復元された東京駅丸の内駅舎ドームの回廊は東京駅丸の内駅舎の歴史回廊。









たぶん私たちに一番馴染みがある東京駅って復元前だと思いますと東京ステーションギャラリーのキュレーターさんがおっしゃった。
ああ確かに!
東京駅丸の内駅舎は、大正3年(1914年)に竣工した。
関東大震災での被害はほとんど無かったけど、第二次世界大戦の空襲で被災し3階部分を失い、昭和22年(1947年)に再建された。
再建当時はほんの数年の仮設の予定だったらしいが、実際には2007年(平成19年)の復元工事開始まで60年にわたって使用されてきたのだった。
この60年間のドーム天井は、ドーム内部の焼け残ったレリーフ等を内部にそのまま残してジュラルミンで覆った天井だった。

復元された今のドームと比べると、ほんとに味も素っ気もない戦後の復興工事。


でも東京駅が開業してから一番長く使われた駅舎は復興駅舎。
様々な人たちが様々な思いを抱えてここから改札へと向かい改札から出てきた。

復元にあたって60年間使われた天井が床に描かれた。
壮大なオマージュ。
