月乃和熊（ツキノワグマ）のささやき

2016-10-27 05:00:00 | 航空機・船舶（軍艦・機）

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BATTLESHIP YAMATO

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BATTLESHIP YAMATO

昨夜の日本シリーズで広島カープが敗戦し二勝二敗。
気持ちは少し複雑だが、おかげで第６戦を観戦できる！

広島へ、広島東洋カープのＣＳファイナルの第２戦を観戦に行ったついでに、呉の大和ミュージアムに行ってきた。

展示されている戦艦大和は、１０分の１モデルだといっても２６ｍもあるから、かなりでかい。

広島カープも大好きだけど、ゼロ戦も大好き！
なのに、カミさんに大和のジャンパーを買ってもらって、大和をバックに記念撮影♪

大和のジャンパの背には、英語で大和の諸元が書いてある。

＝戦艦ヤマト＝
１９３６起工
１９４１年１２月１６日就役
ボイラー　１２缶
１５万馬力

全長　２６３ｍ
船幅　３６ｍ
吃水　１１ｍ
主砲防盾６５０ｍｍ
舷側装甲４０９ｍｍ

主砲
４６０ｍｍ×９
（４５口径４６ｃｍ３連装砲塔　３基）

１５５ｍｍ×６
（６０口径１５５ｍｍ３連装砲塔　２基）

機銃
２５ｍｍ機銃×１５２
１３ｍｍ機銃×８
１２．７ｍｍ機銃×２４

航空機×７機

乗員２７５０人
排水量７２，８０８トン
最大速度　２７ノット（約５０キロ）
沈没　１９４５年４月７日　沖縄沖２００キロ

世界最大最強の戦艦は、海軍が夢見ていた艦隊決戦に至ることなく沖縄特攻に出撃し、アメリカ軍の航空攻撃によって沈んでいったのであります。

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2016-10-21 05:00:00 | 航空機・船舶（軍艦・機）

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零式艦上戦闘機（１１４）　呉の六二型

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零式艦上戦闘機（１１４）　呉の六二型

呉の大和ミュージアムに展示されている零式艦上戦闘機　六二型。

説明書によると、
第２１０海軍航空隊所属の六二型は、昭和２０年（１９４５）８月６日、吾妻常雄（あがつまつねお）海軍中尉の操縦で、明治基地（愛知県安城市）を飛び立った。

ところがエンジトラブルで琵琶湖に不時着。

それが昭和５３年（１９７８）１月、３３年振りに琵琶湖から引き上げられた。

当時のパイロット、吾妻元海軍中尉の協力を得て修復されたのでありました。　

零式艦上戦闘機（１１５）　六二型（Ａ６Ｍ７）2016-11-13　につづく～
前の記事　零式艦上戦闘機（１１３）　二二型プラモ　2016-08-31

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零式艦上戦闘機（１１３）　二二型プラモ

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零式艦上戦闘機（１１３）　二二型プラモ　　　

ある古本市で零戦の二二型プラモを見つけた。

どう～しよう～かな～・・・
と、迷っていたら、つい買ってしまった（汗）

またやっちまった。。。

約２０年前に発売された、
このプラモデルは発売されたころは２０００円はするものだったものが、
１０００円で販売されていたのでね・・・（汗）

昔々、プラモデルが好きな男の子は大勢いて、プラカラーできれいにペイントしたものだが、今となっては根気もない。

だいたい、模型屋さんもどこに行ったのやら、プラカラーなんて、いったいどこで売っているのやら・・・。

きっとこれは、組み立てることもなく、ずっと我が家に箱のままで飾られることだろう。

零式艦上戦闘機（１１４）　呉の六二型　2016-10-21 　につづく～
前の記事　零式艦上戦闘機（１１２）　四式戦疾風（キ８４） 2016-08-19

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零式艦上戦闘機（１１２）　四式戦疾風（キ８４）

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零式艦上戦闘機（１１２）　四式戦疾風（キ８４）　　

日本陸軍の四式戦闘機　疾風（キ８４）は、中島がエンジンと機体ともに開発した、２０００馬力級エンジンハ４５（海軍では「誉」）を搭載した「大東亜決戦機」だ。

＜四式戦闘機　キ８４スペック＞
エンジン：ハ４５（中島）空冷複列星型１８気筒２０００馬力
全　　幅：１１．２４ｍ
全　　長：９．７４ｍ
全　　高：３．３９ｍ
自　　重：２，６９８ｋｇ
全備重量：３，８９０ｋｇ
最大速度：６２４ｋｍ／ｈ
航続力　：２，５００ｋｍ（増槽あり）
武　　装：１２．７ｍｍ機関砲×２（携行弾数各３５０発）
　　　　　２０ｍｍ機関砲×２　　（携行弾数各１５０発）　
生産数　：３，４２１機

中島が独自に開発を進めていた、小型だが大馬力のエンジンを搭載することを前提とし、真珠湾攻撃直後の昭和１６年（１９４１）１２月２９日、陸軍は中島飛行機に格闘戦にも優れ、制空、防空、襲撃などあらゆる戦闘に耐えうる万能な重戦闘機、キ８４の開発を内示した。

昭和１７年６月に木型審査が行われ、試作機第一号は昭和１８年３月に完成した。
すると陸軍は、１００機もの試作機を発注し様々なテストを一気に実施し、昭和１９年４月に正式採用になった。

すべての燃料タンクは積層ゴムで包みこんだ防弾タンクとし、操縦席の背面は１３ｍｍ厚の防弾鋼板を備え、風防前面の防弾ガラスは７０ｍｍと防弾装置を充実させた。

プロペラは、零戦にも採用され多くの戦闘機に採用されている、ハミルトンの油圧式可変ピッチプロペラから、フランスのラチェ式電動可変ピッチを採用した。

武装は１２．７ｍｍ機関砲を２門、２０ｍｍ機関砲を２門を装備。

しかし疾風は紫電改同様、中島の２０００馬力級エンジンを搭載している。

ハ４５エンジンは、オクタン価１００のガソリンを前提に開発されたが、日本では高オクタン価のガソリンの調達は難しく、オクタン価８７程度のガソリンが一般的とあって、エンジンの信頼性が低く部隊稼働率に問題を残した。

ちなみに現在の日本のレギュラーガソリンはオクタン価８９以上。
ハイオクは９６以上だ。

戦後、フィリピンで鹵獲された疾風を使ったアメリカ軍のテストでは、オクタン価１００のガソリンを使用し、点火プラグをアメリカ製に換えてみたところ、最高速度６８９ｋｍ／ｈを記録。
「日本の最優秀戦闘機」と評価されたのでありました。

零式艦上戦闘機（１１３）　二二型プラモ 2016-08-31 　につづく～
前の記事　零式艦上戦闘機（１１１）　飴色の二一型（Ａ６Ｍ２ｂ）2016-08-07

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零式艦上戦闘機（１１１）　飴色の二一型（Ａ６Ｍ２ｂ）

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零式艦上戦闘機（１１１）　飴色の二一型（Ａ６Ｍ２ｂ）　　

零戦が昭和１５年（１９４０）に正式化されたときの型は一一型。
そして着艦フックを取り付け、左右の主翼先端を５０ｃｍ畳んで空母に収容しやすくしたのが二一型だ。

＜二一型スペック＞
エンジン：栄一二型（中島）空冷複列星型１４気筒９４０馬力
全　　幅：１２．００ｍ
全　　長：９．０５ｍ
全　　高：３．５０９ｍ
自　　重：１，７４５ｋｇ
全備重量：２，４２１ｋｇ
最大速度：５３３．４ｋｍ／ｈ
航続力　：３，５００ｋｍ（増槽あり）
武　　装：７．７ｍｍ機銃×２（携行弾数各７００発）
　　　　　２０ｍｍ機銃×２（携行弾数各６０発）　
生産数　：３，６２５機

昭和１６年（１９４１）１２月８日の真珠湾攻撃に参加。
しかし、零戦の性能を発揮したのは、台湾から出撃したフィリピンへの基地攻撃だった。

零式艦上戦闘機（１８）　本領発揮！2013-12-07
零式艦上戦闘機（１９）　本領発揮！その２2013-12-14

ところで、零戦の塗装を迷彩色や濃いグリーンにしたのは、南方に進出してからだ。
それまではグレーのような「飴色」だったといわれる。

零戦は艦上機なので、海上で活動すれば錆びやすくなる。
飴色は腐食防止の塗料だったのであります。

零式艦上戦闘機（１１２）　四式戦疾風（キ８４）2016-08-19 　につづく～
前の記事　零式艦上戦闘機（１１０）　四式戦闘機　疾風（模型）2016-07-28

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零式艦上戦闘機（１１０）　四式戦闘機　疾風（模型）

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零式艦上戦闘機（１１０）　四式戦闘機　疾風（模型）　　　

またまた、やっちまった。
本屋さんの前を通りかかったら、ついディアゴスティーニの第７シリーズ、
四式戦闘機　疾風（はやて）[キ８４]を買ってしまった。

ディアゴスティーニの第二次世界大戦　傑作機シリーズ、その週は外国機の発売日。
山積みになっている外国機の横に、”ポツン”と一機（冊）が置いてあった。

四式戦闘機　疾風は中島が造った、日本で最高の陸軍戦闘機だ。

エンジンは海軍機の紫電改と同じ、中島が作製したハ４５（海軍では「誉」）を採用し、
陸海軍を通じて、戦闘機としては６２４ｋｍ／ｈの最高速度を誇った。

ハ４５（誉）エンジンの信頼性が低く不運ながらも、まぎれもない中島の傑作機なのでありました。

零式艦上戦闘機（１１１）　飴色の二一型（Ａ６Ｍ２ｂ）2016-08-07 　につづく～
前の記事　零式艦上戦闘機（１０９）　零戦二一型模型 2016-07-16

零戦５２型の雄姿フォトアルバムをご覧あれ！！

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2016-07-16 05:00:00 | 航空機・船舶（軍艦・機）

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零式艦上戦闘機（１０９）　零戦二一型模型

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零式艦上戦闘機（１０９）　零戦二一型模型　　　

ディアゴスティーニの「第二次世界大戦　傑作機コレクション」
第１１シリーズは、「零式艦上戦闘機　二一型」だ！

平成２８年（２０１６）６月２８日（火）が発売日とのことだったので、
行きつけの本屋さんに予約して買い求めた！

これでディアゴスティーニの零戦シリーズは、二一型と五二型の二機になった。

いつかたぶん、二二型が発売されることは間違いない。
しかし狭い我が家には、もう飾るところがないのであります・・・。

零式艦上戦闘機（１１０）　四式戦闘機　疾風（模型） 2016-07-28 につづく～
前の記事　零式艦上戦闘機（１０８）　局地戦闘機　雷電　2016-7-4

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2016-07-10 05:00:00 | 航空機・船舶（軍艦・機）

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九七式戦闘機（キ２７）

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九七式戦闘機（キ２７） 　

九七式戦闘機、通称九七戦は陸軍の戦闘機で、中島飛行機が造った傑作機の一つで、一式戦闘機「隼」が登場するまでの陸軍の主力戦闘機だ。

＜九七戦スペック＞
エンジン：ハ１乙（中島）空冷９気筒７１０馬力
全幅：１１．３１ｍ
全長：７．５３ｍ
全高：３．２５ｍ
自重：１，１１０ｋｇ
全備重量：１，５４７ｋｇ
最大速度：４６８ｋｍ／ｈ
最大行動半径：６００ｋｍ
武装：胴体内７．７ｍｍ機関銃 × ２
(携行弾数各500発）
生産数　３，３８２機

昭和１０年（１９３５）１２月、陸軍は三菱の開発した九試単座戦闘機、のちの九六式艦上戦闘機の成功に刺激され、中島、川崎、三菱の三社に低翼単葉で格闘戦に強い戦闘機の競争試作を命じたが、実質的には中島と川崎の一騎打ちとなった。

中島は格闘戦に優れた機体を、川崎は液冷エンジンで速度に優れた機体を開発したが、格闘戦に優れた中島に軍配が上がり、昭和１２年（１９３７）９月、九七戦闘機（キ２７）として正式化された。

格闘戦を重視したといっても、海軍の九六式艦上戦闘機の最高速度４０５Ｋｍ／ｈより６０ｋｍ／ｈも速い。

昭和１４年（１９３９）５月から９月にかけて、ソビエト連邦（ソ連）と関東軍が衝突したノモンハン事件では、当初複葉機のＩ－１５を格闘戦に優れた九七戦が圧倒した。
しかし物量に勝るソ連軍は、低翼単葉、引込脚を備えた全金属製の新鋭機Ｉ－１６を投入。

６月中旬には日本陸軍第二飛行集団の戦力、九七戦７８機に加え、九七軽爆撃機、九七重爆撃機など総計１２８機に対し、ソ連軍は戦闘機だけでＩ－１５は５６機、Ｉ－１６に至っては９５機と合計１５１機。
攻撃機等を加えると総計３１８機も揃えた。

しかもソ連軍はＩ－１５を囮に、低高度でＩ－１５に食らいついた九七戦を、Ｉ－１６は性能を活かし上空から一撃離脱で九七戦に襲いかかった。

７月下旬。
第二飛行集団は九七戦９１機を含む、攻撃機、偵察機の総計１５４機まで増強。
ソ連軍は、新鋭のＩ－１６を２４４機も揃え、Ｉ－１５を含めると戦闘機だけで３７６機。
攻撃機等を含めると総計６２３機を揃えた。
総計数では４倍、戦闘機だけでも２．７倍だ。

第二飛行集団は、じりじりと機数を消耗していき、稼働可能機は１４０機にまで減少した。
５月から９月のまでのおよそ５か月間で日本軍の損害は、被撃墜７４機、被撃破１０２機、合計１７６機であったが、ソ連軍を２５０機も撃墜撃破したのでありました。

＜関連＞
九七戦（所沢航空発祥記念館）　2016-05-20

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零式艦上戦闘機（１０８）　局地戦闘機　雷電

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零式艦上戦闘機（１０８）局地戦闘機　雷電　　　

奇しくもアメリカのＰ－４７　サンダーボルトと同じ名前を持つ。
陸上基地に配備して、敵の爆撃機から基地を防衛するために開発されたのが局地戦闘機　雷電だ。

昭和１４年９月、海軍は三菱に十四試局地戦闘機の開発を単独指名した。
開発主務者は零戦の開発主務者、堀越二郎だ。

＜雷電二一型スペック＞
エンジン　火星二三型甲　空冷１４気筒　１，８００馬力
全福　　　１０．８ｍ
全長　　　　９．６９５
全高　　　　３．９４５ｍ
自重　　　　２，５３９ｋｇ
全備重量　　３，５０７
最高速度　５９６．３ｋｍ／ｈ
最大航続力　２，５１９ｋｍ（増槽あり）
武装　　　２０ｍｍ機銃 × ４（１挺当たり１９０発）
生産数　　６２１機

海軍初のインターセプタ―として、高速高高度で侵入する敵大型爆撃機を迎撃するために開発された。

敵機が接近すると、とにかく早く上昇して敵機よりも優位な高度を取って迎え撃つ。
そして、強力な２０ｍｍ機銃弾を浴びせては離脱し、また敵爆撃機を追いかけながら上昇し、再び優位な位置から攻撃する。

航続力は短かいが上昇力が高く６，０００ｍまで５分３８秒と、零戦と比べると五二型が６，０００ｍまで７分１秒かかるので、いかに優れているかがわかる。

当時、日本で一番の大馬力のエンジンを搭載しながらも、胴体を紡錘形にして空気抵抗を下げた。
防弾装備も操縦席前面には防弾ガラス、パイロットの背面には防弾板、主翼内には自動消火装置、防弾タンクも装備した。

海軍は零戦の後継機として期待を寄せていたが、開発は思うように進まなかった。

局地戦闘機として要求したはずなのに、海軍のテストパイロットからは、零戦並みの空戦能力を要求され混乱に拍車をかけた。

設計主務者の堀越二郎自身が、雷電が一番優れた飛行機と自負しながらも、非常に扱いにくい戦闘機とされてしまい、わずかな生産数にとどまってしまった。

戦後、フィリピンで鹵獲された雷電が、アメリカ軍による飛行テストの結果。
最高速度６７０ｋｍ／ｈ
上昇力　５分１０秒／６０００ｍ
海軍の諸元を、はるかに超えたのでありました。

＜関連＞
零式艦上戦闘機（５９）最強のレシプロ戦闘機Ｐ－４７　2014-9-20　

零式艦上戦闘機（１０９）　零戦二一型模型 2016.7.16　につづく～
前の記事　零式艦上戦闘機(１０７）　新司偵 2016-6-20　

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