目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

9月に読んだ本

2012年10月02日 | 読書

2012年9月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:3295ページ
ナイス数:173ナイス

お菓子手帖お菓子手帖感想
長野さんの本はほとんど読んだ記憶がないのだけど、懐かしいお菓子がいろいろ出てきて嬉しかった。「HONEY」のお菓子!!かわいいものを売ってる雑貨屋さんにあったよなぁ・・・包み紙が可愛くて好きだった。余談ながら、長野さんが勤めていた会社が私と同じ(年代と支店はもちろん違うけど)だったことを初めて知って驚いた。
読了日:9月30日 著者:長野 まゆみ


大奥 8 (ジェッツコミックス)大奥 8 (ジェッツコミックス)感想
この分厚さ!でもあっという間に読んでしまった。吉宗と久通・・・名場面ですね。ああこの秋のドラマ&映画が楽しみ!(←堺雅人ファン) 12月に9巻が出るのも嬉しい!
読了日:9月28日 著者:よしながふみ


森の家森の家感想
千早さんの妖しいファンタジーの雰囲気が好きなので読んでみましたが、今までとは少し違った物語でした。佐藤さん、まりも君、みりちゃん、私はこの3人の誰にも惹かれることはないし、彼らの寂しさも理解はできないけれど、暗い森に引き込まれるように最後まで読んでしまいました。最後には希望が見えてよかった。うん。
読了日:9月28日 著者:千早 茜


きみはいい子 (一般書)きみはいい子 (一般書)感想
胸が締め付けられるような悲しい話だった。「桜が丘」という新興住宅地を舞台にした、子供への虐待を描いた短編集。桜が丘。幸せそうで美しい名前はまるでとってつけたような、醜いものをウソで塗り固めたよう。そんなふうに、外面はいい親を演じていても、人に見えないところで子供にひどいことをする大人たち。自分のお腹の中で人間になって、痛い思いをして生んだ子供なのに。でも、実際、自分が子育てをしていく中で、虐待する親の気持ちが全くわからない!とは言い切れない。(続く)
読了日:9月26日 著者:中脇 初枝


夏の力道山夏の力道山感想
働く主婦のリアルな日常。リアルすぎて下世話な気もしたけど、面白かった。旦那が自由業ってのは大変だろうね・・・。こんな毎日が私にはとても無理だと思ったから専業主婦やってるわけですが、それはそれでイロイロと大変なコトもあり。自分にハッパかけてやっていくしかないよね。
読了日:9月24日 著者:夏石 鈴子


けむたい後輩けむたい後輩感想
柚木さんの本は、女の子たちの華やかでこわーい世界が描かれていて、他人事として読むぶんには面白いのだけど・・・。悪女ぶってる栞子より、真実子のような子がタチ悪いのかもしれないね。女子たちよ、たくましく生きていってください。(それに比べて栞子に絡む男どもの情けないこと!!)
読了日:9月24日 著者:柚木 麻子


白ゆき姫殺人事件白ゆき姫殺人事件感想
美人OL惨殺事件の真実を、本文中に出てくる週刊誌の記事やネット(ツイッター風のものやブログ)を交えて読ませる手法がいかにも今の世の中っぽくて面白かった。誰かの思惑で世の人々を操ることなんて簡単なんだ、と思うと本当に恐ろしい。(それが実際いじめに使われたりするんだからね・・・) あの人の本性が描かれる終盤、”そうか!やっぱりね!もっと読みたい!”と思ってしまった自分が情けない。そういう湊さんの黒さに今回も操られてしまった。ところで、おまじない雑誌・・・「マイ・バ●スデー」、中学生の頃読んでたなぁ。
読了日:9月19日 著者:湊 かなえ


それもまたちいさな光 (文春文庫)それもまたちいさな光 (文春文庫)感想
いつもの角田さんと雰囲気の違う小説だなぁと思いながら読み、あとがきの対談(アナウンサーの小島さんと)で、ラジオドラマの企画モノだと知りました。少し物足りなかったけど、これはこれでよかったかな。恋愛って本当に消耗しますよね・・・心身ともに。たぶん、仁絵と雄大のような関係が、ずっと一緒にいて楽で幸せなんだと思う。いい夫婦になるんじゃないかな?
読了日:9月17日 著者:角田 光代


海月姫外伝 BARAKURA~薔薇のある暮らし~ (ワイドKC)海月姫外伝 BARAKURA~薔薇のある暮らし~ (ワイドKC)感想
買うのどうしようかなーと迷ったけど、面白かったわー!韓流ファンってバカにされがちだけど(個人的所感)、「SATC」にハマってマンハッタン巡りに興奮する女性グループとそう変わらないよね。普通に”韓国旅行記”として読んでも面白いんじゃないか?まだ行ったことないけど、行ってみたくなったもん(笑) いるよねー川上さんみたいな人・・・。韓流にハマったオバサマの一人、わが母にも読ませようかと思う。
読了日:9月16日 著者:東村 アキコ


海月姫(10) (KC KISS)海月姫(10) (KC KISS)感想
月海とシュウシュウに心温まる。でも、魔法使いにも頑張って欲しいんだよなー。花 森さんとニーシャの登場シーンが少なかったのが残念。
読了日:9月14日 著者:東村 アキコ


神様のカルテ 3神様のカルテ 3感想
前の2作は、”あざといなぁ・・・”と思う気持ちと、感動して涙してしまうところが半々で斜に構えて読んだのですが、3作目にきて、ああ、やっぱりこの物語は素直にいいお話なのかもしれないなぁ、と感じられました。それは、小幡先生の登場が大きいのかもしれない。(この人にも、それなりの背景があるわけですが)キレイごとだけじゃない現実もあるだろうけど、この登場人物たちのようなお医者様がいれば本当に素晴らしいと思う。(コメント欄に続く)
読了日:9月12日 著者:夏川 草介


月と雷月と雷感想
直子と智のような人生、私には全く想像つかないけれど、読んでいると理解できるような気もする角田さんの読ませる力はすごい。なんか、こんなふうに”なるようにしかならない””人の厚意は利用できるだけ利用して、とにかく生きていければそれでいい”みたいな生き方、それはそれで辛い事もあるだろうけど、気楽でええなぁ・・・と、世間の常識や”普通である(とされる)こと”からはみださずに生きていくのが当たり前、と思って生きてきた自分は呆れ半分そう思う。こんな人生を送っている人、きっとホントにいるんだろうな。そして、そういう人た
読了日:9月9日 著者:角田 光代


窓の魚窓の魚感想
大好きな西加奈子さんだけど、この本は最後までモヤモヤする気持ちのままで救いがなく、しんどかった。4人の心の中にある感情が全くわからない、とは言い切れない。ここまで堕ちていなくても、たとえば、自分より弱いものに対する哀れみのような優越感のような感情、本音では否定できない。なんだか煮え切らない感想ですが・・・。考えてみたら、西さんのどの著作でも登場人物の過去はヘヴィーで、暗い影があるんだよなぁ。もがきながら生きてる、というか。
読了日:9月6日 著者:西 加奈子


結婚結婚感想
これまた怖い話だった・・・。結婚詐欺師の話。たぶん、どうってことない男なんだろう。そいういう事件をニュースで見たら、”なんでこんなのに騙されるのかな??”って思うような。人の心に付け入る、天賦の才能があるんでしょう。文中のエッセイ教室では”真実イコール事実ではない”と講師は言い、詐欺師の女は新聞の読者投稿の嘘を探す。世の中は、自分が望むようにしか見えないのかもしれない。何が真実なのか、見てみぬふりをしなければ、生きていくのが辛すぎることもある。
読了日:9月4日 著者:井上 荒野


カソウスキの行方カソウスキの行方感想
津村さんの著作リストを見て「カソウスキ」ってなんだろ・・・とずっと思っていたんだけど、そういうことか!(笑)彼女の語り口は私のツボにとてもハマります。世の中を斜に見てる感じ、すっとぼけた感じがとても好き。働く大人の日常ってこんなもんだよね。恋といってもすべてが光り輝くロマンチックなものではないのです。
読了日:9月3日 著者:津村 記久子



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