今日は、というか正確にはたぶん昨日から始まっていたんだと思う。
なんかトイレの床が濡れてるな?なんだろ?で拭いていたら、ポツリと顔に水滴が落ちてきて、見上げたら天井付近から水が落ちてくる。
ザザッと落ちて来るのではないけど、ぽたりぽたりと、でも絶え間なく湧き出るように水滴が落ちて来る。
とりあえず使い捨て雑巾代わりにした後に捨てるつもりだったボロ布を敷き詰めた。

集合住宅の管理会社に連絡して設備工事屋さんを待つ。
それでも生理現象は容赦ない。
傘をさして用足し。

この集合住宅は築35年ほどになるのだろうか。
こういう建築物は築30年を越えるあたりから劣化著しくなるというけど、ほんとだ。
私はボロビル、じゃない、近代建築を愛してやまないけど、あちこちで伺う通りに内部から崩壊していくものなんだな。
原美術館が取り壊しになったのもわかる。
傘の下で実感した。
設備工事屋さんが来て、ウチと上階を行ったり来たりしながら水道メーターチェックから始めて色々と調べた。
トイレの天井あたりを通る給水管の経年劣化によるヒビからの漏水と判明。
上階で工事音がして二時間ほどで水はとまった。
やっぱりそうだったんだ。
そしてなんかゾッとした。
首都圏でも空き家が増え続けている。
中途半端に住人がいる中古集合住宅が一番厄介かもしれない。
分譲であれ賃貸であれオーナーの懐具合がいつまでも裕福とは限らない。
点検も大規模な改修工事もできず、取り壊しもできない。
経年劣化してヒビが入った管から漏水していても、水道メーターがまわらない微量。
もしその管の下の部屋に住人がいなければ誰も気がつかない。
ひそやかに水滴は壁を伝い床に溜まり下へ下へとむかう。
その水によってやがては建物内部の構造物が朽ちる。。
そんな建物が増えていくなんていうはかなり恐ろしい未来図。
それが超高層ならそうとうに恐ろしい未来図。
ま。。
さて。
ボロ布どうしようか?
母の溜め込んだゴミと格闘してると、明日はゴミの日なんだしさっさと捨てようと思うのだけど、こういうことがあると、洗濯してとっておいた方がいいかな・・・
そういえば母は口癖のようにボロ布はすぐに捨てるものじゃないといっていたな。。
洗濯機に放り込む。

明日は晴れるのかな?
