生石高原・紀伊の風

紀州和歌山の季節と自然のフォトページ

夏越の祓

2008-06-24 | 季節は今








6月21日は夏至でした。そして七十二候では初候「乃東枯」(なつくさかるる)の時節です。冬至の頃芽を出し、夏至の時季に枯れる草を云います。「乃東」(だいとう)は夏枯草(かこそう)の古名です。そして夏枯草は「ウツボグサ」の別称で、生石高原の麓では既に咲いてますが、硯水湿地でもあと暫くで多く見られますので、その時期にご紹介致します。

夏至は太陽が一年で最も北に位置します。高原山頂から見る日の出(17日撮影)も東向きでは最も左側からとなります。またその時刻は4時48分(国立天文台)となってますが、実際は山並みや雲などで、お日さまが顔を出すのは多少の遅れとなります。

生石山(古文書による別称・応神山)から八方を眺められた“弘法大師”は現在の“高野山金剛峰寺”を建立する場をお決めになられたと伝えられてます。もしこの時期に山頂に立たれたのであれば、まさに“日の出ずる”山を選ばれたこととなります。

右側の白馬(しらま)山系の日の出前は特に素晴らしい情景でした。真っ白の霧が尾根からゆっくり降る様子は、その静寂を尚一層強調します。残念ながら太陽が昇るとともに雲塊は消え去ってしまいました。






この位置までの道中は“お花畑”の山道です。「ノイバラ」「ウノハナ」「ガマズミ」そして「スイカズラ」と疲れを感じさせない道行きを白一色で演出してくれます。そして今朝の第一曲目はホトトギスでした。順次カッコウ、ウグイスとあいも変わらず賑やかですが、キジが間近から飛び立つのには驚かされます。




        





  
    「ヒメユリ」 姫百合  ユリ科、多年草。  環境省・絶滅危惧種

近畿より南西域に分布とありますが、乱獲や開発での環境変化などで自生地では絶滅に近い状況です。生石高原では故前田先生やIさんたちのご尽力で消滅を免れ、Tuさんたちの保護活動のお陰で毎年愛でることが出来ます。和歌山に“ヒメユリ”と言えば野草に詳しい方であればとても驚かれます。それは取りも直さず生石高原の“宝物”であり“誇り”といっても過言ではありません。

万葉の歌にも登場する“ヒメユリ”ですが、“ササユリ”などのユリ類と違って上向きに咲きます。色も鮮やかなオレンジ色で黒い斑点があります。花の寿命は2~3日で色あせます。花のない“ヒメユリ”はススキの中では見分けにくく、踏みつけ傷める恐れがあります。花のある周辺は特に注意される事をお願いしたいと思います。




        
          「ホタルブクロ」 蛍袋  キキョウ科、多年草。

2週間前に麓では咲いてましたが、ようやく高原で咲き出しました。アクセス道の道脇に咲く“ホタルブクロ”たちは山頂に向かっての季節の進行の目安となります。はっきり、そして簡単にその確認のできる有りがたい存在です。高原の“ホタルブクロ”とともに“ササユリ”の蕾が大きく膨らみます。



  



  
    「マタタビ」 木天蓼  マタタビ科、蔓性落葉木本。 別称 夏梅

疲れた旅人が“マタタビ”の実を食べて旅を続けることが出来たことからの名だそうです。しかし何と言ってもこの木は“ネコちゃん”との関わりでしょう。かの“トラ、ライオンくん”も“マタタビ”でごろごろと恍惚状態になるそうです。

紀美野町からのアクセス道の潅木林に半分ほど白くなった葉が“マタタビ”です。花の寿命は短く、散ると小さな実となります。多分今ごろは可愛い実が順序よく枝に並んでます。




  
    「ビワ」 枇杷  バラ科、常緑樹

高原の麓から中腹には、美味しそうな“ビワ”がたわわに実をつけてます。

http://blog.goo.ne.jp/kinsan130/d/20080129(ビワの花)


陰暦6月は疫病や、穀物の虫害に警戒しなければなければならない時期(花の名前より)でした。今日のタイトルの“夏越の祓”(なごしのはらえ)はこの危ない時期の無事を願ったり、海や川に入って穢れを落したりする古来よりある神事を云います。

現在でも、1年を6月と12月の2期に分って、来るべき新たな時期に入る祭り日を“忌の日”とし、6月晦日を“夏越”(なごし)と呼んでます。新暦の6月または一ヶ月遅れの7月晦日に、茅(チガヤ)で作った輪をくぐる神事(夏越の祓・茅の輪くぐり)が各地で行われます。

和歌山市山東(さんどう)地区にある伊太祈曾神社(いたきそじんじゃ)では“輪くぐり”と呼ばれて親しまれている“夏越の祓”の神事を毎年7月30~31日に行われます。神社の禰宜さんにお伺いしますと、“茅の輪”をくぐる事によって、今まで半年間のけがれを取り除き、新しい気持ちと身体になって夏場と向こう半年間を無事に過ごすことが出来るお祭りである…と教えて頂けました。

本日ははからずも“弘法大師さん”や“伊太祈曾神社さん”が登場の“神仏習合”のページとなりました。いずれにしましても、“神仏頼み”も良いですが、これからの時節は体調管理の大事な時節です。どうか皆さまも充分にお身体をご自愛なさって頂きたいと思います。


そして6月も残すところ僅かとなり、梅雨空も本来の雨続きの日々が続きますが、生石高原の草花たちは順調に次へ次へと進行してます。7月の昨年のデータでは次の通りです。

7月初旬~
   ヒメユリ?  ホタルブクロ  ササユリ  オカトラノオ  カキラン
   ウツボグサ  キヨズミギボウシ

  中旬~
   モウセンゴケ  オトギリソウ  コバギボウシ

  下旬~
   オオナンバンギセル  カワラナデシコ  キキョウ  オオバギボウシ  

固体の生育状態などで誤差が生じます。あくまで目安にして頂き、お目当ての草花の状況は“山の家おいし”℡(073)489-3586 にお問い合わせ下さい。
  
  

浅井康弘の世界 [Ⅲ]

2008-06-20 | 季節は今
         


     
      objet-04







    浅井康弘さんの作品です。








      
       objet-05












      
       objet-06






浅井康弘さんは、身の回りの素材にまた違った新しい命を吹き込み
4x5フィルムに収めてしまいます。

彼の琴線に触れる光は、一朝一夕にして見出したものではありません。
ときとしてスタジオで何回も朝を迎える、思考錯誤があればこそ
その完成度の高い作品が生まれます。

浅井さんのメモリーには、既に無限のエフェクト・ライト(効果光)が
保存されています。



末尾ながら“岩手、宮城内陸地震”で犠牲になられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。



   ― 画像の無断使用は固くお断りします。―

梅雨の晴れ間

2008-06-17 | 季節は今









芒種、末候「梅子黄」(うめのみきばむ)梅の実が黄熟する時節で、梅雨は「黄梅雨」とも呼ばれます。

先週から青空の日が多く、喜んでよいのか心配すべきかでしたが、日曜日からは再び本来の梅雨空。雲が無くなると時節柄さすがに日差しが強くなりますが、生石高原はさわやかな風が吹いてます。しかし、紫外線がとても強くこの日うっかりTシャツでうろついたので腕時計の跡がはっきりと着くほどでした。





  「コキンバイザサ」 小金梅笹  ヒガンバナ科、多年草。 県・絶滅危惧種

背丈は平均10cmあるかなしか、花の大きさは8~10mm程度の至って小さい草本です。花は陽の充分射す時間帯から開き、午後3時前には閉じる半日花と思われます。また探すのが大変で花の開いた時間帯に、それも叢を這うようにして探し求めます。花のないものを見つけるのは不可能に近い難しさです。

そのような“コキンバイザサ”ですが、生石高原の草花にハマってる“まるチャン”の観察データでは、花の咲いてる期間は以外なことに3日そこそこもある長寿なのでは?…とのことです。なにしろ“コキンバイザサ”への知識に乏しく、これからの観察課題となりました。





  苦労ばなし

“小金梅笹”が咲いていたとの連絡を貰ってその都度登るのですが、あいにくの曇天続き。午前中花が閉じて駄目なときは、時間をおいてまた昼頃見に行くといった調子で二日失敗しました。
そろそろ花期も終わるという切羽詰った思いと晴れ間のない日々が続く上、花の状況を知らせてくれるT子さんからは「アカンアカンと郷から便り」の一辺倒。“小金梅笹”に見放された思いで“ふて腐れ”て「来年、来年」と言い聞かせていると、「咲いてる~!」と現場の“まるチャン”から運命?を変えるケータイでした。

聞けば、広い高原の隅々まで熟知の“TUさん”も行くと言うので何から何まで“渡りに舟”のラッキーな日となりました。一番目の場所で先ず一株だけの小さい花を大の男が取り囲んで覗いたり写真を撮ったり、他からみれば不審者そのものです。
“まるチャン”も相当この花にフラストレーションを抱いている様子です。次の離れた場所では5株も咲いたのを見て思わず“歓声”をあげた程でした。やっと“胸のつかえ”が降りた気分と顔になり、日頃、“重き”を旨とする筈?のおっサンの“他愛なさ”をいみじくも露呈してしまいました。

午後3時前、山を降りる際にもう一度と、しんどいのに最初の一株を見に行ったのですが、花は早くも閉じてました。T子さん、TUさん、その日の予定をドタキャンのまるチャン。ありがとうございました。…こんな花知らんわ~…




  
    「サルマメ」 猿豆  ユリ科、落葉小低木。  雌雄別株

規模がそこそこの群生場所が、イノシシに荒され殆ど無くなってます。根まで掘り起こされてないので時間が経てば復元すると思うのですが、何しろ和歌山が“南限”の植物です。“サルマメ”が自然消滅の場合は温暖化の進行にとても手が付けられないのでは…


    一ヶ月前の「サルマメ」


  

    「ガマズミ」 莢迷  スイカズラ科、落葉低木。 別称 ヨソゾメ 他




  
    「タンナサワフタギ」 耽羅沢蓋木  ハイノキ科、落葉低木。 別称 シラツゲ

耽羅(たんな)を調べると、韓国の済州島の古名だそうです。




         
          「カキノハグサ」 柿の葉草  ヒメハギ科、二年草。

葉が“柿の葉”に似ていることからの名前です。東海以西に分布となってますので温暖地を好むようで、雑木林の薄暗い場所に生育します。ススキ草原の少し降った山林の一部に以前見られましたが、従来あった場所に全く無く、またその山林の著しい環境変化も無いのに一体どうしたのでしょうか。


  ちょくちょく登場の “まるチャン”

考えもしなかった、まさかの山林で“まるチャン”が十数株の“カキノハグサ”を見つけ、案内してくれました。そこには“イチヤクソウ”もそこそこ見られ、また一つ定番の観察場所が増えました。それにしても、彼の行動力と生石高原の植物への愛着には頭が下がり、Iさん、TUさんと共に頼りになる“植物のお師匠さん”です。今回の“コキンバイザサ”も諦めていた時点で“まるチャン”のデータの提供を受けてました。

今年一番の積雪で霧の深い朝。こんな生石山に登るのは我々だけとの自負を見事に覆してくれたのも“まるチャン”でした。先の見えない霧の雪中で何を血迷ったのか、硯水湿地の“ネコヤナギ”の写真を撮っていた事に加え、その“まさかの日”に親しい仲間と会えたのとが相俟って、みんなで大笑したのが昨日のように思い起こされます。

そしてまた、このブログをプリントして“山の家おいし”に来られるお客さまのため、ホルダーで読みやすく綴じてテーブルに置いて頂いてます。随分読んで下さってるようで、紙の傷み具合がそれを表してます。

彼は生石高原の自然の保護活動にも人一倍積極的で、高原にとっては掛け替えのない存在です。彼の温厚なお人柄と同じように優しく穏かな高原は、人々の癒しの場として益々存在感を増すことでしょう。“まるチャン”今後とも宜しくご指導をお願い致します。

大山蓮華

2008-06-13 | 季節は今














  
   「オオヤマレンゲ」 大山蓮華  モクレン科、落葉低木。 別称 天女の花

オオヤマレンゲが咲きました。大峯山系や霧島が知られてますが、いずれも超稀少種となってます。深山に生育するため獣害(鹿害)から守ることが難しいのも要因です。大峯山系は修験の山でもあります。修験者が山深い森で純白の“大山蓮華”に出会って感動し“天女花”と名付けたのはまことに“言い得て妙”の別名です。

ハス(蓮華)は中国では“皇帝の花”といわれます。そのような事から“深山(大山)”の“王者の花”の意と言うのも肯けます。





この花の白色は色彩表現の乏しい者にとっては“清々しい純白”としか思い当たりません。もっと素晴らしいこの白色の呼び名がある筈ですが…その美しい純白も2日後から茶系に変色しはじめ、3~4日後には花全体がドライフラワーのように茶色となってしまいます。
しかし大きな木でであれば次々と丸い蕾が開くので2週間以上は愛でることが出来ます。




  
    「イチヤクソウ」 一薬草  イチヤクソウ科、常緑多年草。 腐生植物

まだ蕾ですが、薬草として優れているので古来よりよく知られてます。落葉広葉樹林内の薄暗い場所に生育します。開花時に再度ご紹介致します。




         
          「トチバニンジン」 栃葉人参  ウコギ科、多年草。 別称 竹節人参

イチヤクソウと同じく薄暗い樹林内に生育する日本の固有種です。栃に似た葉であることからの名ですが、薬用植物でもあり特にチクセツサポニンと呼ばれる固有の含有物は“育毛剤”に配合されるそうです。別称の竹節人参(チクセツニンジン)は根が横に這い、竹のような節があることからの異称です。

たくさんの丸い放射状の花形(花序)の殆どが雄花で、真っ赤な実を付けるのは頂生(中央上)の一つもしくは2~3個だけです。赤い実をお楽しみに…但し、虫に喰われなければ…です。





  「サルナシ」 猿梨  マタタビ科、落葉蔓性木本。 雌雄別株

キウイフルーツとは仲間です。高山の山岳に生育し、太いものは直系5cm、長さは50mにもなり、吊り橋(かずら橋)に使われてました。果実はキウイよりはるかに小さいのですが、良く似た味です。サルやクマの大好物です。


タクシードライバーから子供の小遣い程度のものを受け取って悦んでる、さもしい(卑しい)官僚のことを面々と非難する積もりでしたが、その嫌悪とは正反対の清らかな“大山蓮華”と同じページ内で取り上げるのは、余りにも花たちに対して申し訳けないので止めました。ひとつだけ、お許しを頂いて述べるなら、アキバに乱入の最悪アホと、さもしい官僚との共通点はどちらも“狂ってる”…です。

棚田が光る

2008-06-10 | 季節は今







         

6月5日は、芒ある穀類 稼動するときなればなり…の二十四節気「芒種」(ぼうしゅ)でした。そして七十二候での本日は芒種の次候「腐草為蛍」(ふそうほたるとなる)の時節です。古代中国では腐った草がホタルになると考えられてました。そう言えばもうホタルの飛ぶ季節です。




  
    「ウツギ」 空木  ユキノシタ科、落葉低木。 別称 ウノハナ(卯の花)

“空木”は幹の中心が空洞になっていることからの名称です。田植え時期になると田のまわりの林や、里山の路の脇に雪が降ったように咲き誇ります。農家にとっては有りがた迷惑な草木と思われます。

別称の“卯の花”は旧暦4月、卯月(うづき)に咲くことからの名となったとあります。また唱歌にある“♪卯の花の匂う垣根に~”にある匂いはありません。この場合の“匂い”は“色合いの美しさ”の表現と解釈した方が良いようです。

“卯の花腐し”という気象用語もあり、この花をも腐らしてしまうような、シトシト降る長雨のことを言い、花の終りに花びらを散らす雨を“卯の花降し”とも呼ばれます。他に“卯の花曇り”“卯の花月夜”などがあります。このようにウツギ(ウノハナ)は古来よりとても親しまれた花であるかを窺い知ることができます。







  “ボチボチ ゆけば田も濁る”

美しい手入れの行き届いた棚田農家の爺さんと仲良しになり、「オマエいつでも来て、入ってエエでェ」と入場許可まで貰いました。一気に登ることが出来ない急勾配の細い山道の上に爺さんの棚田があります。聞けば御歳八十を超えてるとのこと。耳が少し不自由な以外は元気そのもので、この日も早くから田に入ってます。

収穫した米の金額や、農機具の値段から、政府への不満やらで米作りの話しになると軽はずみな“気休め”を言えない迫力があります。最後には「しんどい、ばっかりやョ~」。
“しかし、爺さんよォ、街にはナンにもする場も無く、殆どの人がTVの前やで~”考えようによっては、人も羨む元気な身体と恵まれた仕事場をお持ちなのですよ。
「オイ、たまに来てワイと話しして、元気くれョ~」「この辺、タヌキとイノシシばっかりやァ」

雨水は勿論ですが、この田の水の殆どが“旨い山水”を入れてるのだそうです。ここへ来るまでには、荒れ放題の棚田の跡もあります。「これしか能ないンで、せなシャーない」。

農業のことは全くの素人ですが、爺さんの汗水が報われ、あとに続く後継者にとっても魅力ある農政でもって、はじめて安心な国家と言えるのでは…と、評論家のような事を考えながら下りる坂道の途中、奥の田で作業中の爺さんに手を振ると、向こうからも手を振って返ってきた。






カキとミカン、ウメと言えば和歌山県の主要な農産物で、全国的にも名を馳せてますが、“ミカン”の花(右)が極端に少ないので、農家の方にお尋ねすると“裏年”とのことです。殆ど花のない木もあり、その深刻さのお話をされます。隔年の裏年でも今年は特に花付きが悪いのだそうです。一方“カキ”(左)は例年となんら変わりがないとおっしゃってました。




         
          「シライトソウ」 白糸草。  ユリ科、多年草。





  「ユキノシタ」 雪の下  ユキノシタ科、多年草。

雪の下でも葉が枯れないことからの名となってます。半日陰の湿めり気のある場所を好み、葉は古来より火傷、腫れ物、かぶれ等と多くの傷病に薬効があるとされ、庭の片隅に家庭常備薬としても植えられてました。また、葉の和え物や天ぷらは美味とされます。

棚田への道行きの側面いっぱいに見事な群生がありました。前面は竹や杉の薄暗い山林で、どうしてこのような場所に咲いてるのかがミステリーです。条件さえ会えば凄まじい繁殖力で増殖するように思えます。


6月に入って10日経過しました。1日に青空が覗いた他は曇天の日ばかりで、たまに雨が降るといった状況です。
生石高原では緑一面の至って健康的な情景ですが、何しろ梅雨のシーズン。雨はなくても厚い雲に覆われた日が多くなってます。“ご家族で、ぜひ起こし下さい”と言える空模様ではありませんが敢えて、雲間の草原や山並みは時として目を見張る情景に恵まれるかも知れません。