世界一周の記録

2006年8月から2008年9月まで2年1ヶ月の世界一周放浪の旅をしていました。その旅の記録です。

チベット旅行 その4(シガツェ→サガ)

2019年03月13日 20時17分10秒 | チベット
■2011年2月6日 シガツェ発、サガ泊

先日の記事に書いたとおりシガツェでは公安でカイラス観光許可証をもらうという目的があります。午前中に公安に行きましたが、ガイドの不手際で書類が揃っておらず、また、公安のFAXが壊れているということで、いったんFAXのあるホテルに書類を取りに帰ってまた午後に来ることになりました。午前中が完全に無駄に。できるだけ早くカイラスに着きたいのにこういう事が起きて、ますます気分は下がっていく・・・。そういった手続きの間、することが無いので、しかたなく、カフェでダラダラと過ごします。

チベットの典型的なカフェ


カフェには必ずちょっとした祭壇のようなものがあり、エラいお坊さんの写真が飾ってある。


カフェには、たまに、オシャレな若い女の子も来るみたい。


ガイドさん(右)とドライバーさん(左)とおかずをシェアするタイプのランチ。典型的な中華料理。美味しい。


午後に、無事にカイラス許可証は取れましたが、グゲ遺跡は入れないらしくそちらは取れず。グゲ遺跡は、最悪行けなくても良いと思っていたので、あっさりと諦めました。

当初は午前中出発するはずが、14:30にシガツェを出発。この日は、サガという町を目指して観光せずにひたすら移動します。
カセットテープのチベット音楽とガイドとドライバーのチベット語会話をBGMにただただ車窓の景色を楽しみます。

標高はかなり高くなっており、気温は低く、川は凍結している。


たびたび放牧されている牛に出会う。のどかである。


大荷物を背負ってバイクを運転するチベタン・ライダーにもたびたび出会う。


道中の小さなカフェは静かで神秘的な雰囲気。



ひたすら孤独な旅。
すると、途中ダライラマを賛美する歌がかかりました。(「テンジン・ギャンツォ」というダライラマの別名を連呼しているのでわかった)
ガイドに「ダライラマは好きか?」と聞かれたので「好きだ」と答えたら満足そうでした。ドライバーも笑顔でうなずき満足そうでした。
中国当局の締め付けによりダライ・ラマについておおっぴらに語ったりするこを禁じられているそうなのですが、やはり、チベット人にとって、ダライ・ラマは大事な存在なんでしょうね。ガイドさんは、インドのダラムサラでダライ・ラマに会ったことあるとコソコソと言っていました。

チベット音楽と車窓の風景(動画)


日が沈んでいくけど、まだつかない・・・


サガという町には夜中21:30に着きました。とても小さい町です。標高が上がったこともありめちゃくちゃ寒いです。川も凍っているし。
ホテルの水道からは水が出ません。多分、水が凍っているからなのでしょう。水の入った大きなバケツとお湯の入った大きいポットをもらえるので、まあ、何とかなりましたが、ひもじい気分になるのは避けられません。
することも無いので、すぐに寝るのですが、高山病の症状(息が苦しい、動悸が激しい、など)があり、何度も目を覚ましました。過去のエベレストトレッキングで高山病には慣れているので、深呼吸して眠りにつきましたが、疲れは溜まっていきます。
明日、最終目的地のタルチェンに無事着けるのだろうか・・・。

(おまけ)チベット音楽のMV


<続く。次はいよいよカイラスコルラの拠点・タルチェンを目指します>


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