目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

「鴨川ホルモー」 京都の夏はそりゃもう暑苦しいのだ

2010年08月13日 | 映画タイトル か行
原作が面白く(感想は→コチラ
”コレは映像で観る方が面白いかも”と
思っていた映画、WOWOWで観ました。

「鴨川ホルモー」(2009年・日)

京都の大学生たちの間で長い歴史をもつ
伝統的競技、”ホルモー”。
怪しげな用語とゼスチャーで
鬼・式神を操り戦わせるというゲーム。
はからずもそんなサークルに参加してしまった
主人公・安倍のセイシュンの日々を描く・・・。

ははは バカバカしくて面白かったですよ。
でも、原作の面白さを描ききれてなかったのが残念。
肝心のホルモーのルールや、紅白戦の意味が
わかりづらいんじゃないかなぁ???

安倍の恋物語に焦点あたってて。
まぁ、ホルモーのシーンを映像で観るのは面白かったけど。
(振り付けはパパイヤ鈴木氏)
映画だけの方には原作もオススメします。

以前、WOWOWで舞台版(!)を観たこともあります。
あれはあれで工夫されてたんだけどね。
でも、さらに大学生のヨタ話そのまんまなお芝居で
セリフも聞き取りづらくてイマイチでした。

その時主人公の安倍を演じていた彼が、
映画ではライバルの芦屋役というも面白い。

安倍は山田孝之・・・ってこんな小汚かった???
(万城目氏のエッセイによると、
実物はそりゃもう男前でオーラでてた、というが)
凡ちゃん役の栗山千明ちゃんの不思議キャラが
なかなか愛らしかったです。

高村が住む学生寮がエライことになってましたが、
前にテレビで観た百万遍寮はまさにあんな感じでした。
あそここそ、魑魅魍魎が住んでいそうです。

万城目さんと中高生ファンとの交流会で
”代替わりの儀で奉納する「レナウン娘」の踊り、
知らないので歌ってください”という質問がありました。
さすが・・・若いねぇ(笑)
それはこの映画を観てください。バッチリです(笑)
ここ、原作では声出して笑ってしまったなぁ。

鹿男・ホルモーに続き「プリンセス・トヨトミ」も映像化。
楽しみです。

余談ですが、「CREA」の読書特集で
万城目さんと森見さんがそれぞれ別に
旅エッセイで出ていたので見てみたら、
森見さんが小ぎれいになっていたなぁ~(笑)
万城目さんはもちろん平城遷都1300年祭レポです。
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