たつのこ半畳記 350

坐禅会情報・四季折々の様子を伝えるときどき日記。
令和3年に開創360年を迎えている起雲山大龍寺のブログです。

★諏訪頼岳寺での叢林生活

2012年08月10日 | まなび
叢林(そうりん)とは、修行道場のことをいいます。




世田谷学園中学校による頼岳寺叢林生活に行ってきました。
お寺の子弟さんが、修行道場での生活を模して5日間の合宿を行うのですが、
会場は長野県茅野市にある少林山頼岳寺さま。

地元の領主であった諏訪氏の菩提寺でもあり、
本山に匹敵する規模のお寺です。







山門







僧堂(坐禅堂)







歴代住職の墓地







開基諏訪氏の霊廟







本堂と坐禅堂をつなぐ山腹の回廊





今回、私は他の行事が重なってしまい今回は一泊二日のみ参加しました。
この叢林生活では、坐禅、法要、回廊掃除をはじめとする作務などが行われます。

なかでも、食事は坐禅堂で坐禅を組みながら行われました。

応量器という僧侶が所持している重ね組の食器を使用し、
修行道場で行われているものと全く同じ作法・手順で食事をとります。
給仕をする人、お唱えをする人もいなくてはならず、こればかりは一人では行うことが出来ません。
このような機会・条件が整って初めて行じることができます。

道場を離れてすでに16年。
それ以来初めての応量器での食事ができ、それだけでも大変有り難いことでした。





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