黄金町バザール2020-アーティストとコミュニティ-。
会期は9月11日~10月11日と11月6日~11月29日。
大岡川沿いの黄金ミニレジデンス。
黄金ミニレジデンスC。
「サーカスのあと」:秋山直子。
黄金ミニレジデンスDウィンドウ。
「ひとりになった町でのアクション、第1章:重たいハードル」:さくらアリス。
黄金ミニレジデンスE。
「ローランスの小さなアトリエ」:ローランス・ベンツ。
去年ここのアーティストインレジデンスでドイツから来た彼女は、日本も黄金町もたいそうに気に入って楽しそうだった。たぶん今年もそれは同じだろうけど、コロナ禍が影を落とす。
黄金ミニレジデンス0。
「楽しい町が あった ある」:阿川大樹。
暗幕の向こうに入る。
この黄金ミニレジデンスも売春宿だった。
水運をいかした大岡川沿いの問屋街だったこの町は第二次世界大戦敗戦で大きく様変わりした。
高架下には250もの売春宿がひしめき800人もの女性が春をひさいでいた。
問屋街だった頃の町を取り戻そうと運動が始まり、2005年1月からの神奈川県警の24時間パトロールが功を奏し売春宿は激減し消滅した。
けど、無くなってみれば戦後~21世紀頭まで風俗街として生きてきた町はがらんどうになっていた。
文化芸術の町作りが始まり、今ではアーティストが集い至る所に作品があふれる町となったのだ。
狭い狭い階段を二階へ。
覗き窓から覗く。
階段は表と裏もつなぐ。
裏のドアにも覗き窓。
-楽しい町が あった ある-
ここの暗がりで容赦なく蚊に襲われた。元々藪蚊の多い場所なのだ。
痒い痒いと逃げ出すように表へ出てみれば花が咲く。