リルダヴァル（権田弟）、野路菊ステークス圧勝！

いやぁ、強かった！上がり３３秒２は阪神二日間（２０日・２１日）で最速です。同日“ローズステークス”のレッドディザイアでさえ３４秒０。もちろん野路菊ステークスはスローの上がり勝負になったので、４着アマファソン（松田馬主）が３３秒６、２着のコスモファントムが３３秒８と速いのですが、それでもこの馬の強さは際立っていました。鞍上の武豊は、例によってゴール前では流していましたから、追っていればタイムはもっと出ていたと思われます。スタートは早くはありませんでしたが、その後は全く危なげないレース運びで圧勝と言っていいでしょう。武豊のレース後のコメントは

「強いですね。今日初めて乗りましたけど、凄い馬でした。レース前もレース中も素直な馬で乗りやすかったし、スローペースでしたがムキになることもありませんでした。今後が楽しみな馬に乗せてもらえました」

でした。まるで、この馬でクラシックへ行くつもりのようなコメントです。昨年のスペシャルウィークを父に持つお兄ちゃんのガンズオブナバロン（中門馬主）は完全な尻切れトンボ状態になってしまいましたが、今年は本物？アグネスタキオンにガルチ（ヴェイルオブアヴァロン）の肌、常識的に判断すると、お兄ちゃんのガンズよりもさらに！ヤバいのかと思っていましたが、逆にスピード面が良い意味で強調されたのかもしれません。そうなるとスタミナの面で心配がついて回りますが、スローで流れる限りは２４００も問題ないでしょう。似たような血統のいとこ・ダノンパッション（アグネスタキオン×ウッドマン（スターズインハーアイズ））は躓きましたが、こちらは突き抜けるかもしれません。この血統は言わずと知れたウインドインハーヘア一族。つまりディープインパクトの近親になるワケですが、同じく近親になる小生のゴルトブリッツはどうなの？＼(^-^＼) (／^-^)／ソレハコッチニオイトイテ… さて今年の一番馬になりそうな勢いの“リルダヴァル”は、今は亡きアグネスタキオンの代表産駒になれるのか？権田弟馬主は悲願の初優勝を飾れるのか？次走はデイリー杯だそうです。

ところで２１日の新馬戦を逃げ切りで圧勝したスズカベラミー（アグネスタキオン×ベラミアモーレ／ストームキャット）。あのレース運びであの勝負服。そりゃ、サイレンススズカと被りますよ！母父がストームキャットですから、距離適正は短いところかもしれませんが、ちょいと気になります。とりあえず、朝日杯の有力候補じゃないですか？