生石高原・紀伊の風

紀州和歌山の季節と自然のフォトページ

ススキ草原は無事!

2017-10-01 | 季節は今

また、冒頭から台風の話…台風18号は9月17日、高知県宿毛市付近に上陸。
四国縦断後、兵庫県明石付近に再上陸…またもや富山県方面へ抜けて行った。

和歌山にとっては台風の東側…強風が心配なコースだ。案の定、和歌山友ヶ島では44.7mの最大瞬間風速を観測…和歌の浦も久し振りに暴風が吹き荒れた。
近所の“コスモス”も潮風に揉まれ、見るも無残な姿に…大事に育ててきた甲斐あって、もうすぐ花が咲く…そんなタイミングでの枯死には溜息しか出ない。 

      
         「ハバヤマボクチ」 葉場山火口  キク科、多年草

台風一過の3日後、生石山に登った。事前にFさんに高原の様子を伺う…
「穂先の傷んだススキも見受けられる…」だったが、登山道に覆い被さるように倒れることもなく、出始めのススキ色は健在であった。とりわけ、背丈のある“ハバヤマボクチ” も何事も無かったかのように健在ぶりをアピールしていた。

    http://blog.goo.ne.jp/kinsan130/d/20131106 (ハバヤマボクチ花)

        
 「タムラソウ」 田村草  キク科、多年草  別称 タマボウキ 県・絶滅危惧種

       http://blog.goo.ne.jp/kinsan130/d/20080909 (タムラソウ) 

        
 「ホソバノヤマハハコ」 細葉山母子  キク科、多年草  県・準絶滅危惧種

もちろん背丈の低い草花たちは、殆ど強風の影響など感じられなかった。
唯、F さんの指摘通り、花期の遅れなどの影響で、同時期に色んな草花を見ることが出来た。が、“ウメバチソウ”や野菊類はまだまだであった。

        
            「キンミズヒキ」 金水引  バラ科、多年草  

 

この日は生憎の小雨混りの曇天…太陽に光る“‫ススキ”のポイントなのだが(泣) 


        「ツリガネニンジン」 釣鐘人参  キキョウ科、多年草  

 

        
               「ウド」 独活  ウコギ科、多年草

 

      
          「ツルリンドウ」 蔓竜胆  リンドウ科、蔓性多年草

 

      
           「サワギキョウ」 沢桔梗  キキョウ科、多年草

数少ない“サワギキョウ”は風で倒れていた。倒れたまま花茎を持ち上げてる…この花の精一杯の根性だろうか…種子をたくさん飛ばし、子孫繁栄を願う。

    http://blog.goo.ne.jp/kinsan130/d/20100907 (サワギキョウ) 

      
   「マツムシソウ」 松虫草  マツムシソウ科、越年草  県・絶滅危惧種

     http://blog.goo.ne.jp/kinsan130/m/201409 (マツムシソウ) 

        
           「オミナエシ」 女郎花  オミナエシ科、多年草

 

        
           「オトコエシ」 男郎花  オミナエシ科、多年草

 

        
         「オトギリソウ」 弟切草  オトギリソウ科、多年草

      http://blog.goo.ne.jp/kinsan130/m/200708 (オトギリソウ) 


  「サルトリイバラ」 猿捕荊  ユリ科、落葉蔓性半低木  別称 サンキライ

色づいて来た…これから真っ赤になる。色彩乏しい冬山の数少ない赤色だ。 


            「ヨシノアザミ」 吉野薊  キク科、多年草

徐々に昆虫が少なくなってく…この花の周囲はいつも虫たちの羽音が聞こえる…



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