フクロウの生息する高原・清里より

八ヶ岳と周辺の生き物を紹介

アオゲラの育雛

2016-06-05 07:54:32 | Birds
先週はアカゲラの巣を観察したが、今週はアオゲラの巣を観察した。

アオゲラ(29-30cm、120-138g)は、アカゲラ(20-24cm、66-98g)と比べるとかなり大きい。
産む卵の数もアオゲラは多い(アオゲラ7-8個、アカゲラ4-6個)。
そのため、巣から漏れてくる雛の声は、アカゲラよりもはるかに大きい。
給餌に来たメス
苦しそうに首を振って、餌を吐き戻している。
いちど給餌に来ると、餌を何度も吐き戻し、繰り返し雛に与える。
そのため、アオゲラは一回の給餌にとても時間がかかる。
(アカゲラは生きた餌を大量にくわえて持ってくるだけで、餌は吐き戻さない)。
給餌頻度は低く、一時間以上間隔が開くことがある。
観察者にとっては待ち時間が長くなり、テントの中で退屈することになる。
給餌を終えたメスは、すぐに飛び去らずに、巣の横で何度か餌を吐き戻すようなしぐさをしていた。
まだ給餌したいのに、餌が出てこない様子だった。
さっきの雛が引っ込んで、別の雛が顔を出した。
巣の中で激しい競争があるようで、雛はすぐに入れ替わる。
親鳥が飛び去った後も、顔を出している。
オスが給餌中。
雛は必死の形相。この雛は頭部の赤色が少なく、先ほどの2羽の雛とはまた別個体。
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