金沢ミステリ倶楽部の例会を振り返ります。
第22回例会報告は2010年5月15日で参加者は10名、エドワード・D・ホックの「「幽霊の出るテラスの謎」を読んで感想を語り合った。
第22回例会報告は2010年5月15日で参加者は10名、エドワード・D・ホックの「「幽霊の出るテラスの謎」を読んで感想を語り合った。
エドワード・D・ホックのサム・ホーソンシリーズは、ノースモントという町が舞台で不可能犯罪ばかり起こり、医者のサムが解決するという設定。今回はその中から「幽霊の出るテラスの謎」を結末を伏せて読んだ後、テラスから男がどのようにして消えたのかを考えてもらったが、誰も思いつかないようだった。
結末部分を読むと、一応伏線があり、はでなトリックが使われていて、皆さん納得した様子だった。島田先生の大ファンもこのトリックには満足だった。現代を舞台にこのトリックではバカミスになるが、この時代ということで許される。
テラスの仕掛けは重要な意味があるかと思ったが、ミスディレクションだった。タイトルもミスディレクションだった。消えた人が幽霊だったら意外だが、ミステリではなくなってしまう。練習をしているが、誰かに見られる可能
テラスの仕掛けは重要な意味があるかと思ったが、ミスディレクションだった。タイトルもミスディレクションだった。消えた人が幽霊だったら意外だが、ミステリではなくなってしまう。練習をしているが、誰かに見られる可能
性もある。練習してまでする犯罪はしない方がいいと何かに書いてあった。
しかしそこまでしてその方法で殺す必然性は、とは言わないことに…。
ホーソンでは『投票ブースの謎』がおすすめ。『有蓋橋の謎』は図がないとわからない。『消えた空中ブランコの謎』がオススメ。巨大ミミズクが人を殺したという『巨大ミミズクの謎』が気になる。
ノースモントといい、セントメアリーミードといい人がたくさん死ぬ。
ホックは昨年度読んだ都筑道夫さんと共通点が多い。ニック、レオポルド、ホーソンと数々のシリーズキャラクターを生み出したこと、ホワイダニットにも力を入れていたこと、パズラーといわれる短編をたくさん書いたこと、など。
しかしそこまでしてその方法で殺す必然性は、とは言わないことに…。
ホーソンでは『投票ブースの謎』がおすすめ。『有蓋橋の謎』は図がないとわからない。『消えた空中ブランコの謎』がオススメ。巨大ミミズクが人を殺したという『巨大ミミズクの謎』が気になる。
ノースモントといい、セントメアリーミードといい人がたくさん死ぬ。
ホックは昨年度読んだ都筑道夫さんと共通点が多い。ニック、レオポルド、ホーソンと数々のシリーズキャラクターを生み出したこと、ホワイダニットにも力を入れていたこと、パズラーといわれる短編をたくさん書いたこと、など。
最近読んだ本、観たドラマ・映画を報告。
本「ビリーバット」「黄色い下宿人」『プールの底に眠る』『祈りと叫び』『スイス時計の謎』『金糸雀の唄殺人事件』『水車館の殺人』『ななつのこ』『新参者』
本「ビリーバット」「黄色い下宿人」『プールの底に眠る』『祈りと叫び』『スイス時計の謎』『金糸雀の唄殺人事件』『水車館の殺人』『ななつのこ』『新参者』
『蝦蟇倉市事件1』『東京島』『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』全4巻『撓田村事件』『毒薬の輪舞』『クリスマステロル』『一応の推定』『白戸修の狼狽』
ドラマ「臨場」「新参者」「MOTHER」「チェイス」「タンブリング」
映画「トリック」「シャッターアイランド」「ブレードランナー」「ペットセメ
タリー」「タイタンの戦い」「シャーロック・ホームズの冒険」「放送禁止」「幻影師アイゼンハイム」
タリー」「タイタンの戦い」「シャーロック・ホームズの冒険」「放送禁止」「幻影師アイゼンハイム」
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