たとえ
どんなうつしだしかた、だろうが、
どんな、うつしだしだろうが
どんなありようだろうが
それぞれが
それぞれがあり
それぞれが
ただ
ただ
うつくしい
ばかりでしかない
かのように
たとえ
どんなうつしだしかた、だろうが、
どんな、うつしだしだろうが
どんなありようだろうが
それぞれが
それぞれがあり
それぞれが
ただ
ただ
うつくしい
ばかりでしかない
かのように
たとえ
どんなうつしだしかた、だろうが、
どんな、うつしだしだろうが
どんなありようだろうが
それぞれが
それぞれがあり
それぞれが
ただ
ただ
うつくしい
ばかりでしかない
かのように
自身宇宙は
みえなき、あらゆるみえなきかべなき、
へやばかり
みえなきかべなき、はうす
ばかり
を
ながしゆく
一瞬一瞬ばかり
瞬発ばかり
かのように
いまある
めのまえにある
石たちのように
不動たるいしきかの
ごとくに
ここにありにして
ここにあらず
不動たりして
定着はせず
流動たるままに
かのように
また
意思なき不動たる石かのように
身をまかせながら
身をひいてゆく
かのように