― 5月5日 蒜山朝景 ―
5月に入ってから好天が続いていたが、それも5日未明から怪しくなってきた。
この日から「立夏」と云うのに綺麗な夏空は望めない…ダメ元で星空を撮った広大な平地に行った。それが、見事に当たって思いもよらぬ朝焼けになったのである。
今日まで朝焼けが綺麗に現れることもなく、一応行ってみるもののハズレばかりだった。それが帰る前日に妖艶な朝焼けになるとは…神ってるのは誰ヤ!…
今日はシンちゃん、アキちゃんが姫路へ、Kちゃんが東京へ帰る日だ。Kちゃんを送って米子鬼太郎空港へ行かねばならない…その前にジャージーランドのソフトクリームをもう一度食べたいと云う…ヤレヤレ…それに、隠岐群島へ行く話は、いつの間にか立ち消えていた。…余りにもタイトで変化に富んでたからなァ…
この朝焼けだと明日の天気はダメだろう…明日の午前中も、うろつく予定だったが帰った方が賢明なようだ。中国道の渋滞を避けて3~4:00am頃の出発…それに後片付け、戸締り、ガス電気水道のチェック…しなければならない事がいっぱいだ。
― 5月5日 御机夕景 ―
米子市での昼食は探し回って、細い路地に入った老舗らしい平田屋蕎麦処を見つけた。広くはない畳の間で、メニューは3品。迷わず“ざるそば”を注文…
境港の水木ロード、米子空港…人で溢れていた。自然の中を満喫してきた者にとって、一刻も早くその場から逃れたい気分になる。途中、大山駅などに立ち寄ったりで時間調整しながら“御机”へ…ここの田んぼには昨日から水を入れていた。
西日が“御机”の棚田に射しこんでいた。未だ水のない田もあり、“貝田”より遅いようだ。余り離れてないのだが、他者には分からない事柄があるのだろう。
先ほどから丁寧に田んぼの手入れをしている…もう周りは暗くなってきた。
夕日が向こうの山を染める…あの光がこちらの田に回ってこないものか?
蒜山は雲天だったのに、大山を回わればコロッと空模様が変わる…
そろそろ作業を終えるようだ。我々もこれから蒜山まで戻らなければ…夕食買って、蒜山から20分の湯原温泉へ…疲れてる筈だけど、何故か気合が入ってる。
今回の合宿?の最後は“江府町御机”(みつくえ)の夕景となった。