フクロウの生息する高原・清里より

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ニホンアナグマの巣穴調査

2020-04-04 18:44:55 | Animals
1月に調査した巣穴と同じ場所で再調査した。
1月にはタヌキが撮影されたので、タヌキの巣穴として報告したが、今回の調査でニホンアナグマの巣穴であることが判明した。

周囲には7~8個ほどの巣穴が確認できる(地下でつながっている可能性がある)。
タヌキは、ニホンアナグマの巣穴の一部を利用していたか、利用できる巣穴を探していたのかもしれない。
ニホンアナグマは冬眠する習性があるので、1月の調査では確認できなかった(タヌキは冬眠しない)。
今は、ちょうどニホンアナグマが冬眠から目覚める時期である。

トレイルカメラを設置して7泊8日の撮影を行った。
ニホンアナグマが7回、キツネが1回撮影された。今回はタヌキは撮影されなかった。
ニホンアナグマの7回のうち2回は夕方の明るい時間に撮影され、5回は夜間に撮影された。
キツネは早朝の明るい時間に撮影された。
この巣穴には、3頭のニホンアナグマが住んでいるようだ。
一頭は、昨年生まれた子供かもしれない。
ニホンアナグマは秋に子別れするが、メスの子を一頭だけ残して、翌年の子育ての手伝いをさせることがあるという。
3頭のニホンアナグマ(使用しているトレイルカメラは、昼間はカラー撮影、夜間は白黒撮影になる)。
右端の個体は巣穴から出るところ。
キツネ
3月30日7:32 
この日は10cmあまりの積雪があった。
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