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くまくまDays~アデレードな日常~

新しい環境の中で感じたことをつれづれに書きつづります。

豪高官、日本の責任問えない=昨年の反捕鯨抗議船衝突―米公電

2011-01-08 22:58:48 | オーストラリアについて
時事通信の記事より抜粋

【シドニー時事】8日付のオーストラリア紙シドニー・モーニング・ヘラルドは、昨年1月に反捕鯨団体「シー・シェパード」の高速船「アディ・ギル号」が日本の調査捕鯨船と衝突した問題で、豪外務貿易省高官がその直後、調査しても日本側の責任を問うことはできないだろうとの見方をキャンベラの米大使館側に語っていたと報じた。
 内部告発サイト「ウィキリークス」に流出した米外交公電の情報として伝えた。 


→ウィキリークス恐るべしですね。イラク問題だけでなく、捕鯨まで!!?影響力恐るべしです。
ただでさえ、オーストラリアは反捕鯨ムードが高まっているのに、こんなことが明らかになっては、
対オーストラリア国内対策として、政府がより強硬な態度を取らざるを得なくなってしまいますね・・。
日本が取り上げられるニュースが、もっと明るいものが多くなるといいのですが、捕鯨シーズンはしばらく続くので、まだまだこの話題から目が離せなそうですね・・。


オーストラリア各地で洪水

2010-12-05 21:53:16 | オーストラリアについて
世界全体では、今年は過去最高の気温みたいですが、その異常気象の余波は確実にオーストラリアにも押し寄せています。

例えば、NSW州のワガワガという場所では、川が氾濫し、市街地に水が迫っていています。

記事は → こちら

しかも、この地域は数か月前にも氾濫が起きていて、今年2回目か3回目だとか。
単に人的被害だけではなくて、農作物等への被害が懸念されます。

しかもしかも、過去7年はこの地域は(含むオーストラリア全土で)干ばつに悩まされていて、水を待ち望んでいたはずなのに、
こうもたくさんふられると閉口していまうでしょうね。
テレビで住民の方も、「Too Much」といってましたから。

オーストラリアは日本みたいに堤防がしっかりしているわけでもなく(雨がそもそもあまり降らないんだから当然かもしれませんが)、
少しの雨で川が氾濫してしまうというインフラ基盤がぜい弱であるという特徴もこれらの事象を後押ししているのかもしれません。

全然レベルは違いますが、アデレードのセントラルマーケットも、昨日の雨(結構はげしかった)で一部浸水したみたいですよ。
全然大丈夫みたいでしたが、下水道整備とかもまだまだなんだろうな・・。


離婚式

2010-11-20 22:50:08 | オーストラリアについて
オーストラリアのテレビで、政治の話を含め、日本の話題が取り上げられることは決して多くないのですが、
今日、ふとテレビを見ていたら、日本で「離婚式」なるものが流行っていることが紹介され、
実際に、式の様子までテレビで放映されていました。

「離婚式」

実は初耳でしたが、ネットで検索してみるとかなりたくさん出てくるんですね・・。かなりびっくりしました。

参考1
参考2
参考3

内容は結構シュール。

結婚式のようにさまざまなタイプがあるようですが、出会いから離婚に至る経緯をスライドやら写真などで
紹介しつつ、「最後の共同作業」として結婚指輪をたたきつぶす。
そのあとは、どんちゃん騒ぎ?みたいな感じで、二人の門出を祝うというもの。


テレビで紹介されているカップルがあまりにもやる気がない感じだったので、はじめは悪ふざけがひどすぎるんじゃないかとも思ったんですが、よくよく記事を読んでみると、主催者側は結構大真面目にやっているみたいですね。
「式」の最中に、離婚を思いとどまったカップルもいるとか。

「式の最初で離婚に至った経緯を簡単に説明します。了解は得ていても、
実際に多くの人の前で離婚理由が明らかにされるのはフラストレーションが溜まるもの。
それが、式が進行するにつれて次第に場の空気が和み、
ハンマーで指輪を打ち砕く瞬間に旧郎旧婦の表情がパッと明るくなります。
気持ちが吹っ切れるのだと思います」(主催者のコメント)

本当かな~?とは思いつつ、やはり、なんだかんだ言っても一度は好きになって結婚したんですから、
思いやりというか通じるものがあるんでしょうね。そこはわかります。
ただ、それを親族、友人を交えて執り行う必要があるのか?

再出発という意味でもしけじめをつけたいというのであれば、二人でやればいい話だろうし、
少なからず「式」で不快な気持ちをする人もいるだろう(そういう人はおそらく「参列」しないだろうけど。)
ということで、個人的には悪ふざけの域を抜けていないと思います。

それ以上に、あまり紹介されない日本のニュースが離婚式だったことの方が個人的にはショック大です。
日本が平和なのか、それともオーストラリアがほとんど日本に興味がないのか・・。






ウィリアム王子の婚約

2010-11-17 17:20:03 | オーストラリアについて
日本ではどれほど大きく取り上げられているかわかりませんが、英国王室のウィリアム王子が婚約したというニュースは
ここオーストラリアでは大きく報道されています。

記事は こちら

特番が立ちあげられるまではいきませんが、朝晩のニュースの半分くらいはこれ関連といっても過言ではないと思います。
しかも婚約相手が、いわゆる王室関係ではなく、[中流階級]だというのもニュースを大きくしている一つの要因のようです。

もちろん英国内で大きなニュースになるのはわかるのですが、オーストラリアでもこれだけ大きく取り上げられるとなると
やはり英連邦なんだな〜と強く感じされられてしまいます。

日本でも、皇室の結婚は大きなニュースになるのは同様ですが、付き合っている段階から、
家族ぐるみで、パーティーに招待したり、イベントに参加したりとオープンさは全然違いますね。

カンタス航空でまたトラブル

2010-11-06 19:59:16 | オーストラリアについて
記事は → こちら

【シンガポール時事】
オーストラリアのカンタス航空が運航する大型旅客機ボーイングB747―400型機が5日夜、エンジン1基に異常が発生し、シンガポール・チャンギ空港に緊急着陸した。乗員乗客約430人にけがはなかった。

シンガポールの地元テレビによると、同機はシドニー行きで、チャンギ空港を離陸した後、機長判断で同空港に引き返した。AFP通信は乗客の目撃証言として、エンジンから火が噴き出していたと伝えた。

カンタスでは4日、シンガポール発シドニー行きの超大型旅客機エアバスA380型機で離陸直後にエンジン1基が大きく破損するトラブルが発生、同空港に緊急着陸したばかり。 

--転送終了--


機体が違うとはいえ(一昨日はエアバス、昨日はボーイング)、2日連続でトラブルが起こるのはいただけませんね・・。
しかも同じシンガポールで事故が起きたというのもなんとも後味が悪いですね。。

当然のことながら、このことは大きく取り上げられており、国内のあるニュースでは、
「Another day, Another Flight, Another Trouble」
といって、少々あきれ気味?な感じでした。

しかも間が悪いことに、今日はカンタス航空設立90周年の記念イベントみたいなものが開かれていたようで、
なんとも後味のわるいイベントになったであろうということが容易に想像できます。

カンタスCOEいわく、「我々は安全性の面では決して妥協しない。」とのことですが、
その言葉を信じて見守るしかないですね。。。

カンタス航空事故の余波

2010-11-05 14:03:52 | オーストラリアについて
日本でも大きく報道されていましたが、昨日、カンタス航空(シンガポール発シドニー行き)の
エンジンが故障し、同機がチャンギ空港に引き返すという事故がありました。

記事は こちら

ご存じのとおり、カンタス航空は、オーストラリアの[ナショナルフラッグキャリア]で、
南半球で一番大きな航空会社ともいわれており、それだけにオーストラリア人のカンタスへの信頼は大きなものがあります。

そのカンタスが、エンジントラブルを起こしたというのだから、国内は大騒ぎです。
どのニュースもこの件について、トップニュースで伝えています。
しかも、エンジンがインドネシアのある島に落下したというのもショッキング度を増しています。
(余談ですが、落下した機体に群がる地元の方、あれって、重要な証拠だからできるだけ触らないように
保全するのが必要じゃないかと素人が思うくらい、けっこう乱雑に扱ってました。。)

今回事故を起こしたA380は、カンタスだけじゃなくて、世界中の多くの航空会社で採用されているんですよね。
実際、同期を使っている他社(シンガポール航空、ルフトハンザなど)は、A380の使用を中止しませんでした。
カンタスは事故の原因がはっきりとわかり、確実に安全性が担保されるまで同機の使用を見合わせると発表しました。

仮に、機体自体に問題があるとすれば、世界中で飛んでいるすべてのA380の飛行を中止せざるを得ず、
その場合、エアバス社はもちろん、世界中の多くの航空会社に大きな損害となりますよね。想像するだけで恐ろしいですね。
思い出すのは、御巣鷹山事故が起きた時に、ボーイングが早々に機体自体の欠陥ではなく、修理ミスだと発表したこと。

私自身もカンタス航空への信頼度は高いので、しっかりと原因究明を行ってほしいとおもいます。

オーストラリア中央銀行 予想外の利上げ

2010-11-02 21:28:53 | オーストラリアについて
オーストラリア中央銀行(RBA)が、本日開催された金融政策決定会合にて、
0.25%の利上げを決定し、政策金利を4.75%とすることを発表しました。

記事は → こちら
RBAの発表は → こちら(英語)

世界経済の見通しは依然として不透明なものの、資源ブームを背景にしたインフレ懸念は残っていることから、
「先手」を打つ形で利上げに踏み切ったというのが、↑のRBAの発表の要旨です。

今月は利上げの確立(市場の予想)は、22%と言われていただけに、市場関係者を含めてかなり「サプライズ」だったようです。
それにしても、アメリカも日本も金融緩和している中で、先進国で利上げに踏み切っているのはオーストラリアくらいではないでしょうか?

利上げになると・・、

円安豪ドル高方向に為替が進む・・お買いものは円ではなく、豪ドルでするようになる。
銀行の利率が上がる・・少しだけでも上がるのは嬉しいですね。

という影響が出てきますかね。普通に生活していく分には、円高の方が暮らしやすいんですけどね・・。


ハワード氏、靴を投げられる

2010-10-26 20:37:20 | オーストラリアについて
ハワード氏、靴を投げられる

10月25日、ABCテレビの観客参加番組「Q&A」で、ジョン・ハワード元首相が会場から靴1足分を投げられたが、いずれも的を逸れた。

質問が、オーストラリアの米主導のイラク侵攻参戦問題に及び、ハワード首相(当時)が、米英に加わり、米英豪3か国が主軸となっての侵攻を決定したことを、「当時、手に入る限りの情報に基づき、米主導の侵攻を支持した」と説明した直後、男性が近寄り、靴を脱ぐと、ステージに座っていたハワード氏に向けて投げつけた。

2008年、イラク視察中のジョージ・ブッシュ米大統領(当時)が、記者会見中、イラク人記者が米主導軍のイラク侵攻に抗議して靴を投げつけたことがある。これは象徴的な侮辱行為だった。

その男性は、「イラクで死んだ人たちのためだ」と叫び、会場からも女性が「あんたの手は血まみれだ」と叫んで、スタジオから退場した。また、男性はABCテレビ職員に連れ出された。

ハワード氏は突発事に動ぜず、「大丈夫。気にしない、気にしない。リラックス」と言って、司会のトニー・ジョーンズ氏に向き直った。会場からまた声が上がり、「飛んでくるのが靴だけなら何も気にすることはないだろう」との声が上がった。
ハワード氏は、2009年にケンブリッジ大学で演説しようとしている時にドック・マーテンのブーツ半足を投げられたことがあるとされている。(AAP)

→私も生放送では見ていなかったのですが、今日のニュースで見ました。
ブッシュ大統領に対して靴が投げられた時には、結構なスピードで、しかもブッシュ大統領が巧く靴をかわしたことが話題になりましたよね。
しかし、今回は投げた靴に勢いがなく、ほとんど届かず・・。
それでも会場はかなり騒然としていました・・。

きっと腹の中では怒っていたのでしょうが、狼狽する司会者を慰めるくらいの気の持ちようは正直すごいなと思いました。ちょっとのことでは動じない、大きな器が政治家には必要ということでしょう。。(今回のことは、「ちょっとのこと」ではないと思いますが・・。)

ブッシュ大統領とハワード首相の蜜月関係は国際関係では有名なのですが、こんなところまで真似しなくてもいいのに・・と思うのは私だけではないと思います。

Less is More

2010-10-24 21:10:02 | オーストラリアについて
Master Chefといえば、オーストラリアに在住の方にとってはおなじみだと思いますが、人気の料理番組です。

異様に進行スピードが遅く、ほぼ毎日放送しているのに、脱落者1名を決めるまでに2段階ほどを経るので、
チャンピオンを決めるまでに数カ月かかってしまうという代物。
数ヶ月前に決まったチャンピオン(名前は忘れてしまいましたが・・)は、確かSA在住でしたね。

最近は、そのスピンオフ企画というのか、「Junior Master Chef」というものがはじまりました。
12歳以下の子どもたちが、大人同様に料理を作るというもの。
進行が遅いのは大人同様ですが、どうもこれも人気になっているみたいです。

いつもはあまり見ないのですが、今日は夕食時にたまたまチャンネルをまわしていたら、
Junior Master Chefがやっていたので、見てしまいました。

今日放送されたいくつかの企画(料理)の中で、チョコレートケーキを作るというものがあったのですが、
その中で、講師っぽい女性が言っていた言葉が、題名にもあるとおり、「Less is More」という言葉。

チョコレートケーキの上に、各人の感性でトッピングをやるのですが、シンプルなものほど素材の味が出てしまってかえって難しい
つまり、トッピングやソースでごまかしてはいけないということでしょうか。
Simple is bestと同義なのかもしれませんが、何だか深いな~と。

なるほどな~と思って、少し感心してしまいました。

日本食でも、やっぱり余計な手をかけない料理こそ、一番難しいといわれていますよね。
ある著名な日本料理家は、日本食で、もっとも難しいのは、ご飯+味噌汁だと言っていたのを思い出しました。
寿司がおいしいのも通じるところがありますよね。あぁ、築地でお寿司が食べたいです。

しかし、オーストラリアで食べる料理で、シンプルと感じることはほとんどないですよね・・。
お菓子は甘すぎるものが多いし、料理でもなぜかソースがドーンとかかっていたりするものが多いし・・。

「Less is More」
いま、一番、オーストラリア人に教えてあげたい言葉です。


BHPビリトンとリオティントの合弁断念

2010-10-18 21:14:17 | オーストラリアについて
シドニー共同】英国・オーストラリア系の資源大手BHPビリトンとリオ・ティントは18日、オーストラリア西部で進めていた鉄鉱石生産の合弁事業計画を断念すると発表した。

事業統合によって価格がつり上げられるとの警戒感から鉄鋼業界などが反発する中、日本や欧州などの競争当局も公正な競争に悪影響を及ぼす恐れがあると懸念を表明、統合断念に追い込まれた。

BHPは声明で「(各国の)当局から承認を得るのが困難であることが次第に明らかになり、不本意ながら計画の取りやめに同意した」とコメント。リオも「いくつかの競争当局から計画の受け入れがたい見直しを要求された」と強調した。

鉄鉱石生産で世界2位のリオと3位のBHPは2009年6月、鉄鉱石生産で両社対等の合弁会社を設立する方針を公表した。しかし、今年10月に日本の公正取引委員会は、合弁事業が価格競争などを阻害しかねないとして独占禁止法上の問題点を両社に通知。ドイツカルテル庁も統合を認可しない方針を示していた。

2010/10/18 09:21 【共同通信】


→このニュースはオーストラリア国内ではもちろん大きく報道されています。
っていうか、鉄鉱石をはじめ、鉱物価格はバブル状態なのに、これ以上上がってしまったら・・と思うとぞっとします。
その背景には、ビリトン社の経営状態があるといわれていますが、真偽のほどはいかに・・。
というか、日本の公正取引委員会が意見を出すのには、少し??と思った方も多いのではないでしょうか。

日本の公取のHPでは、

「引き続き,国際的な事案についても,我が国市場における競争に大きな影響を及ぼすものについては,海外競争当局とも連携しつつ,積極的に対処してまいります。」

と書いてありました。公取の権限大ですね。知りませんでした・・。

このニュースを背景にして、両社の株は下がり気味です。
必ずしもこれだけの要因ではないと思いますが、豪ドル安に進んだのも、資源高に支えられた豪経済への不安も影響があったものと思われます。



豪ドルも通貨安競争?

2010-10-11 20:43:19 | オーストラリアについて
日本でも最近は、外貨としての豪ドルが注目されていますね。
なんでも、米ドル、ユーロ、ポンドについで取引されているのが豪ドルというのですから、
国民の経済規模に比べるとかなりインパクトは大きいと思います。

なんといっても高金利が魅力的ですよね。
例えば、日本の定期預金は0.03%が定番だと思いますが、オーストラリアの銀行は、概ね5%が一般的です。
その差は、166倍・・。考えるのさえはばかられるくらいの利率です。

以前にも書いたとおり、オーストラリアは、世界各国が不況にあえいでいる中、
資源バブルを背景にして非常に好景気です。失業率も5.1%と一時期に比べ下がっております。

そんなオーストラリアドルも、通貨安競争に巻き込まれている感があります。
豪ドル/米ドルがなんと28年ぶりに、1米ドル=0.9918豪ドルという高水準になり、
1米ドル=1豪ドルという日も遠くないといわれています。

豪ドルは非常に魅力的な通貨であることはこれからしばらくは変わらないと思います。
当面は、資源高を背景にした好景気が続くでしょうし、(今月は見送られた)豪中銀による金利引き上げも
来月又は再来月には必至とも言われており、それによる豪ドル高はさらに進むものと思われます。

ただ、通貨高になれば、輸出をはじめ自国の産業に影響が出るのは当然のこと。
オーストラリア政府もようやくその懸念をもちはじめたようです。

記事 → こちら


オーストラリアは景気がいいので、豪ドル高というのはある意味納得できます。
ただ、日本の財政赤字や景気指標を見るに、円高というのは全く理解できません。
先週、日銀が金融緩和を決めたにもかかわらず、米ドル・円相場、豪ドル・円相場への影響は全くなかったと言っていいですよね。

海外で暮らしている分には、円高になってくれた方が生活面では嬉しいですが、
最近の豪ドル・円相場は、米ドル・円相場と違って、それほど円高にふれず、むしろ円安傾向で下げ止まっているともいえます。
おそらく、円、豪ドルともに「通貨安競争」に巻き込まれており、その被害の度合いが豪ドル・円相場に出る、
つまり、豪ドルの方が円よりも巻き込まれ具合が「まし」ということなんでしょう。。

それにしても、1豪ドル=60円になったり(リーマンショック後)、110円になったり(リーマン前)、
為替というのはつくづく恐ろしいですね。。

バージン・ブルーのシステム障害

2010-09-27 20:39:56 | オーストラリアについて
格安航空会社(LCC)であるバージン・ブルー社のシステムがダウンしたようです。

チェックインシステムが働かず、手動式に急きょ切り替えたため、
出発までに時間がかかり、欠航やキャンセルが相次いだとのこと。

問題なのは、システムがダウンした場合に起動するはずの
バックアップシステムまでダウンしてしまったことのようです。
(6月には同社で予約システムがダウンしたみたいです。)

詳細はこちら → 記事

さらに問題なのは、昨日始まったシステムが今日も回復しなかったことでしょう。
テレビには空港のカウンターに詰め寄る、怒りの客の様子がTVで流されていました。

ジェットスター、バージンブルー、タイガーエアウェーなどLCCは
現地では当たり前のようになっています。
カンタスに比べて3割~4割安いことが多いので利用者は多いはずですよね。

オーストラリアの飛行機会社は優秀と言われていますが、
それでも某大手や小さい会社になると、急にキャンセルなんてことも起こりうるそうです。

全日空もLCCを設立するみたいですし、LCC競争はこれから
日本でも激しくなってくるものと思われます。

いやはやこういうニュースを読むと、やはりカンタスは安心だなと思ってしまうのは
私だけでしょうか??

Gilard Snatch Victory

2010-09-07 22:26:35 | オーストラリアについて
8月21日に総選挙が行われ、与野党共に過半数に達しないという
状態が続いていたのですが、今日ようやく独立系議員が結論を出し、
与党(労働党)が政権を維持することとなりました。

それを、The Australian紙は、「Gilard Snatch Victory」と伝えています。

当初の獲得議席は、

労働党:72議席
保守連合:73議席

と、当初、与党不利と伝えられていたので、「Snatch(奪い取る)」という
言葉が使われたのかもしれません。

同時に、労働党支持を表明した独立党議員への地元へ
100憶ドル(≒8000憶円)の地域振興策を決めたと報道されました。

これで、3週間以上続いていた政治的空白はとりあえず収束することになります。
ただし、議員での獲得議席は、

与党:76議席
野党:74議席

と非常に均衡しており、政治状況によっては今後も多少の混乱は続くかもしれません。
ただ、記者会見したギラード首相の白いスーツがものすごく自信満々で
すごく嬉しそうでした。

それにしても、政治は怖いですね・・。
状況はどこの国も同じかもしれませんが・・。

政局

2010-08-28 23:44:14 | オーストラリアについて
政治的空白というのは、こういうことをいうのでしょう。

ここ数カ月の日本とオーストラリアの政治には共通点が何点もあります。

○選挙を前にして、(与党内から)これでは選挙が戦えないとして、
いわば内紛的に党首(総理)の顔が変わったこと。

○就任当初は高い支持率を記録したものの、次第に苦境に追い込まれたこと。

○選挙で与党で過半数を失ったこと。

○次のリーダーを決めるまで、大きな決定ができず国内から批判が出ていること。

などでしょうか。

現地オーストラリアの様子はというと、独立系議員の取り込みに、
与野党ともに必死になっており、先週末に個別に要望を与野党に伝え、土日は
地元に戻ったうえで、週明けにもその結果が出るのではないかと言われています。
(土日は地元に戻る。というのも、日本と同じですね。)

それに加えて、民主党代表選の結果いかんでは、日本の政治が
大きな変動期に突入することも考えられます。

政治家としては、信念をもって、国を良くするためには
どうしたらいいのかを考えての行動だと思うので一概には何とも言えないと思います。

ただ、重要なことが決まらなかったり、先送りされるというのは、
理にかなっていないかなと思う次第です。

外から見ていても、今後の行方が心配です。

Independence Day

2010-08-23 19:19:15 | オーストラリアについて
引き続き、開票作業が進んでいます。
いずれにしても、いずれの党が過半数を制することはできない状態なので、
緑の党や、独立系議員がカギを握ることになり、
これらの議員が各種マスコミからひっぱりタコ状態です。

それを、オーストラリア風にジョークをきかせていうと、
[Independence Day]ということになるみたいです(笑)

決して、オーストラリアが独立するわけではありません。
これらの議員が、これまではほとんど注目されていなかったのに。。ということでしょう。

さて、選挙管理委員会の発表によると、

オーストラリア連邦選挙管理委員会(23日19時現在:開票率約78%)によると、

労働党  72議席
自由党  62議席
国民党  7議席
独立党  2議席
領土党  1議席
緑の党  1議席
未 定  5議席

と、労働党の議席が2議席増えて、昨日と比べて、自民党の議席が2議席減っています!?

オーストラリアの選挙制度は、単純な小選挙区制度ではなく、選挙区内のすべての
立候補者に対して、優先順位をつけていく方式なので、最後の最後まで
票が確定しないということはあるんでしょう。

加えて、昨日も書いたとおり、郵便票の影響というのも少しはあるのかもしれません。

ただ、いったん、当選!!と喜んでいた候補者がいきなり、落選といわれると、
そのショックは図りしれないですよね。。

最後まで確定してから発表するか、もっと開票作業を早めるかしないと、不幸な人が
これからも出てくるかもしれないですよね。

この辺も、[お国柄]ってやつでしょうか。
日本で同じことがあったら、総スカンだと思いますがね。