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トレヴァー・ホーン関連楽曲でレコード化されてない楽曲とノンクレジットのため関与がはっきりしない作品を紹介します。
Sugababes/Overload 2004
映画『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月』(2004)の挿入歌。英国3人組女性R&Bグループ、シュガーベイブスが自身のデビュー曲「オーバーロード」をセルフカバー（最新リミックス？）している。この曲のプロデュースをトレヴァー・ホーンが担当した。映画のサントラには未収録。
Enrique Iglesias/I Just Died In Your Arms Tonight
フリオ・イグレシアスの息子エンリケ・イグレシアスによるカッティング・クルー「愛に抱かれた夜」のカバー。2005年頃トレヴァー・ホーンのプロデュース、ジェフ・ダウンズ参加でレコーディングが進められたが、スタジオ機器の故障により一時中断となった。その後発売されたアルバムには未収録なので、もしかするとそのまま中止になったのかもしれない。
Foreigner/Agent Provocateur
1984年に発表されたフォリナーの5枚目のアルバム。邦題は「プロヴォカトゥール（煽動）」。元々はトレヴァー・ホーンのプロデュースでレコーディングが進行していたが、方向性でメンバーと対立、結局ホーンは首となってしまう。メンバーはそれまでのマスターを破棄して、代わりにデュラン・デュランのプロデュースでも有名なアレックス・サドキンを雇い入れて制作を続行したそうだ。ホーンがプロデュースしたマスターは今現在も未発表のまま。
The Unwanted
1977-78年に活動した英国パンクバンド。ホーンの80年代初期のインタビューで彼らをプロデュースしたことを匂わせている。バンドは3枚のシングルを発表しているがいずれにもホーンの名前はクレジットされていない。（ラストシングル"Secret Police"がちょっとホーンっぽい仕上がり） ただバンド解散後の1979年にメンバーだったFred GardnerとJeff Boultのユニット"Gardner & Boult"のシングルをホーンがプロデュースしている。下の画像は1985年に発売された全録音収録のコンピレーションアルバム。
前年の"I Can Breathe Again"に引き続きトレヴァー・ホーンがプロデュースを担当したジョン・ハワードのシングル。こちらもAB面共にホーンがプロデュース。前作は元々ティナ・チャールズ向けに書かれた曲だったためディスコ調だったが、今作は本来のハワードらしさ溢れる曲調となっている。レコーディング自体は1978年に"I Can Breathe Again"と一緒に行われた模様。そのため演奏には引き続き、ホーンのほかブルース・ウーリー、ジェフ・ダウンズ、ルイス・ジャーディムが参加。加えてアン・ダドリーも演奏しているそうだ。
こちらもオリジナル・アルバム未収録だが、2005年に初CD化されたハワードの未発表音源集"Can You Hear Me OK?"のボーナストラックにAB面とも収録されている。
レーベル：SRT (UK)
1979年10月発売
Tracks
・Baby Go Now (Howard)
・Don't Shine Your Light (Howard)
Credits
Produced by Trevor Horn
米国人気コメディアン、タイラー・ペリーが自作の舞台劇を映画化した"Why Did I Get Married ?"のサントラ。シールやジェームズ・ブラントらのレコーディングでバックコーラスを担当しているスタジオミュージシャン、ホープ・ショーターによる挿入歌をトレヴァー・ホーンが担当。正式タイトルは"Music From and Inspired by The Motion Picture Tyler Perry's Why Did I Get Married ?"。
レーベル：TLANTIC (US)
2007年10月発売
Tracks
・Keith Sweat feat. Keysia Cole/Love U Better (Seat/Drown/Hughes/Martine)
・Babyface/Sorry for the Stupid Thing (Babyface/Simmons)
・Anita Baker/You Belong To Me (McDonald/Simon)
・Kelly Price/Why (Crump/Price)
・Gerald Levert feat. Jaheim/DJ Don't Remix (Levert/Levert/Nicholas)
・Musiq Soulchild/Betterman (Saadiq/Souldchild/Ozuna/Wooden)
・Tyrese/One (Mason/Thomas/Russell/Babbs/Griggs)
・Hope/Who Am I To Say (Shorter)
・Beyonce/Flaws And All (Knowles/Knowles/Smith/Taylor)
・Laura Izibor/Mmm... (Izibor)
・Amel Larrieux/No One Else (Larrieux/Larrieux/Tunes)
・Tamika Scott Of X-Scape/Why Did I Get Married (Magwood/Scott/Winston/Whittington)
・Michael Buble/L-O-V-E (Gabler/Kaempfert)
・Jennifer Holiday/Givin' Up (Ross/Wilson)
Credits
"Who Am I To Say"
Produced by Trevor Horn
Engineered & Mixed by Robert Orton
Drums: Earl Harvin
Percussion: Luis Jardim
Bass: Chris Bruce
Guitars: Chris Bruce, Hope
Keyboards: Jamie Muhoberac, Pete Murray, Tom King
String Arrangement: Nick Ingman
Orchestra Lead by Perry Montague-Mason
"Gardner & Boult"の2ndシングル。デビューシングルに引き続きトレヴァー・ホーンがAB面共にプロデュースを担当。前作はNew Waveな楽曲だったが今作はディスコ風。12インチシングルも発売された。
その後彼らは"The Tapes"とユニット名を変更、1980年にシングル"Life In The New City"を発表している。
レーベル：GEM Records (UK)
1979年?月発売
Tracks
・Magic Eyes (Gardner/Boult)
・Always One Love Behind (Gardner/Boult)
Credits
Produced by Trevor Horn
"Magic Eyes"
Mixed By Ral Lofting and Spencer Schiroda
Music Video
<!-- The Tapes - Life in the New City -->
Fred GardnerとJeff Boultによる英国2人組ユニット"Gardner & Boult"のデビューシングル。AB面共にトレヴァー・ホーンがプロデュース。このユニットの詳細は不明。一説には1977-78年に活動したパンクバンド"The Unwanted"の後期メンバーが独立したとも言われている。80年代のホーンへのインタビューによると、この"The Unwanted"のレコーディングにホーンがプロデューサーとして参加していたそうだ。ただし発売されたレコードでは何故かノンクレジット。
レーベル：GEM Records (UK)
1979年?月発売
Tracks
・Hollywood (Gardner/Boult)
・Nite After Nite (Gardner/Boult)
Credits
Produced by Trevor Horn
Executive Producer: Ral Lofting
"Hollywood"
Re-Mix By Ral Lofting
英国アーサー王伝説を最新の学説（異説）を元に大胆に脚色した歴史アクション大作『キング・アーサー』のサントラ。モイヤ・ブレナンが唄う主題歌「テル・ミー・ナウ」をトレヴァー・ホーンが、音楽集団「メディア・ヴェンチャーズ」のメンバー、メル・ウェッセンと共同プロデュース。スコアはハンス・ジマーが担当。邦題は「キング・アーサー オリジナル・スコア」。
レーベル：Hollywood Records (US)
2004年7月発売
Tracks
・Moya Brennan/Tell Me Now (What You See) (Zimmer/Brennan)
・Woad To Ruin (Zimmer)
・Do You Think I'm Saxon ? (Zimmer)
・Hold The Ice (Zimmer)
・Another Brick In Hadrian's Wall (Zimmer)
・Budget Meeting (Zimmer)
・All Of Them ! (Zimmer)
Credits
"Tell Me Now (What You See)"
Produced by Trevor Horn and Mel Wesson
英国パンクバンド・Lips唯一のシングル。AB面共にトレヴァー・ホーンがプロデュース。ホーン自身のプロジェクトだったBig A、Chromiumやブルース・ウーリーのバンド・The Killersをリリースした"Everblue Production"の作品。
バンドの詳細は男性4人組だったこと以外は不明。
レーベル：GTO Records (UK)
1978年?月発売
Tracks
・Say hello To My Girl (Little/Buckell)
・Be Cool From School (Little)
Credits
Produced by T.C. Horn
An Everblue Production
Arranged by Lips
開拓期の米国西部を舞台に、伝説の野生馬と人間との厚い友情を描いたアニメーション映画『スピリット』のサントラ。ハンス・ジマーのスコアとブライアン・アダムスの歌を収録している。アダムスが唄う1曲"Sound The Bugle"をトレヴァー・ホーンがギャヴィン・グリーナウェイと共作。またジマーからの謝辞の中にホーンの名前が掲載されている。ギャヴィン・グリーナウェイはジマー作品には欠かせない指揮者で、ジマーが率いる作曲集団「メディア・ヴェンチャーズ」のメンバー。全米チャート40位、全英8位。
正式タイトルは"Spirit - Stallion Of The Cimarron Music from The Original Motion Pictures"。邦題は「スピリット～オリジナル・サウンドトラック」。
レーベル：A&M (US)
2002年6月発売
Tracks
・Here I Am (Ebd Title) (Adams/Peters/Zimmer)
・I Will Always Return (Adams/Lange/Zimmer)
・You Can't Take Me (Adams/Greenaway/Lange)
・Get Off My Back (Adams/Kennedy)
・Brothers Under The Sun (ADams/Jablonsky/Peters)
・Don't Let Go (With Sarah McLachlan) (Adams/Greenaway/Lange/Peters)
・This Is Where I Belong (Adams/Lange/Zimmer)
・Here I Am (Adams/Peters/Zimmer)
・Sound The Bugle (Greenaway/Horn)
・Run Free (Zimmer)
・Homeland (Main Title) (Zimmer)
・Rain (Zimmer)
・The Long Road Back (Zimmer)
・Nothing I've Ever Known (Adams/Kennedy/Zimmer)
・I Will Always Return (Finale) (Adams/Lange/Zimmer)
Credits
"Sound The Bugle"
Produced by Gavin Greenaway
