goo blog サービス終了のお知らせ 

月乃和熊(ツキノワグマ)のささやき

歴史好きオヤジが細々と大震災、水害、雪害の復興花火や図書館の蔵書の支援を続けていまふ。

零式艦上戦闘機(35) アクタン・ゼロ(2)

2014-04-05 12:00:00 | 航空機・船舶(軍艦・機)
---------------------------------
零式艦上戦闘機(35) アクタン・ゼロ(2)

昭和17年(1942)6月、ついにアメリカ軍の手に渡ってしまった、零戦21型『アクタン・ゼロ』は、アメリカ本国で修理され、ジョン・スミス・サッチ海軍大尉とメルビン・C・ホフマン大尉によって、攻撃方法を徹底的に研究され、『サッチ・ウェーブ』という戦法を編み出した。

それは、零戦1機に対して2機の戦闘機が組んで攻撃する方法で、まず高度を優位に保ち、2機が組んで急降下で一撃を加える。

また格闘戦に引き込まれそうな場合は、2機が互いに交差するように運動して、互いの後方を援護して、零戦の追尾を断ち切り、攻撃チャンスを狙うというものだ。

そして味方パイロットに、零戦と戦闘を交える際の『戒律』を勧告した。
1.零戦と格闘戦を試みてはならない。

2.自機が敵機の直後にある場合を除き、計器指示速度480キロ以下で、零戦と戦闘にはいってはならない。

3.低速で上昇に移った零戦に追尾してはならない。
  (もし追尾すると、わが方は失速する危険があり、零戦は失速したところを見逃さず、後ろ上方から容易に攻撃できる)

4.零戦と戦闘する味方機は、できるだけ軽くし、戦闘に絶対的に必要でない装備は取り外すべきである。

さらに、零戦は左方向に限って、アメリカ軍が保有するどの戦闘機よりも、早く回転(ロール)する能力を持っていたので、アメリカ軍のパイロットは、その反対に回転(ロール)して有利な体制をとることに努めた。

これ以降は、アメリカ軍は2000馬力級の戦闘機の開発を強化し、パイロットは2機一組で、優位な高度を保ち、急降下からの一撃離脱戦法で、零戦のパイロットを大いに悩ませるようになったのであります。

零式艦上戦闘機(36) 山本長官機撃墜 2014-04-12 につづく~
前の記事 零式艦上戦闘機 (34)アクタン・ゼロ 2014-03-29

零戦52型の雄姿フォトアルバムをご覧あれ!!


<関連記事>
零式艦上戦闘機リンク集 2013-09-14
 零式艦上戦闘機のお話や、「所沢航空公園」、「零戦来日」の記事はリンク集を見てね♪

---------------------------------
気が向いたらポチッとな    blogram投票ボタン
blogram会員にはユリノキちゃんからココポイポイントプレゼントがあるかも
---------------------------------
3.11東日本大震災 忘れない!風化させない!!

 忘れない!たすけあおうNippon!飲んで食べて東日本を応援!

たすけあおうNippon!福島県を応援!
飲んで食べて宮城県を応援!
食べて飲んで岩手県を応援!

クリックで救える命がある。
一日一回ポチッとクリックをお願いいたします


<月乃和熊(ツキノワグマ)のリンク集>
零式艦上戦闘機リンク集・・・・・・・・・・・・・熈代勝覧(きだいしょうらん)リンク集
【乃木希典大将】シリーズリンク集・・・・・・・JRで行く南紀・伊勢の旅2013リンク集
国立東京博物館リンク集 2013-11-01