ついにヨーロッパ最後の国スペインにやってきました。太陽の国と言われるだけあってたとえ12月でも日差しが明るいです。雰囲気も明るいです。ヨーロッパ滞在が予定を1ヶ月もオーバーしたため楽しみにしていたバルセロナ(2回目)やバレンシア、トレドなどはすっ飛ばしてしまいましたが。今回はアンダルシア地方のセヴィージャとグラナダだけ訪問しました。セヴィージャもバスの乗換えで半日滞在しただけで(街中が工事中だらけだったこともあり観光もせずにカフェやネットカフェで主に過ごしました)、すぐにグラナダへ移動しました。
観光名所の周辺も思いっきり工事中のセヴィージャ
1500円もの入場料を払ってアルハンブラ宮殿へ。天気が良かったのでピクニック気分で楽しかったです。噂の繊細な装飾もとてもよかったです。
高台にあるので、グラナダの町が一望できます。
グラナダでは日本人との出会いが多かったです。まずは、パリで2ヶ月前に出会ったスペイン留学中の二人と再会でき、おすすめのバルに連れて行ってもらいました。また、泊まっているホテルにも日本人が多かったし、アルハンブラ宮殿では40歳で世界一周中の人にも出会いました。
しかも、グラナダには日本語情報センターというものがあり、ギター販売をしているおっちゃんが旅行者向けに色々と情報を教えていました。僕もその人の噂を聞いていたので、暇つぶしに訪ねてみました。どうもその人はモロッコとイタリアに恨みがあるらしく、モロッコやイタリアの悪口ばかり散々言っていました。しかし、ちゃんと地元情報として安い中華料理屋の情報とかも快く教えてくれましたが。そこでも一人旅で貧乏旅行中の学生と出会いました。彼女は、次の目的地がモロッコということで色々話をしましたが、なかなかハードな旅をしているみたいで、びっくりさせられました。毎日夜行列車で移動していたとか、パンとシーチキンだけの食生活を送っていたとか。しかも、シベリア鉄道でヨーロッパに来たらしいのですが、そこで出会ったイギリス人との恋愛に悩んでいるそうです。
バスでアルヘシラス⇒タリファと経由して船でモロッコのタンジェへ渡りました。アルヘシラスから船に乗るつもりが、タリファに移動した方が安いとその時一緒にいた日本人に聞いたので、タリファからの船に乗りったのです。この旅行で僕が唯一持っている小説がアルケミストという本です。(英語の勉強用に英語版を持ってきたのでまだ読み終わっていません)その本の主人公の少年が、夢をかなえるためにアフリカへ渡ったのが、このタリファからタンジェというルートだったので、偶然同じルートになって密かに嬉しかったです。
ヨーロッパを去ると言う少しの感慨と、アフリカに対する期待と不安とともに船はタリファを出発しました。
とにもかくにも、旅の序盤戦ヨーロッパ編は無事終了しました。この4ヶ月は、この先に待っているハードな旅に向けてのいいウォーミングアップになったような気がします。英語力も多少上がってきましたし。そして、ついに、いよいよ、この旅全体での最難関アフリカ編に突入です。まずは北アフリカ諸国で、その後に待ち受ける東アフリカ縦断に向けて、もう一度、今度はもう少しハードなウォーミングアップをしたいと思います。
追伸:ボローニャでお世話になったイタリア人マルコのホームページ(少し工事中。年内完成予定)です。
http://marco.sannioprogetti.it/
さすがIT企業の社長!な仕上がりなので、よかったら一度ご覧になってみてください。