世界一周の記録

2006年8月から2008年9月まで2年1ヶ月の世界一周放浪の旅をしていました。その旅の記録です。

パタゴニア

2007年05月19日 10時57分00秒 | 南北アメリカ

南米パタゴニアのハイライト、エル・カラファテに行きました。カラファテといえば氷河です。ペリトモレノ氷河というとても大きくて綺麗な氷河があるということで、早速行って来ました。

氷河はなぜか少し青いのです。なぜなのでしょうか?知ってる方、教えてください。

氷河トレッキングというアクティビティもしました。バカ高い金(1万円)払って。

天気はあいにくの雨。アイゼンという鉄のスパイクをスニーカーにくくりつけて歩きます。しかし、慣れないため滑りそうで怖い。そして寒い。貸し出されたレインコートが短いので、足は余裕で濡れてます。うう、寒い。。。
まあ、アイゼンをつけて氷河の上を歩くという貴重な経験ができたので、よしとしますか。トレッキング後に飲んだ氷河のオン・ザ・ロックは、なかなか良かったですし。

氷河の崩落も見えました。小さい塊が落ちるだけで、「ガガガーン」と大きな音が響いてびっくりします。しかし、濡れた足が余りにも冷えるので、下の写真を撮る頃は、半ば観光どころではなくなっています。


カラファテで泊まったのはFUJI旅館という日本人宿です。ここが上野亭に続き、最高に居心地が良かったです。管理人のyoshiさんyukoさん夫婦(なんと10年計画!の世界一周の途中。今2年目)はじめ、面白いメンバーに恵まれて、すぐに出るつもりがついつい5泊もしてしまいました。宿泊客が釣ってきた魚をさばいて刺身にして食べさしてもらったり、ラム肉でアサード(バーベキュー)したり、夜遅くまでジブリDVDを見たり、物理学(ひも理論や相対性理論など)について語り合ったり、、、全然飽きなかったです。

しかし、ウシュアイアで十分ゆっくりしたので、自分に鞭打ち移動しました。”南米のスイス”バリロチェにやってきました。山と湖に囲まれた風光明媚な場所ということだそうです。ヨーロッパ編で残念ながらスイスをパスしたので来てみました。

スイスなんですか?

まあ、確かに綺麗ですね。

ここの安宿は、過去最も眺めの良い部屋でした。ビルの11階の一室です。



余談ですが、今日は僕の32歳の誕生日です。しかし、夜中寂しく一人でネットカフェでブログなんぞを書いています(現在23時半)。そういえば、今日はほとんど人としゃべってないなあ(泣)まあ、放浪一人旅の誕生日なんてこんなものですね。。。

しかし、猫だけが誕生日を祝ってくれました。

この猫とは、丘の上の展望ポイントで出会いました。不思議なほど人懐っこくて甘えん坊で、膝の上で30分以上もゴロゴロと喉を鳴らして甘えていました。毛並みが良くて、なで心地が最高です。僕が寒さに耐えかねて立ち上がらなかったら、もっと膝の上にいたでしょう。また、もう一つ不思議なことに、この猫は左右の目の色が違うのです。右目が薄いブルーで左目が琥珀色です。こんなことってあるのでしょうか?病気なのでしょうか?

不思議な猫に祝ってもらった、ちょっと孤独でちょっと不思議な誕生日となりました。32歳はそんな1年になるのでしょうか。

「さあ、どうだかねえ」

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世界の果て

2007年05月11日 08時08分47秒 | 南北アメリカ



世界最南端の町といわれる南米大陸の果ての果てウシュアイアに来ました。思ったほど寒くも無く、雪をかぶった山と、静かに広がる海に囲まれたとても良い雰囲気の町です。曇りや雨の日が多いのですが、それが逆に「世界の果て」感を強めて良い感じです。恐れていた寒さについては、確かに寒いのですが、まあ我慢できる程度です。


ここへ来るのにブエノスアイレスから夜行バスで48時間、3300km。初めてバスで連泊しました。しかし、そのバスが日本やヨーロッパですら経験したことの無い豪華デラックスバスで、暖房・リクライニングばっちりで、乗客も少なくスペースたっぷりで、清潔なトイレつきで、朝昼夜の食事つきだし(食後のコーヒーやお菓子までも)、DVDもずっと上映しているしで、全く快適でした。モザンビークで乗ったシモイオ~イニャンバネ間の8時間の方が遥かにきつかったです。(深夜3時発で、しかもすしづめで足の感覚が無くなりかけた)つくづく、アルゼンチンは先進国だなあ、という印象です。



ここウシュアイアに今日で6日目です。ここで何をしているかというと、特に何もしていません。上野山荘という日本人のおばあちゃんが一人で経営する宿に泊まり、昼過ぎ起きてきて夕方までごろごろ読書をして、夕方に散歩がてら買い物して、夜中は他の宿泊客とワイン(安い。1リットル100円以下)を飲みながらトランプで大富豪をする、というサイクルを繰り返しています。いくつか観光スポットもあるらしいのですが、今はオフシーズンなので行く気が起きません。天気も悪いし、寒いし、宿から遠いし。しかし、周囲の景色が綺麗なので、宿の周辺をぶらぶらするだけでも十分気持ちいいです。宿の居心地も最高に良くて、ついつい滞在期間が延びていってしまいます。



唯一の観光は「世界の果て博物館」。展示物の先住民の写真。この寒い土地で裸同然。なぜ顔だけを隠すのか・・・


宿のマスコット犬トルーチャ。ものすごい甘えん坊。

「なでて、なでて。さあ、なでて。早く!」というアピール中。

尻に根が生えそうだったので、明日エル・カラファテに移動する予定です。パタゴニア観光の目玉だそうです。でも、寒いんだろうなあ・・・。

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ブエノスアイレスから南米スタート!

2007年05月05日 05時56分46秒 | 南北アメリカ

南米旅行のスタート地点ブエノスアイレスにやってきました。天気が悪い日が続いていて、気分も悪いです。体調も悪くなってきました。なので、タンゴもサッカーも行ってません。

でも、町はまんまヨーロッパという感じで綺麗で、歩いている人も大部分が白人です。活気もあります。人はみんな明るくて親切です。



ところで、上でヨーロッパっぽいと書きましたが、僕は大阪にも似ていると思うのです。特にブエノスの中心地が、梅田~難波までの御堂筋周辺に。南北に太い道路が走っていて、その両側に商業施設がずらっと並んでいて、ネオンもギラギラして、いかがわしい人もたくさんいて。

今日の夜行バスでパタゴニアの方面に向かいます。世界最南端の町と言われるウシュアイアを目指します。噂によるとものすごく寒いらしいです。ブエノスで若干防寒装備を買いましたが、大丈夫かいな。。。

ちなみにバスは乗り換え含めて40時間以上もかかるらしいです。大丈夫かいな。。。

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アフリカ最後の日

2007年05月04日 00時10分31秒 | アフリカ

ケープタウンに2週間もいながら、しょしょの事情で延び延びになっていた喜望峰観光に最後の日にようやく行きました。同行者は、ジンバブエ楽器ムビラ奏者のSさん、Aくん+Tちゃん世界一周夫婦の3人です。Aくんが国際免許証(しかし期限切れ)を持っていたので、レンタカーで行くことができました。

喜望峰に立ち、想いに耽るふりをする。(演技指導Sさん)

ケープタウンに着けた事で気分的にはアフリカ縦断は完了していたのですが、こうして喜望峰に立つ事で改めて”アフリカの終わり”と”新しい旅の始まり”を感じることができました。

喜望峰の近くには野生のペンギンを間近に見れるところがあります。


まるで山の生き物のように草むらの巣でくつろぐペンギン。

町の中心のショッピングモールで昼寝するオットセイ達。


この日同行者の3人から聞いた旅の話でとても印象に残るものがありました。


夫婦の二人はペルーでアヤワスカを経験して(シャーマン(祈祷士)の指導の下、不思議な飲み物を飲み、儀式のようなものに参加するという神秘的なイベント)、過去、現在、未来に関わるビジョンを見たそうです。しかも、自分の魂にくっついている悪いものが浄化されて、魂がきれいになり健康状態もよくなったということだそうです。その途中、精霊のようなものが自分に降りてきて、ビジョンを見た後には自分の口から出て行くところが見えたということだそうです。
アヤワスカの話は、南米旅行者からたまに聞くのですが、今回の彼らの話ほど神秘的で魅力的なことは初めてで、そういったものには興味が無かった僕ですが、俄然興味が出てきました。


Sさんには、ネパールで瞑想をした話を聞きました。10日くらいお寺に篭り、その間毎日一日中瞑想の修行を行い、その間は人と口をきくことも目を合わせることもできないという厳しいものらしいです。しかし、精神をコントロールし、肉体をコントロールし、果てには気孔の流れすらコントロールできるようになるとか。この瞑想こそが仏教の原型なのだそうです。これも、かなり神秘的ですよね。


僕が、旅行中にアヤワスカや瞑想をするかどうかは別として、この先の旅路にはそういう神秘的なものが待っているということがわかり、旅心がおおいに刺激されました。アフリカが終わり、精神的な刺激が無くなってきたところだったので、とても良いタイミングでした。


この日は、宿に日本人が多かったので久しぶりに夜中に酒を飲んで話をしました。そこで、作家パウロ・コエーリョの話になりました。彼の書いた”アルケミスト”は、出発前に英語の勉強のために英語版を買って、出発の時からずっと大切に読んで来た小説です。英語のためにすらすらと読み進めることができず、また、内容も1ページごとにとても考えさせられることが続くので、読み終わったのは結局モザンビークのトーフで、読み初めから8ヶ月後でした。おっそいな。。。


この本でよく出てくるのが、Omen(日本語では前兆、予感?)という言葉です。僕なりの解釈は次の通りです。


#万物は一つの手で作られ、起こっている全ての出来事も一つの手によって書かれている。人は、それぞれ”Personal Legend”(生まれてきた意味?)を持っていて、それに向かって進むために、周囲で起きる偶然と思える出来事の、自分に対しての意味を読み取りながら生きなければいけない。なぜなら、全ては一つの手によって書かれたことだから。全ては関わりあっているから。自分に関わる全ての事象は、自分にとってのOmenになりうる。#
(すいません、全然説明できていませんが、アルケミストを読むとよくわかると思います。)


放浪の旅では前兆や予感などに頼る事がたまにあります。アフリカ最後の日に、神秘的な話を聞けて新しい旅への刺激を受けることができたのは、良い前兆ですよね!


追伸:この最後の日の夜、ヒゲを切りました。旅行スタート以来伸ばし続けてきましたが、モザンビーク以来成長が止まったので”どこまで長くなるのか待ってみる”を達成したのと、アフリカ終了で気分的に一区切りついたので。(それに、髭が長いとチャックで挟んで痛かったりするんですよ。。。)

即席の断髭式では、宿の日本人のみんなに一ハサミずついれてもらいました。


<近況>
ブエノスアイレスにいます。近々パタゴニアやウシュアイアに向けて出発する予定です。とても寒いらしいです。寒いの大嫌いだけど、やっぱり行くことにしました。大丈夫かな。。。

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