コロナ禍ながら開催にこぎつけた黄金町バザール2020-アーティストとコミュニティ-。

会期は二期に分かれている。
一期は9月11日~10月11日で、黄金町とその周辺で活動するアーティストの作品が展開した。
二期は11月6日~11月29日で、主に海外のアーティストを招いての展覧会の予定だったのだが、この状況で渡航がかなわず海外組はオンライン参加となっている。
一期の時は青々としていた大岡川の木々の葉っぱはすっかりと紅葉。
本当に綺麗だ。この並木は春は桜で秋は紅葉という実に贅沢な場所だったんだ。




今日むかった会場は、黄金スタジオ会場。

当初の予定では、この会場でRL+NMの作品が展開するはずだった。
リコ・レオンとナターシャ・ムインがマレーシアから来日して、地域住民との協働で作品を作り上げることで、他者が関わる創造性の可能性をさぐるはずだった。




渡航制限で来日できずに形式を変更。
木版画のチュートリアル動画を制作して、その動画を参考に会期初旬に1日10名が参加できるワークショップを実施して、計50人で6メートルのキャンパスに協働作品を作りその作品をそのまま展示する。
チュートリアル動画。

しずく形の版木に彫刻刀で彫り試し摺りした後にキャンパスに摺る。



彼の専門は金属なのだけど急遽版画講師。


参加費用無料。持ち物無し。募集は作品が出来上がるまで14時5人と16時5人。当日受付。
版画なんて小学校以来じゃないかな?

説明をうけて下絵を描いてみる。

我ながら幼稚園児並みだ。

ちらりと見れば先生の方は、版画はよくわからないんですけどとか言いながらサラサラと描いた下絵のコンセプトの説明までしてくださる。さすがだ。



この間行った谷保天満宮さまのおかがら火のこととか時折おしゃべりしながらも、黙々と手を動かす。マスクにソーシャルディスタンスでの意思疎通はなかなかに大変だ。
ほんとは可愛いおめめを入れたかったのだけど技術的に無理。

先生にインクの調整してもらってキャンパスに。


もっとこうグリグリと!


なんか参加できましたm(_ _)m

気が付けばスタジオの窓にも紅葉。
とっても楽しかったけど、RL+NMは何を伝えたかったんだろ?私は彼等に何を伝えたかったんだろ?
疫病下のもどかしさ。
