
初めてアウトレットなんて言葉を聞いたのは15年くらい前のことでしょうか。アメリカにはこういう流通ルートがあるのだということを知りました。同じ頃、埼玉県にアウトレットなるものができたという話。それからややあって、大阪の鶴見にららぽーとブロッサムとかいうアウトレットモールができました。あの頃は鶴見にちょいちょい行きました。mont-bellが手頃な値段で買えるのは魅力でした。 アウトレットモールというものを次のように認識しています。
そこで、疑問が生まれます。
で、ウィキペディアなどなどネット上で検索をかけてみると…
モノが売れない時代ではあるけれども、理由をつけて正規品より安い商品を大量に市場に流通させることは、結果的にブランドの首を絞めることになると思うのですが、しろうと考えでしょうか。
- 型番落ちや多少のキズのあるものなどを理由を明らかにして売ること。
- よって、衣類などにつくタグが切られていたりすねることもあること。
- いわゆるブランドものと評価されるものが安くで買えること。
- 街中よりも郊外にあって駐車場とセットで作られていること。(ブランドものの場合、正規価格で売る百貨店などとケンカしないようにという理由で郊外に作るらしい)
そこで、疑問が生まれます。
- だいたいどこのアウトレットモールでも煮たようなブランドの店舗が入っています。とりわけスポーツ系ブランドはどこへ行っても同じ店があるのですが、それだけ多くの店舗で販売するだけのアウトレット商品があるのかという疑問です。
で、ウィキペディアなどなどネット上で検索をかけてみると…
- アウトレットモールの大手はプレミアムアウトレット(チェルシージャパンが運営)と、三井アウトレットパークの2系統らしいこと。私が行ったことのあるところでいえば、前者は御殿場、りんくう、神戸三田。そして後者はジャズドリーム長島、大阪鶴見、マリンピアというわけです。
- アウトレットモール専用商品が相当あるらしいこと。
- ブランドの看板となるようなお店(街中とか百貨店にある)には置けないようなお値打ち品(アウトレット専用商品)を開発して正々堂々を売ることがあるらしいこと。
- すでに国内の客だけでなく、海外からの観光客を当て込んで展開されていること。九州の鳥栖やりんくうや御殿場など、外国人観光客の通過するルートに作られているらしい。
モノが売れない時代ではあるけれども、理由をつけて正規品より安い商品を大量に市場に流通させることは、結果的にブランドの首を絞めることになると思うのですが、しろうと考えでしょうか。
と言うか、うちの店もブランドショップってイメージじゃないですが2店舗ほどアウトレットモールに出店してます。
もともとの発端でいくと毎年毎年、新商品を作っていくので古い在庫を同じ店の中で値下げして売るには限度があり処分専用店を別に作ったってところでしょうか。
通常はシーズン毎のバーゲンで処分しますが、どうしてもしきれないものが溜まっていきます。
それにいつまでも店内に旧モデル半額とか、ともすれば8割引なんてのを売っていては、プロパー価格でニューモデルを買う気をそぐしイメージも悪くなるので、それは別店舗(アウトレット)でってことになるんですね。
レギュラー店舗が数十店舗の単位であれば、残念ながら?アウトレット店1~2店舗の在庫ぐらいは十分あります。
最初は店名を変えてブランドネームを表に出さずに出店しているところもありましたが、今はアウトレットモールそのものが有名になってるので、最初からアウトレット用の商品を作って販売するところも増えています。
キズ物を訳ありで売るのは、ディスカウントストアの方が多いかな。
長くなるのでこの辺で(笑)
iniさまはこういう関係のお仕事をされているんでしたね。勉強になりました。
によると…。アウトレットモールの作り方の工夫としていくつか。
・同じような業種(?)の店舗をわざとバラバラに配置して、客に歩かせることで、目的外の買い物もさせようという狙い。
・夫婦やカップルが別行動をできるようにし、女性が気兼ねせず買い物に集中できるようにする工夫。ベンチを多く置いたり、男性にも興味あるニコンなどを出店させる。
・ビラを制限して、安売りの雰囲気を払拭する工夫。
・最初は小さくオープンして、やがて増床することでレピーターを呼ぶ工夫。
テナント側の工夫として数点。
・食料品店では、容器を安価なものに換え、正規店とは区別を図る。
・靴屋では、残革を使う。本来取り扱う商品では使わずに捨ててしまう革を使うことでコストダウンを図る。つまり、この2点は、アウトレットモール専門の商品を開発するということですね。
・アウトレットモールでなら、サンプル品を置くことができる。つまり品揃えがなくてもその性格上、問題なし。
というようなもことを番組で言ってマシタ。