「グッバイ・ガール」 NYっぽい！

ちょっと前の映画だけど、ロマンチック・コメディでオススメ、と
聞いていたので、レンタルして観てみました。

「グッバイ・ガール」The Goodbye Girl
監督：ハーバート・ロス（「マグノリアの花たち」「摩天楼はバラ色に」）
脚本：ニール・サイモン（「おかしな二人」「あなたに恋のリフレイン」）
主演：リチャード・ドレイファス（「オールウェイズ」「張り込み」）
　　　マーシャ・メイソン（「ステラ」「アイ・ラブ・トラブル」）

ニューヨークに暮らすシングル・マザーのポーラ。
いつもハンサムな役者に惚れては捨てられる、恋愛運のない人。
出て行った彼が勝手に契約した、アパートの新しい借り手、エリオットが
雨の夜押しかけてきて、強引に同居することに。
彼もまた　舞台俳優だった・・・。

もう25年以上も前の映画なので、その古さは否めないとして、
テンポよく、味のある台詞の応酬は面白かった！
気が強いけど　寂しがりやで可愛いとこのあるポーラと、
役者バカで舞台の前にはカリカリしちゃうけど、優しいエリオット。
そして、おしゃまで生意気なポーラの娘。
アパートのシェアって楽しそうだなー。

マーシャ・メイソンは当時。ニール・サイモンの奥さんだったということで
とても魅力的に描かれてます。
リチャード・ドレイファスはこの映画でアカデミー賞主演男優賞を
獲得してます。
ちょっとテンション高い、暑苦しい感もありますが、
静かで優しいシーンとのギャップがよかったな。
ヒゲ面でむさくるしいんだけど・・・。

ニール・サイモンは、アカデミー賞でも脚本・脚色賞を４度獲ってます。
マシュー・ブロデリックが”ニール・サイモンの秘蔵っ子”と
呼ばれていたので、何本か映画を観たし、戯曲集を図書館で借りて
読んでみたりもしました。
ニール・サイモンは　ニューヨークと舞台の世界を　
こよなく愛しているんでしょうね。
現在もブロード・ウェイで上演中の「スイート・チャリティ」も彼の脚本。
（ブリトニー・スピアーズが出演するかも？なんて噂を聞きました）

映画版はシャーリー・マクレーン主演。（未見なので観てみたい！）

三谷幸喜さんもニール・サイモンがお好きなんでしょう、
劇団が”東京サンシャイン・ボーイズ”です。

人情味あふれる　優しいコメディ、オススメどおり私の好きな映画でした。