生石高原・紀伊の風

紀州和歌山の季節と自然のフォトページ

夏空復活

2010-08-10 | 季節は今


広く覆っていた濃い靄がやっと消え、夏らしい朝の空が戻ってきます。東方向の大峯山系には昨日の積乱雲の名残なのか、山並みのような雲が続きます。南風が吹き雲が足早に流れます。長袖一枚重ねてちょうど好い気温です。いつものブヨ、蚊の類は全くありません。




西方向、紀伊水道上空の淡い朝焼けと淡いブルーにもグレーの雲が走ります。余りに短時間で雲の姿が変わるので、東に西に早朝から忙しいことです。


        





“山並み“を覆った“山並み”のような雲の上からの日の出までが撮影時間です。輝度の高い太陽が出るまでシャッターを押し続けます(^^ フィルムだったらこうは行かないでしょう。

7日は「立秋」「涼風至」(すずかぜいたる)暦の上では“秋”残暑の時節となりましたが、兎に角、暑い日々が続きます。皆さまには

           ― 残暑お見舞い申し上げます ―

高原の早朝は寒いほどですが、8:00Amを過ぎる頃には山の上とは思えない暑さです。風の無い日の昼前後は360°の景観どころではないでしょう(´`; “涼風至”の爽やか高原になるのは何時のことやら…しかし、街中での疲労に比べると高原のそれは、やっぱり心地よい!…

そして、ようやくと言ってよいのか台風4号が沖縄近海で発生しました。その影響?で和歌山市では久し振りのお湿り…本来なら8月では台風十数号なのですが…それにサンマの不漁のニュース…大好物が一尾千円の高値に暗~い気分になった今年の立秋です。



           「ヒオウギ」 檜扇  アヤメ科、多年草



        
              「ノギラン」 芒蘭  ユリ科、多年草



            「シシウド」 猪独活  セリ科、多年草

高原の先々でイノシシが掘り起こした“シシウド”の残骸が目に着きます。今年の猛暑がイノシシの食料事情にも影響してるのでしょうか? シシウドの花も咲き始めるのが遅かった…




白馬山系の雲がいつの間にやら入道雲に発達です。それから30分ほどで尾根を覆い、雨が降ってるのが分ります。高原の風も冷たくなり、多分こちらへ短時間で到達の筈…もう少し居たいのですが急いで駐車場へ…


        
          「カワラナデシコ」 河原撫子  ナデシコ科、多年草

先々週咲き出した“カワラナデシコ”が好調です。一株に一輪だったのがたくさんの花を付けます。“オミナエシ”も色づき、“ホソバノヤマハハコ”の蕾もあがってきました。いよいよ高原に秋の到来です。

野暮用多く2週程度お休みします。 高原の草花はバックナンバーをご参考に…


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