テケの日記帳

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美人薄命なミズアオイは気分屋さん

2018年10月28日 01時39分34秒 | 静岡市を応援する!
静岡市葵区の麻機遊水地(あさばたゆうすいち)で開催された「ミズアオイ観察会 ちらし:ミズアオイ観察会」に行ってきました。と、言っても9月29日の報告ですが。。。^^;

ミズアオイの花です。絶滅危惧Ⅱ類に指定されている一年草で、花は朝咲いて夕方にしぼんでしまう一日花ですって。まさに美人薄命。。


ミズアオイが群生している湿地帯です。案内の方が、日光東照宮の陽明門にミズアオイの透かし彫りがあるとおっしゃってました。


ウィキペディアによれば。。ミズアオイ - Wikipedia
>万葉集では「水葱」(ミズアオイの別名)として求愛の歌に詠まれるなど、人間に親しまれてきた。また、青紫色の花は染物に利用されたほか、食用に供されることもある。
>食用にする場合は、若芽や若葉を塩ゆでにして流水によくさらし、汁物、煮物、和え物に用いる。










ミズアオイは湿地帯の一年草として種が出来て土中にこぼれた後、種は休眠するそうです。そこを掘り返すなどして刺激を受けると発芽するようです。しかも、前年に湿地を天地返ししても、写真のように片方からはまったく発芽しないこともあるそうです。難しい植物ですね~。。


さて、ミズアオイの紹介はここまでです。他にも観察会で見聞きしたので載せますね。

ここは昔、麻機沼と呼ばれ蓮田の沼でした。そこを勾配のない巴川が氾濫しないように遊水地として整備されたところです。なので大雨が降ると上流にある巴川と浅畑川の堤防を低くしたところ(越流提)から麻機遊水地に溢れた水が流れ込み洪水を調整します。巴川探検マップ

さあ、この日は雨でしたが9時半までに集合して、解説していただける方とレッツゴーです。葛(クズ)が凄く多いところがありました。生命力がハンパないよね。北アメリカから切り花用として導入され、帰化植物になった花粉症のもとになるセイタカアワダチソウは迷惑だけど、葛は逆に北アメリカに渡って蔓延(はびこ)って迷惑かけてるようです。でも、根っこは食材の葛粉(くずこ)、漢方薬の葛根湯(かっこんとう)などが作られるし、秋の七草の一つとして昔から重宝されてます。ちょうど花が咲いていて、レンゲのような甘い香りがしました。


北アメリカ原産の白いマメアサガオ(豆朝顔)と南アメリカ原産でピンクのホシアサガオ(星朝顔)の花が咲いてました。初めて知ったけど身近にこんな可愛い綺麗な花があるんだね。


在来種のヤブツルアズキ(藪蔓小豆)。マメ科の花は左右相称が多いけど、ヤブツルアズキの花は左右非相称で花が左に偏って渦を巻いているのがユニークですね。


歩いて行くと何やら作業中の人々が見えるね。実はこの方たちは焼津市で菅(スゲ)の笠を作ってる人達みたい。焼津市には菅笠を作る技術が伝承されているけど材料の菅が無くて静岡市では菅笠を作る人はいなくなって菅は生えてるので提供しているようです。聞いてみると藤枝市の田中城の周囲に湿地帯があってスゲが採れたけど市街化で無くなったようです。


スゲの笠は5種類くらいあり、笠の裏は油紙で防水されています。焼津市のホームページを見ると、焼津笠製作技術を市の無形文化財に指定しています。そう言えば、静岡市の農家がお茶摘み時に使ってるのもスゲの笠だね。茶摘(ちゃつみ)の歌を思い出したよ(≧◇≦)♪夏も近づく八十八夜、野にも山にも若葉が茂る「あれに見えるは茶摘みじゃないか あかねだすきに菅の笠」♪

>スゲが自生していた元焼津の過去の生活環境から生まれた焼津笠は、貴重な地域文化の象徴で、戦前の元焼津の農家では、ほとんどの家がスゲ笠作りを副業とし、スゲの紅色による美しさと丈夫さと風通しのよさが特徴とされ、長く広く多くの人々に愛用されてきた。その製作技術は焼津の歴史・文化を語る上で大変貴重な存在であり、無形文化財として後世に保存伝承するにふさわしいものといえる。出典:焼津市/焼津笠製作技術


麻機遊水地は県内有数の野鳥観察地としても知られています。てくてく歩いて行くと蒲(ガマ)がありました。テケはガマの穂を始めて見ました。穂を切ってくれるというので頂きました。写真はガマの穂とセイタカアワダチソウ。


自然溢れる道を歩くのは気持ち良いものです。


ゴキヅルの花と実がなっていました。


ゴキヅルって口頭で聞くと変な名前です。漢字では、合わさった器(うつわ)と書いて「合器蔓」で、実(み)は確かに合器(ゴキ)の形に見えます。ウリ科ゴキヅル属の蔓性1年草で、写真のように実を持って軽く押すと蓋が開きます。種は二個入っていますが一個飛び出してしまいました。


ゴキヅルが可愛くて面白いので遊んでたら皆はどんどん先に行ってしまいました。。追いかけて行くと背の高い葦のような草で姿が見えませんww 軽い踏み跡をみて感で左に進んで行くと皆が居てオニバスが見えました。


左がイグサ(藺草)で畳表を作るのに使われ、別名はトウシンソウ(燈芯草)。油で明りを採っていた時代にはこの花茎の髄を燈芯として使ったことに由来します。現代でも和蝋燭の芯の素材として使われています。右は懐かしいカラスウリ。テケが子供の頃、熟した種を足に塗ると足が速くなるとか言われてて実際に塗るとかゆくなった記憶があります。。


野ぶどうだそうです。


以上、麻機遊水地の植物を観察してきました!

【地図】静岡市葵区 麻機遊水地第3工区


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