フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドの2年ぶりの2ndアルバム。トレヴァー・ホーンは"Executive Producer"としてクレジットされているが、実質ノータッチだったと言われている。これは1stアルバム発売後、マスコミから「トレヴァー・ホーンの操り人形」と揶揄されていたことに不満を持つバンドとホーンとの関係が急速に冷え切ってしまったことが一因とされている。
代わってスティーヴ・リプソンが取り仕切ったレコーディングも遅々として進まず、結果リリース時には既にブームは過ぎてしまっていた。全英チャート5位。
当初バンド側が用意していたタイトルは"From The Diamond Mine To The Factory"だったが、ポール・モーリーが"Liverpool"と変更している。邦題は「リヴァプール」。
アルバム発表後に始まったツアーではメンバー間の確執が激化。ツアー終了後ホリー・ジョンソンはバンドからの脱退を表明、バンドはそのまま解散する。
その後ホリーとポール・ラザフォードはそれぞれソロ・デビューするがFGTHほどのヒットは生み出せなかった。2003年に放送されたVH-1の番組"Bands Reunited"では久々にオリジナルメンバー5人が一堂に会したが再結成には至らなかった。2004年に行われた「トレヴァー・ホーン芸歴25周年記念コンサート」には、ポール・ラザフォード、マーク・オトゥール、ピーター・ギルが参加。不参加の二人の代替えに、ギターには前身バンド・サンズ・オブ・エジプトのジェド・オトゥール、ヴォーカルにはオーディションで選ばれたライアン・モロイが参加している。翌2005年にはこのメンバーでツアーを行った。
レーベル:ZTT/Island (UK)
1986年10月発売
Tracks
・Warriors Of Wasteland (gill/Johnson/Nash/O'Toole)
・Rage Hard (gill/Johnson/Nash/O'Toole)
・Kill The Pain (gill/Johnson/Nash/O'Toole)
・Maimum Joy (gill/Johnson/Nash/O'Toole)
・Watching The Wildlife (gill/Johnson/Nash/O'Toole)
・Lunar Bay (gill/Johnson/Nash/O'Toole)
・For Heaven's Sake (gill/Johnson/Nash/O'Toole)
・Is Anybody Out There? (gill/Johnson/Nash/O'Toole)
・(Don't Lose What's Left) Of Your Little Mind (gill/Johnson/Nash/O'Toole)
・Suffragette City (gill/Johnson/Nash/O'Toole)
Credits
Produced by Stephen Lipson
Executive Producer: Trevor Horn
Assistant Engineer: Heff Moraes
The Liverpool Look designed by Accident (A431A) and Photographed by Anton Corbijn
Music Videos
Warriors Of Wasteland
http://www.youtube.com/watch?v=nEHFGMwfqNA