罪障の山にはいつとなく煩悩の雲あつくして、仏日のひかり眼(まなこ)にさへぎらず。生死の海には常時に無常の風烈しくして、真如の月やどる事なし。生を受るにしたがひて苦しみにくるしみをかさね、死に帰するにしたがひて闇(くら)きよりくらき道におもむく (一遍上人語録)
罪障の山にはいつとなく煩悩の雲あつくして、仏日のひかり眼(まなこ)にさへぎらず。生死の海には常時に無常の風烈しくして、真如の月やどる事なし。生を受るにしたがひて苦しみにくるしみをかさね、死に帰するにしたがひて闇(くら)きよりくらき道におもむく
(一遍上人語録)