2008年8月7日のブログ記事一覧-ギャラリー貴祥庵 ―《貴志 理の 日々の思いついたままのイメージ絵画、心に残る言葉、歳時の記録を綴る》―


晨16

 

 ...人間が全部滅亡してしまったときのあとの風景というのを時々思い描けるわけです。それがとてもきれいな風景なんです。何かのかげんで猛烈な風が吹いて、地上にあるものはみんな海の中へ吹き飛ばされてしまい、そのあとの、荒涼としているのか、さばさばとしているのかわからないけれども、きれいになくなったような世界というのが時々見える気がするんです

(串田孫一・辺見庸との対談で)

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