たつのこ半畳記 350

坐禅会情報・四季折々の様子を伝えるときどき日記。
令和3年に開創360年を迎えている起雲山大龍寺のブログです。

★第12回夏期大学講座「禅といま」開催しました

2011年07月30日 | 講座「禅といま」
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平成23年7月26日(火)~27日(水)の日程で、
第12回夏期大学講座「禅といま」が開催されました。

講師は、初日が奈良康明老師(駒澤大学名誉教授 法清寺東堂)・新井満先生(作家)、
2日目が村上和雄先生(筑波大学名誉教授)・小倉玄照老師(岡山成興寺住職)でした。
会場いっぱいの330名が受講され、更に100人を超えるキャンセル待ちとのこと。

毎年、受講生がひしめきながらというのが恒例となりました。





初日の1講目は、奈良康明老師の「今、自他の関係を考える」でした。









この夏期大学講座のための精進料理によるお昼ご飯の時間をはさんで、
2講目は、新井 満先生の「千の風に吹かれながら良寛について考える」というお話し。
途中に朗読・歌唱もあり、多芸な才能をご披露下さいました。



※新井先生はおはなし中の写真撮影不可のため、空座のスナップのみ。





会場での講座が終了し、希望者による坐禅教室もありました。
坐禅は約90名、椅子坐禅は100名程度で行いました。









2日目となり、第3講目はDNA研究の第一人者である村上和雄先生の「心と遺伝子」
冒頭のDNAブラックジョーク2発をはじめ、会場が(笑い)涙しました。









第3講目が終了し、朝日新聞文化事業団の代表の方にお越しいただき義援金を寄託しました。
これは、今回の参加者受講料のうち500円を義援金としてお預かりしているためです。
毎年、朝日新聞の社告に参加募集を掲載していることから、寄託先としてお願いした模様です。







午後の第4講は小倉玄照老師の「溪声山色に生きる」
12回を数える夏期大学で6回もご出講頂いている老師です。
もう、感無量です。







ところで、毎回のことですが、午後の講義の時間を使って、
講義後に開かれる坐禅教室の準備をしています。
坐蒲を綺麗に並べると、それだけで会場の雰囲気が引き締まります。









元は曹洞宗の礎である道元禅師の750回忌の文化事業として開催された講座ですが、
受講者からの好評を得たことによって毎年の継続事業へと昇格し、
永平寺の3代目徹徹義介禅師700回忌における文化事業も手がけてきました。

昨年までは、大本山永平寺の主催行事として行ってきましたが、
事情により、今年から「禅といま」実行委員会の主催となりました。
新しくお寺さん方に開催の協力をしていただいたり、
曹洞宗宗務庁の方も多数お見えになってくださったりと、
これからの広がりも感じる今年の夏期大学「禅といま」となりました。
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