草津国際スキー場
大正時代に初めて出来たスキー場という、老舗中の老舗のスキー場、草津国際スキー場に行ってきました!!!
私がスキーを始めたのは、20歳のとき。
一度もスキーをしたことがなかったのに、「スキーに行こう!」という企画が友達同士で持ち上がり、当日までにスキー道具一式を揃えてしまった。
一緒に買い物に付き合ってくれた友達に「そんな揃えちゃって一回きりになったらもったいないよ」と言われたことをよく覚えている。
っと言っても、一緒に付き合ってくれた友達が誰かまでは覚えてないんだけどね・・・。あはは・・。
でも、その友達の心配は、まったく不要なものになった。
っというのも、そのあと、5~6年の間は、シーズンの度に毎回7~10回ほどはスキーに出かけたからだ。
当時スキーは、映画の影響もあってめちゃくちゃ流行っていた。
猫も杓子も、どいつもこいつもスキーにはまっていたのだ。
だから一緒に行く友達に困ることはなかった。
今週はこっちのグループと、来週はあっちのグループと、っといった具合に、毎週のようにスキー場へ出かけていた。
怖いもの知らずとは、まさにこのこと!!
まったくの初心者なのに、上級者の友達と頂上まで行ってターンの度にゴロゴロと転がりながらゲレンデを降りてきたものだ。
他のみんなは化粧をばっちりと決めサラサラヘアーを風になびかせながら颯爽と降りているなか、私だけは雪煙を舞い上げ、バシャバシャと転げまくる。
一滑り終えると、「あんた、どこでシャワーを浴びてきたの??」っと聞かれてしまうくらい全身ベショベショだ。。。
それでも、滑るのはすっごく楽しかった。
ボーゲンだろうが、へっぴり腰で笑われようがお構いなし!!
私は私の道を行くわよ~~ってな具合でゲレンデを滑降していた。
私の得意なフォームは、もっぱら「直滑降」
友達が1本滑る間に私は3本滑ってしまう。。。
今考えると、パワーに溢れていたような気がする。。。苦笑いだ。
そんな時期も一通り終え、ここしばらくはスキーに行くこともなくなってしまった。一緒に行っていた友人たちもそれぞれ仕事が忙しくなったり、結婚したり、子供が生まれたりと状況が年々変化し、昔のように遊んでいるわけにはいかなくなったからだ。
当時揃えたスキー道具もすっかりくたびれて、ここ数年は実家の納戸で眠っていた。
おととしの夏、母親に「これ(スキー道具)もう邪魔だから捨てるわよ」と言われてたのだけど、もうスキーにいくこともないだろうな・・・っという思いで「構わないわよ」っと言ってしまった。
なのに!!その冬に友人のRちゃんから「スキーにいくぞ!」と誘われた。
え~~~!!ほんと???
行きたい行きたい!!
っでも、、、板も靴もウエアもないよ・・・。
「板も靴もレンタルでいいじゃん!!」っと言われた。
ふ~~ん、その手があるか!!
んじゃ、ウエアは??
ウエアはRちゃんが貸してくれるという。
わああ~~い!!じゃあ行く行く!!
っということで、おととしの冬に久しぶりに八方までスキーに行った。
彼らとのスキーツアーは殺人的強行突破だ。
夜通し飲みまくり、そのまま4時ころに出発。
車の中でグースカピーって眠り、朝目が覚めるとそこは白銀の世界だ。
夕方4時半まで滑り続け、温泉に入って休憩する間もないまま車を飛ばして帰京する。んで、翌日は朝から仕事なのだ。
それでも、久々のスキーに私はかなり興奮気味だった!
「滑れるかなあ??」ってちょこっと心配だったけど、一度体で覚えたものは、そうそう簡単には忘れない。
何年も自転車に乗ることがないのに、久々にペダルを踏んでも自転車から転げ落ちることがないのと同じだ。
今回もRちゃんからの誘いだった。
「今年も行くぞ!」という。
わああ~い!!行く行く!!
。。。。でも。。。
スキー板や靴はレンタルでもいいけど、ウエアをまた借りるのはなあ。。。
ってことで!!前日に大急ぎでお茶の水まで行き、ウエアを購入してしまった。
わははははは!!
デザインも今風になっていて、どれもこれも可愛い。。。
今買ったら、もうしばらく(もしかしたら一生??)買うことがないだろうな。。。っと思い、デザインは流行りのものや派手な色は避けた。
本当はピンクですっごい可愛いのがあったんだけど、『歳いったら着れなくだろうな。。。』と思い、無難なデザインと無難な色のウエアを選んだ。
いまいち「私らしくない」という気持ちもあったけど、歳に勝てない。。。
くすん。
っということで、今回はニューウエアでの出動だ!
前日はなんだかわくわくして、遠足の前日の子供のように興奮気味でよく眠れなかった。くすくす。。。
朝5時に出発して、いざ草津へ!!
今日は晴天で、スキー日和だ!
今年は寒波の影響で雪質の心配はまったくない。
草津のスキー場も、ふかふかの雪でアイスバーンもどこにもなかった。
クワッドを乗り継いで、ゴンドラに乗り頂上まで一気に上る。
頂上から見える白根山の景色は絶景だった。
ゴンドラで乗り合わせた人に聞いたら、前日はどうやら吹雪いていたらしい。
ゴンドラはもちろんのこと、リフトも頂上近いものはすべて止まっていたという。
ほほお。。。ってことは、今日来た私たちは、運がイイってことよね!
ベストコンディションだ!
スキーって、晴れていると本当に気持ちがいいし、こんな楽しいスポーツって他にはないわよね、っと思えるのだけど、逆に吹雪いていたりすると、なんでこんな辛い思いまでして滑らなくちゃいけないのかしら・・・??っと思ってしまう。
要するに、天候ひとつで良しも悪しも大きく左右されてしまうのだ。
だから、天気に恵まれるのは、スキーを楽しむための第一条件なのだ。
私は草津のスキー場は初めてだったけど、友人のRちゃんは学生時代に毎年のシーズン草津でバイトをしていたらしく、スキー場には詳しかった。
なので、Rちゃんの案内でコースをあちこち滑り、ほとんど網羅することができた。8Kのダウンヒルのコースは八方のスキー場を凌ぐほどの迫力と滑り応えがある。コブコブも少なくてアイスバーンもほとんどないので、私レベルのスキーヤーでもパラレルで滑走することができるのが楽しい。
何度もいうけど、本当に天気がよく、なんと、遠くにそびえる富士山まで見えた。
これもゴンドラで乗り合わせたスキーヤーの人に聞いたのだけど、草津はあまり天気に恵まれることがなく、吹雪いていたり、曇りの日が多いという。「今日みたいに快晴っていうのは珍しいんだよ」っと言っていた。
レストハウスで昼食と休憩を2度ほど取った以外は、ずっとゲレンデにいて、スキーを十分に満喫した。
帰りは、
大滝の湯で、温泉につかり、普段使わず、ぎしぎしと悲鳴をあげている筋肉を癒しす。
草津の湯は、高温で有名らしく、たしかにお湯の温度は少し高めだった。
けど、露天は外気にさらされているので、ちょうどいい温度になっている。雪景色をみながら、のんびりとつかる温泉は格別だ。
日常のくさくさした気持ちをすっぱりと忘れさせてくれる。
って言っても、私の日常はあんまりストレスもなく、ま、どこにいてものんびりとのんきな気持ちで暮らしているいるんだけどね。。。(苦笑)
1時間ほど温泉で癒されたあと、高速を飛ばし一路家路へ!
日帰りスキーだったけど、私としては大満足!
ウエアも買ったし、今年はもう一回くらい行きたいものだわ!!!


