このブログに来てくださる方はペットを飼っていない人が圧倒的に多いと思われます。です。
なのに、今回は「犬のしつけ方」について、備忘録の意もあり書いてみます。。
保健所で行われた「犬のしつけ方教室」に参加してきました。
先着60名ということなのに、この日は朝から冷たい雨が降り止まず、非常に寒い日で、出席した人は40人ぐらい。(勿体無い!)
講師のドックトレーナーは「オールドッグセンター」の藤井聡氏。
テレビなどマスコミに引っ張りだこで「カリスマ・ドッグトレーナー」といわれているこの人は、誠実な人柄で信念の人でもあった。
犬のシツケの必要性を分かりやすい言葉で、噛み砕くように話され、強い信念と毅然とした態度に、その重要性を確信した。
スライドを中心に犬の先祖をたどり、犬との接し方の心得からの講義が始まった。
犬の発祥の地は「東アジア」で、犬の祖先は「オオカミ」であるとの事。
オオカミは、狩をしても獲物を口に咥えて運ばない。
獲物の匂いで他の動物の標的になる事を防ぐため全て胃袋に収めた完食状態で子狼の居る巣穴に戻る。
お腹を空かせた子狼は親狼の口元を舐めてエサをねだる。
その刺激で、親狼は食べた獲物を吐き出す。
犬が、飼い主の口元を舐めるのはオオカミの習性から来ているそうだ。
飼い主に対しての愛情表現と思われそうだが、「早くエサを吐き出せ!」という、
立派な権勢行動(自分の方が偉いと主張する)・問題行動である。
止めさせる事。
散歩に関すること、無駄吠えに関すること、トイレのシツケ、服従行動の事など、
2時間という決められた時間をフル活用するため早口で話されたため、
その内容は濃く、多岐にわたっていた。
この日の教訓は、今後、我が家の愛犬で試していこうと思う。
しつけ方教室終了後は、区内の獣医さん4名による個別相談が行われた。
私は…竜の旋回行動と、テンカンについて、相談した。
開口一番「チワワの知能発達障害は、多いですよ」との事。
「脳障害には二通りあり、凶暴性を抑えられないものと、穏やかだが意味不明の行動をするものとがありますが…」
竜は、とても穏やかで、意味不明な行動に見えるが実は全て理に適っていて、ナルホドと感心させられる事が多い。
竜の事に対して困っている事は何もない!と、言えばウソになるが…
竜を理解できれば限りなく飼い易い。実にラクチンな犬である。
竜の問題点は少しずつ解消されているが、今、一番の懸案事項は「テンカン」である。
我が家にやってきて1ヵ月半。
未だに発生していないという事はそれほど重篤ではなさそう。
ただ、これは薬を服用していれば安心という訳ではなく、治ったとも治るとも言い切れないとの事。
ただ、何気なく出た獣医の一言に凍り付いてしまった。
「こういう仔は長生きできません」
それは、なんとなく感じてはいたものの、ドクターに言われるとやはりショック。
医学が見放しても、飼い主は見放しません。
竜には長生きしてもらいます!
保健所=殺処分 と連想される今日この頃。
我が地区の保健所は、素晴らしい企画をしてくれたと思う。
犬と人間の共生を考えると、飼い主の教育と犬のシツケはなくてはならないもの。
人間にとってストレスのない犬は、犬にとってもストレスがない。
今後も、このような企画を徹底的にやって欲しいものである。
少しぐらいの寒さ、少しばかりの雨で怯むことなく、努力しませんか?飼い主さん!
あなたと、あなたの愛犬と、地域社会と、世界の未来のために!