2009年4月5日のブログ記事一覧-ギャラリー貴祥庵 ―《貴志 理の 日々の思いついたままのイメージ絵画、心に残る言葉、歳時の記録を綴る》―


めざめ5

ヨハン・シュトラウス2世 ワルツ「春の声」  

詩: リヒャルト・ジュネ

ヒバリは青空高く飛び立ち
やわらかな風がそよ吹く
その優しい、暖かい息吹が
野に牧場にくちづけをし、よみがえらせる
美しく着飾った春が目覚めると
ああ、つらいことはみんな終わり
悩みはすべて消え去るの!
痛みはやわらいで、希望があふれ
幸せを信じる気持ちがかえってくる
太陽の光が差し込んで
ああ、みんなほほえみ、そして目覚めるの!

長いこと黙っていた歌の泉も
ふたたび噴き上げはじめ
木々の間からも輝かしい
やさしい歌声が響いてくるわ!
ああ ナイチンゲールがもう
初めての歌を聴かせてくれるのね
この女王様をじゃましないように
みんな 歌はやめるのよ!
すぐに彼女の歌はもっとうまく、やさしくなるから
ああ すぐに ああ すぐにでも
ああ ああ ああ ああ!

おお ナイチンゲールの歌 甘い調べ ああ
愛に燃え立ち ああ ああ ああ
歌は鳴り響く そしてその歌は
甘く心地よく でも悲しげにも聴こえる
ああ ああ 素敵な夢で心を揺り動かす 
ああ ああ ああ ああ とても優しく
あこがれと願いを
ああ ああ ああ わが胸に抱いて
ああ この歌が私を呼ぶ声
星の瞬きのように呼ぶ声
ああ ああ 月の光のようなきらめく魔法
ああ ああ ああ 谷間を渡る
夜の静寂が消えると
ヒバリがまた歌いだす
ああ ヒバリは光の申し子
そして暗闇は消え去るの ああ!

ああ 春の声はなつかしい響き
ああ そうよ ああ そうよ おお すてきな響き
ああ ああ ああ ああ ああ そうよ

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