また、冒頭から台風の話…台風18号は9月17日、高知県宿毛市付近に上陸。
四国縦断後、兵庫県明石付近に再上陸…またもや富山県方面へ抜けて行った。
和歌山にとっては台風の東側…強風が心配なコースだ。案の定、和歌山友ヶ島では44.7mの最大瞬間風速を観測…和歌の浦も久し振りに暴風が吹き荒れた。
近所の“コスモス”も潮風に揉まれ、見るも無残な姿に…大事に育ててきた甲斐あって、もうすぐ花が咲く…そんなタイミングでの枯死には溜息しか出ない。
「ハバヤマボクチ」 葉場山火口 キク科、多年草
台風一過の3日後、生石山に登った。事前にFさんに高原の様子を伺う…
「穂先の傷んだススキも見受けられる…」だったが、登山道に覆い被さるように倒れることもなく、出始めのススキ色は健在であった。とりわけ、背丈のある“ハバヤマボクチ” も何事も無かったかのように健在ぶりをアピールしていた。
http://blog.goo.ne.jp/kinsan130/d/20131106 (ハバヤマボクチ花)
「タムラソウ」 田村草 キク科、多年草 別称 タマボウキ 県・絶滅危惧種
http://blog.goo.ne.jp/kinsan130/d/20080909 (タムラソウ)
「ホソバノヤマハハコ」 細葉山母子 キク科、多年草 県・準絶滅危惧種
もちろん背丈の低い草花たちは、殆ど強風の影響など感じられなかった。
唯、F さんの指摘通り、花期の遅れなどの影響で、同時期に色んな草花を見ることが出来た。が、“ウメバチソウ”や野菊類はまだまだであった。
「キンミズヒキ」 金水引 バラ科、多年草
この日は生憎の小雨混りの曇天…太陽に光る“ススキ”のポイントなのだが(泣)
「ツリガネニンジン」 釣鐘人参 キキョウ科、多年草
「ウド」 独活 ウコギ科、多年草
「ツルリンドウ」 蔓竜胆 リンドウ科、蔓性多年草
「サワギキョウ」 沢桔梗 キキョウ科、多年草
数少ない“サワギキョウ”は風で倒れていた。倒れたまま花茎を持ち上げてる…この花の精一杯の根性だろうか…種子をたくさん飛ばし、子孫繁栄を願う。
http://blog.goo.ne.jp/kinsan130/d/20100907 (サワギキョウ)
「マツムシソウ」 松虫草 マツムシソウ科、越年草 県・絶滅危惧種
http://blog.goo.ne.jp/kinsan130/m/201409 (マツムシソウ)
「オミナエシ」 女郎花 オミナエシ科、多年草
「オトコエシ」 男郎花 オミナエシ科、多年草
「オトギリソウ」 弟切草 オトギリソウ科、多年草
http://blog.goo.ne.jp/kinsan130/m/200708 (オトギリソウ)
「サルトリイバラ」 猿捕荊 ユリ科、落葉蔓性半低木 別称 サンキライ
色づいて来た…これから真っ赤になる。色彩乏しい冬山の数少ない赤色だ。
「ヨシノアザミ」 吉野薊 キク科、多年草
徐々に昆虫が少なくなってく…この花の周囲はいつも虫たちの羽音が聞こえる…