イスラエル旅行記

旅行記が完成したので、あとは普通に。、

52. 変貌の山 A

2006年09月15日 | Weblog
 【写真:タボール山(リアホナより)】

 南ガリラヤにある、お碗を伏せたような珍しい形のタボール山(写真)。山頂はドームのような形になっていて、長い間ヘルモン山と共に、変貌の山として知られてきた地です。ピリポ・かイザリヤで、弟子たちに最後の教育をした後、6日経って、イエスはペテロ、ヤコブ、ヨハネの3人だけを連れて、高い山に登りました。(マタイ17:1~3参照)

 私にとっては初めての訪問です。以前から、どうしてもこの山頂に立って、エズレル平原を眺めたいと願っていましたので、もうワクワクしています。海抜560m、あるいは580mともいわれるこの山に、かつて大管長が訪れました。その時のお話を「聖徒の道」から引用しましょう。1979年、この場所を訪れた大管長が、数時間後、羊飼いの野で開かれた聖餐会で次のように語ったそうです。

「私は、この山がその場所であったということを、強く確信しました。イエスは、ペテロ、ヤコブ、ヨハネの3人を連れて、この高い山に登られ、そこで祝福を授けられたのです。タボール山に登った時、私は心に温かいものを感じ、3人の弟子と同様の体験をしたような思いにかられました」(1991/10月号)

 またここは、預言者デボラの助けで、イスラエルの将バラクが、カナン人シセラを打ち破った所であり(士師4章)、ギデオンが300人の勇士を集めた所でもあります。
 私たちは、ふもとまでバスで行き、そこで全員タクシーに乗り換えて、蛇の道を七曲がりしながら・・・時には振り落とされそうな危険を感じながら、スリル満点で山頂に着きました。車一台しか通れないような、本当に狭い道です。
 曲がるたびにキャーキャーと恐がる私たちに、運転手はニタニタしています。彼にしてみれば、最高のサービスをしたつもりなんでしょう。車を降りたとたんに、私たちとスクラム組んで、
「ハ~レルヤ、ハ~レルヤ!」
と、雷のような大きな声で歌い出したのです。私たちもすっかり乗せられちゃって、ハ~レルヤ、ハ~レルヤと歌ったのなんの・・・。タボール山の頂上で心を注ぎ出すひとときでした。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 51. ヨルダン川 B | トップ | 53.変貌の山 B »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事