くまくまDays~アデレードな日常~

新しい環境の中で感じたことをつれづれに書きつづります。

値下げ競争鶏肉にも

2011-03-31 18:50:10 | アデレードでの生活について
大手スーパーマーケットである、ウールワースとコールズの間で、自社ブランド牛乳の値下げ競争が起きている記事を書いたところですが(過去の記事はこちらを参照)、その余波は、牛乳以外にも広がっているようです。

店舗によって違うみたいですが、一例と取ると、コールズでは、鶏肉(むね肉)は、通常$13/kgで販売されているのが、$10.9/kgと、約16%値下げされています。また、あまり表には現れませんが、卵にも値下げ競争の兆しがあるようです。

日豪プレスの記事 → こちら

また、牛乳にも新たな動きが出ています。

当初、自社ブランド牛乳の値下げにとどまっていたのですが、他社ブランドの牛乳も概ね値下げ傾向にあります。例えば、オーストラリアではメジャーな牛乳である、Dairy Farmers社の牛乳ですが、例えばウールワースでは、通常3.5ドル(2L)のものが、2.99ドルに値下げされていました。こちらも約15%の値下げです。

額自体は確かに小規模ですが、それが産業単位となると、その影響ははかり知れません。15%安くなった分のコストは誰が負担するのか?小売店、生産者?

値下げ開始からそれほど時期がたっていないので、正確な統計は取れていないようですが、コールズなどによると、値下げ以降、牛乳の売上は値下げ前と比べて伸びているようです(ただし、値下げ分を賄うほど売り上げが伸びているのかは明らかにされていません。)

インフレ体質のオーストラリアでは珍しい現象。以前にそう書いたと思います。確かに生産者の気持ちを考えると簡単には賛成しかねる面もありますが、何でも値上げ!!で凝り固まっているオージーに、食品流通を抜本的に見直すいい機会になっているということだけは確かだと思います。

食料品は生活必需品なので、この値下げ競争がどこまで広がるのか、これからも注目ですね。