「マイアミ・バイス」 コン・リー・・・

あんまり評判が芳しくないこの映画。
オリジナルのドラマは見たことありません。

「マイアミ・バイス」(Miami Vice/2006年・アメリカ）

マイアミ警察特捜課の捜査官、ソニー（コリン・ファレル）と
リカルド（ジェイミー・フォックス）が、
南米の世界的犯罪組織に潜入捜査し、
ドラッグ密輸の情報漏えいの素を探る。

「コラテラル」に続いて、なんか画面が暗いです。
夜のシーンが多いから仕方ないんだけど。
でも、心配してたほどダレダレでもなく、
私は眠くなることもなく観られました。

コリン・ファレルはヒゲと長髪のおかげで
濃い眉がいつもほど目立たずにすみました。
そのぶん、ジェイミー・フォックスの一直線な
マジックで塗ったような髪形が気になって仕方なかったのだけど。

今回は脇役で「オペラ座の怪人」のフィルマン支配人と
ジャスティン・セロー（最後に撃たれていた人です）が
出ていたのが、私としては嬉しかったです。

・・・ってどうでもいいことが気になるというのは
映画がつまらなかった証拠なんでしょうか？？

ストーリーは　まぁ、最後まで緊張感あったんですが、
潜入捜査に関しては全くバレることなく、
案外簡単なのか、準備が緻密なのかよくわかりません。
一連のこの捜査活動も　一体どうなったのか
派手な銃撃戦のおかげでうやむやのうちに・・・。

まぁ、今回の一番の問題は
コリン・ファレルとコン・リーの恋愛部分でしょう。
いきなりソレはないやろー！節操ナシめ！
もしかして　「００７」といい、お色気部分は
こういう映画のお約束なのかな。
それにしても、無駄に長いよね、ラブシーン。

コン・リー、とてもキレイな人です。
儚さの中に芯の強さがあって、「SAYURI」
以降　ハリウッドからのオファーが続々なのもわかります。
でも、この映画では　イメージが合わないなぁ。
大ボスの女にして”ビジネス・ウーマン”にしては
ちょっと弱い気が・・・。

ビジュアル的にも、そんなに魅力的に見えなかったです。
ふと、ハリウッドにおけるアジア系女優のイメージって
みんな似たようなもんなんじゃないかなぁ・・・と
思ったりして。
日本人の私が　白人の欧米人の人種がわからないのと同様
中国人も韓国人も日本人も　なんとなくエキゾチックで
華奢で可愛いって感じなのかな？？
ルーシー・リューもサンドラ・オー（「サイドウェイ」）も
コン・リーも一緒に見えてるんじゃ・・・・？？？？

それにしても、コン・リー、
次の作品は「羊たちの沈黙」のハンニバル博士の
若き日を描いた映画で
ハンニバル青年のトラウマを癒す
紫式部の子孫のミステリアスな日本人美女
・・・って一体・・・。