったりしましたですね。

ところで。

「メタボ」副大臣2人、武見氏はダイエット公約を達成(読売新聞) - goo ニュース

メタボリック・シンドローム(内臓脂肪症候群)の予防を身をもって訴えようと、公開ダイエットを続けてきた厚生労働省の副大臣2人が4日、半年間の成果を公表した。

武見敬三副大臣は、“公約”の体重5キロ減、ウエストの周囲径(腹囲)5センチ減を余裕で達成。石田祝稔副大臣は、目標にはあと一歩届かず、ダイエット続行を宣言した。

両副大臣は、昨年12月から、厚労省のホームページで、腹囲や体重、歩数や飲酒量などの記録を毎週公開してきた。

以前も書きましたけど、省エネとダイエットって似てるんですよね。
両者の成功の鍵は、「腹囲や体重、歩数や飲酒量などの記録」(「エネルギー使用量の管理」)にあるんだと思いますよ。

そういうことなので、当方も体重等をここで晒してるのですが、本日、ベルトの穴がひとつ縮まったのを確認しますた。
副大臣みたいに腹の写真を晒すところまでは考えていませんが。。




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