切れ切れ爺さんの徒然撮影&日記

主に寺院や神社等を中心に、文化財の撮影と紹介。
時に世の中の不条理への思いを発言していく。

《 谷村新司 氏が逝去されました・・・やはり早すぎる 》    2023.10.17

2023-10-17 23:02:00 | 日記


 既報のように谷村新司氏が10月の8日に亡くなられていたことが報道された。スマホに速報として流れて初めて知った。 74歳。日本人男子の平均寿命に約10歳近くも若い死だ。どう考えても早すぎると言えるだろう。私は少し彼よりは若いもののほぼ同世代と言っていい。青春時代から、アリスとして結成されたフォークグループの歌とともに歩んできたと言っても過言ではない。やはりアリスが解散して谷村新司氏が 1人の歌手として作詞作曲し歌を続けてきたのも、ずっと応援し続けていた。同僚の堀内孝雄氏についても同じく応援してきた。

 私が学生の頃に現れたアリスは次々にヒット曲を世に出し、その大半はメンバーたちが作詞作曲をして全国的な ヒット曲にしてきた名曲が多い。様々な歌を好きになった。一番最初にどの曲が耳に残っているのかは覚えていないが、強くインパクトに残っているのは「 チャンピオン」だ。ボクシングを描いたこの曲は実話に基づいて作られたという。不屈の精神を感じさせるこの曲になぜか、強烈に心が引かれたのを未だに覚えている。



 それ以降も様々な曲が発表されるたびにラジオから流れる曲を、当時普及しだしたカセットテープに録音して聞くのが1つのパターンになっていた。NHK FM が昼に45分間の歌謡番組を毎日放送していて、アリスなどの好きなグループが特集される時にはカセットデッキのタイマーをセットして学校へ行ったものだ。帰宅してからきちんと録音されているかを確認して、テープのケースに日付と曲名、歌手を書いて保存した。当時のカセットテープは今でも保存している。さすがに CD が登場して以降、そちらが主流になったものの最近では レコードと同様、アナログ録音が見直され家電メーカーも、一時すっかり見られなくなったラジカセと言われる、カセットテープ機能を搭載した小さなオーディオを発売している。それで聞くと数十年前の若かりし頃の様々なシーンが蘇ってくる。



 他にも多数のフォークグループなどがあり基本的に音痴な私にとっても、聞く方だけは 比較的広い分野の曲を聞いたものだ。その中でもやはりアリスというグループは特別な存在だったように思う。後にアリスが解散しそれぞれがソロシンガーとして活躍するようになってもやはり心に残る曲が多く、谷村新司氏は衰えを感じさせない。自分自身とほぼ同世代の人であるゆえか、その歌詞の内容に自分を投入することができるような気持ちにもなっていったものだ。そういった意味では近年、齢を重ねて高齢者になり聞くだけではなく、カラオケに行って歌う際にもアリスや谷村新司氏の歌はよく歌う。やはり同じ時代を歩んできたものとしては、嫌が上にも共鳴を覚えざるを得ないほどの訴求力があったんだろうと思う。

 今年に入ってから体調不良で入院し手術もして治った後には、全国ツアーも予定していたという。そういったことは報道もされていなかったし初めて知ったことだ。腸炎の手術だったというがどのようなものかは報道されていないのでよくわからない。ただ単に腸炎で死去するというのは聞いた覚えがない。それにしてもやはり早すぎる死に対して残念というしかない。高齢になっても迫力のある歌と艶がある声の響きが極めて印象的であり、中国をはじめとするアジア諸外国にもファンが多かったというのがわかるような気がする。やはり同じ アジア人としてのアイデンティティといったものが、共感を呼ぶんだろうと思う。まして 同じ日本人であればなおさらのことだ。

 月に一度、友人たちとカラオケに通っているが、これからもアリスや谷村新司氏の歌はどんどん 歌っていくつもりだ。1つの才能が消えていったというのは極めて残念だし、日本の歌謡界にとっても大きな損失だと思う。



 改めて谷村新司氏の死去に伴い、お悔やみを申し上げ哀悼の意を表します。


   (画像はニュース映像より)

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