kochikika ノート

旧「こちら某中堅企業企画室」。リーマン話、時事の話、パリーグ話など。ぼちぼちやってます。

橋本真也の話

2005-07-12 00:05:21 | スポーツ
これはびっくりした。

レスラーという人種、鍛えてるとはいえ、総じて長生き出来ないですよね。。

業界用語で「トンパチ」という言葉があって、意味としては
非常識、無分別、無鉄砲、愛すべき馬鹿…
こういったニュアンスがない交ぜになったものと捉えてもらったらいい。

で、橋本というレスラーは現役トンパチの代表格みたいなものだった。
一介の場内整理の若手レスラーだったのに、トップヒールの外人に本気の蹴り入れて干されたりした。

でも猪木が、前田が、大仁田がそうであったように、こういう要素がないと魑魅魍魎うごめく業界でトップはとれないと言われた。

最近は蝶野や三沢のような常識人が魑魅魍魎を追い出す方向になっているが、それに比例してプロレス人気は下がっていった。いや、理由はそれだけではないが。

巨額の借金を抱えてなお人を踏み台にして国会議員にまでなり、今や新境地を築いてしまった猪木とは対照的に、団体経営の失敗の心労がたたってしまったのだろうか。

上記トンパチのいくつかの要素、橋本の場合は右側の方が強かったのかもしれない。

もひとつ、橋本について、現在は新日本の執行役員でかつてはスーパー・ストロング・マシンのリングネームで活躍した平田氏のコメントが印象に残る。

「俺は相撲が好きなんだが、橋本はあの身体で、あのキック、身体の柔らかさ。横綱になれたんじゃないか」

その恵まれた体型が逆に、闘魂三銃士の名付け親、猪木の不評を買ったのも不運だった。

なんか橋本について語るとき、どうしても猪木が出てきちゃうんだよな。
むりやり因果で結び付けたくなるのはファンの悪い癖だが。

ご冥福をお祈りします。

<故人とはいえ、現役(と言ってよいと思う)で、そしてプロレスラーの場合、敬称不要の方がよいと思い、このような表題としました>


最新の画像もっと見る