こないだNHKのBS見てたら、民放で時々流れる、若い娘が“Reduce, Reuse, Recycle”(順番適当)と歌ってるCMが流れてた。NHKは番宣CM?はよく流れるけど、公共性の高いものは流すということかなのかな?最後に♪エ~シィ~とは言わなかったけど。
しかし、ぬるいですよねえ。
「不都合な真実」の世界に対する日本の回答が、ガールズバンドもどきによるCMではぬるすぎでしょう(温暖化CO2犯人与太説は置いておきます。一応推定有罪の前提でこのCMは作られてるのですから)。
こんなぬるぬるの呼びかけで、環境問題を真面目に考えようなんてやついるのかねえ。どうせやるなら、むかしの「人間やめますか、覚せい剤やめますか」くらいのインパクトあるやつ流さないとダメなんじゃないの。
ついでにあのチーム6%のロゴもぬるい。あのロゴ見てると、そのむかし、移転直後の千葉ロッテマリーンズのユニフォームが「戦う集団に相応しくない」ということで、当時のGMによって今のストライプ柄に変えさせられたことを思い出す。
だいいち京都議定書で日本に押し付けられたCO2削減量は90年比「6%」だけど、批准後に削減どころかエネルギー消費がふえてしまったため、現在は90年度比で「14%」削減しなくなっちゃったから、「チーム14%」が正しい。その辺からしてぬるい。
たとえばオイルショック(第二次のときしか記憶にないが)のときにはテレビは全部0時で終了くらいのことやったんだけど、同じことやれないのかね。
弊社は省エネで商売してるんだけど、もっとも効果的な省エネって、エネルギーを「使わないこと」ですからね。ダイエットで「食わないこと」が一番効果的であるのと同様。ああ、この辺は現在身をもって体験中さ。
今のご時世ならテレビはもちろん、プロバイダで深夜間のサーバ停止を行なうとか、サービス残業やめさせるとか、都心への私用車流入制限とか。いまエネルギーを食ってるセクターは、民生部門と運輸部門ですからね。
こうなりゃ夜が静かになって、読書や勉強に身が入って学力低下防止に繋がるし、ついでに過去のニューヨークの事例を考えれば少子化問題解決にも若干は貢献しそうでいいことづくめじゃないの。
一般の人に届かせるには、第一次オイルショックのときのように財布に響かせることがひとつ、第二次オイルショックのときのようにライフスタイルに影響させることがひとつ。3Rとぬるいロゴ程度じゃ両方に響かない。
というか、時代が経過したから、過去のような政府号令でやるんじゃなくて、良心に訴えようという姿勢がぬるい。そういう姿勢で臨まなきゃいけない分野と、そうじゃない分野があるはず。
今後の日本は、年金の問題とか老人大量病身時代とか、ぬるいこと言ってられない問題が多く出てくるわけで、そんときゃハード路線で臨まざるを得ない。
何とか財布に響かないで対策がうてそうな省エネ分野なんかは、近い将来直面するハード路線への予行演習にちょうど良いと思うんだけどね。
とりあえずCMをガールズバンドもどきから、山崎ハコあたりに変えるところからはじめてはどうか。深い意味はないが。