王子のきつね on Line

ΛΛ
( ^^ ) < 探したい項目は「カテゴリ」でさがしてね。☆彡
≡V≡

小田和正、史上最年長でオリコン首位獲得~この人の発声の秘密~

2005年06月24日 20時17分00秒 | 音楽
浜崎あゆみばかりに気がいってたら、小田さんがこんな記録をつくっていた。

「小田和正、史上最年長で首位獲得!!」

57歳と9ヵ月ですか。やっぱり小田さんはすごいな。(爆)

 小田さんが57歳なのに、若い頃と同じような声が出るのには、秘密がある。それは、この人の発声法なのだ。
 人が声を出すのは、肺からの呼気が気管支、気管をへて、声帯を震わせ、その周波数が声の高低を決める。あとは、口むろ、鼻むろに抜けて、いろいろな声になるのだ。



 小田さんが、他の人とちがうのは、喉頭蓋(こうとうがい)が完全に開いていることである。喉頭蓋は、ほんらいはモノを飲み込んだとき、それが気管に入らないようにするフタなのだが、なぜか日本人(日本語)はこれを全開させて発音できないのだ。ここが中途半端な状態で発生すると、声帯を悪くしてしまう(つまり、日本語は声帯に悪い発生をする言語なのだ)。
 じつは、ここを全開して発生する言語はあまり多くなく、イタリア語やスペイン語などロマンス(ラテン)系の言語がそうなのだが、フランス語はそうではない。オペラがイタリア語で歌われるのには理由があって、他の言語ではあの響きをつくりだすことができないのだ。同じオペラでもドイツ語のオペラはそうではない。しかし、ドイツ人は体が大きいので、あまり響かせなくても、ある程度の発声ができてしまう。

 日本人で、もう一人、このような発生をする人がいるのだが、それはこの人なのだ。この人の声は、剛速球投手の投げる球が、手元で伸びるというより、浮き上がる感じなのだ。はっきり言って、日本人のどのテノールよりもテノールらしい発声をしている(もちろん、本人はそのことを知らないw)。

 浜崎あゆみは、当然、こんな発声はできない。あの「ぐーぐーがんも」か「ドラえもん」みたいな声は、喉頭蓋が開ききっていない。しかし、私は、一度だけ、彼女が喉頭蓋全開の声を出したのを聴いたことがある。それは3rd.アルバム"Duty"の12トラック目の"girlish"がはじまる直前。
ようし、じゃ一度やってみよう。
ヘクション!
アハハハハ…

 この「アハハハハ…」がメディアに記録された彼女の発した唯一の喉頭蓋全開の声なのだ。(爆)

 しかし、こんなこと書きながら、オイラってホントに耳がいいな、と思う。こんなに耳がいいのに、音楽の仕事なんてしたことはないし、しようとも思わない。ホントにムダな耳だ。(火暴)

最新の画像もっと見る